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可用性監視の仕組み

CA Application Delivery Analysis は、パッシブ データ観察を通じてユーザ定義アプリケーションの可用性を追跡します。 アプリケーションの可用性を判断するため、監視デバイスは、アプリケーションに割り当てられている各サーバ上の IPv4 ベースのクライアント アクティビティを観測します。

可用性の監視には、以下が必要です。

監視デバイスが 5 分間隔でサーバ上のアプリケーション ポートへの不十分なユーザ トラフィックを観測した場合、監視デバイスはアプリケーションにアクティブなリクエストを作成することにより可用性を検証します。

可用性基準

説明

成功した TCP トランザクションが 10 未満

5 分の間に、アプリケーション ポート上で成功した TCP トランザクションが 10 未満である場合、監視デバイスは積極的にアプリケーションの可用性を確認します。

拒否されたセッションが 10% を超える

アプリケーション ポートが 5 分の間に 10% (以上)の接続リクエストを拒否した場合、監視デバイスは積極的にアプリケーションの可用性を確認します。

監視デバイスは、サーバ上のアプリケーション ポートに TCP SYN パケットを送信することにより、積極的にアプリケーションの可用性を確認します。 ポート範囲によって定義されたアプリケーションについては、範囲内の最初の 8 つのポートそれぞれで接続が試行されます。

監視デバイスがアプリケーション サーバから SYN-ACK パケット レスポンスを受信しない場合、以下が発生します。

負荷分散されたアプリケーションについては、割り当て済みの各サーバ上のアプリケーションの可用性を確認する代わりに、割り当て済みサーバの最小数に基づいてアプリケーションの可用性を評価するよう選択できます。 たとえば、ロード バランサが最低 2 つから最大 5 つまでのサーバの間でアプリケーション トラフィックを配布する場合、アプリケーションが少なくとも 2 つのサーバ上でアクティブであることが正常です。 アプリケーションを「使用可能」と評価するには、5 つのサーバのうち少なくとも 2 つで許容可能なアプリケーション アクティビティが発生する必要があります。 負荷分散されたアプリケーションが「使用不可」と評価された場合、どのサーバが使用可能であるかを判断するため、割り当てられた各サーバの可用性が確認されます。

詳細:

サーバの可用性の確認