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概要

クォータにより、グリッド管理者はコマンド ライン インターフェース(CLI)のコマンドを使用して、グリッド上のユーザまたはグループへのリソースの割り当てを制限できます。 クォータが定義されていると、特定のユーザまたはグループが所有するオブジェクト(アプリケーションまたはカタログなど)は、そのユーザまたはグループのクォータに準拠します。 グリッド管理者は、以下のタイプのリソースに対して、使用を抑制するための制限値を割り当てることができます。

クォータを作成または変更できるのは、グリッド管理者だけです。 その他の CA AppLogic® ユーザはクォータ エントリの表示またはリスト表示のみを行えます。 デフォルトでは、ユーザとグループにはリソース制限の定義がなく、制限もありません。

グリッド管理者がユーザまたはグループに割り当てることができるクォータは 1 つだけですが、1 つのクォータにゼロ以上のリソース制限を含めることができます。 また、クォータはグリッド上で使用可能な実リソースによって制限されます。 たとえば、CPU クォータとして 40 を設定しても、グリッド上で使用できる CPU の合計数が 20 しかないこともあります。 この場合、40 という CPU クォータの定義は、単純に、このプリンシパル(またはその子)が 40 を超える CPU (およびバーストが定義されている場合はバーストを含む)は使用できないという意味になります。

システムが制限するのは CA AppLogic® リソースの割り当てだけであることに注意してください。 制限は、これらの割り当てが行われた時点で適用されます(たとえば、アプリケーションの起動時またはボリュームの作成時などです - 完全なリストは「クォータが適用される操作」を参照してください)。 アプライアンス内のリソースの割り当て(CPU、メモリ、ディスク容量、および帯域幅使用量)は、クォータによる制限を受けません

注: クォータは、所有者があるオブジェクトにのみ適用されます。 所有者なしのオブジェクトを作成できるのは、グリッド管理者だけです。

このセクションには、以下のトピックが含まれています。

クォータ警告およびバースト レベル

クォータが適用される操作

クォータ メッセージ