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アプリケーションをマイグレートする方法

オペレータとして、あるグリッドから別のグリッドにアプリケーション インスタンスをマイグレートできます。 マイグレーションは、あるグリッドから別のグリッドにアプリケーションを移動するプロセスです。 マイグレーションは、どのポイントにおいても 1 つのグリッドのみを必要とするインポートとエクスポートとは異なり、ソース グリッドとターゲット グリッドを必要とします。

アプリケーションのマイグレートは以下の理由で行います。

リモート グリッドまたは URL から既存のグリッドに、または既存のグリッドからリモート グリッドにアプリケーションをマイグレートできます。

注:

重要: マイグレーション プロセスを開始する前に、アプリケーションを停止します。

アプリケーションをマイグレートする方法

アプリケーションをマイグレートするには、以下の手順に従います。

  1. グリッド間の信頼関係のセットアップ
  2. マイグレート元とマイグレート先のいずれであるかを判断し、マイグレート元である場合は、グリッドと URL のいずれであるかを判断します。
  3. 以下のタスクから選択します。
    1. リモート グリッドからのマイグレート
    2. URL からのマイグレート
    3. リモート グリッドへのマイグレート
グリッド間の信頼関係のセットアップ

アプリケーションをマイグレートする前に、ターゲット グリッドとソース グリッドの間で 2 方向の信頼関係を確立します。その結果、グリッドは暗黙的に信頼し合います。

以下の手順に従います。

  1. ソース グリッドにログインし、グリッド シェルをクリックして、grid info –v コマンドを実行します。

    このコマンドは、グリッド公開 SSH キーの値を取得します。

  2. グリッド公開 SSH キーの値をコピーします。
  3. 注: キーがブランク スペースのない単一行上にあることを確認します。
  4. ターゲット グリッドにログインし、以下のようなコマンドを実行して、ユーザを作成します。
    user create targetgrid@yourcompany.net pwd=somepwd sshkey="sshkey"
    

    注: このグリッドの SSH パラメータは、手順 1 で取得した公開 SSH キーです。

  5. 以下のようなコマンドを実行して、ターゲット グリッド ACL 上で新しいユーザに app_developer アクセス権を付与します。
    grid modify_acl local:user:targetgrid@yourcompany.net=app_developer
    

    app_developer アクセス権では、新しいユーザはアプリケーションをマイグレートできます。

  6. 以下のようなコマンドを実行して、マイグレートするアプリケーションのターゲット グリッド ACL 上で新しいユーザに configure アクセス権を付与します。
    app modify_acl myapp local:user:targetgrid@yourcompany.net=configure
    
  7. リモート グリッドまたは URL からアプリケーションをマイグレートするには、ソース グリッドに移動し、[アプリケーション]タブを選択して、[マイグレート元]アイコンをクリックします。

    アプリケーションをリモート グリッドにマイグレートするには、ソース グリッドに移動し、[アプリケーション]タブを選択して、[マイグレート先]アイコンをクリックします。

    注: 右クリックし、[マイグレート元]または[マイグレート先]を選択して、マイグレーション プロセスを開始することもできます。

  8. (オプション)アプリケーションをこれ以上マイグレートする必要がない場合は、リモート グリッドから新しく作成されたユーザを削除します。
リモート グリッドからのマイグレート

オペレータとして、リモート グリッドから既存のグリッドにアプリケーションをマイグレートできます。

以下の手順に従います。

  1. [アプリケーション]タブに移動し、[マイグレート元]アイコンをクリックします。

    マイグレート ウィザードが表示されます。

  2. 以下のタブに入力します。
    一般

    アプリケーションをマイグレートするための一般情報が含まれます。 このタブには、以下のフィールドが含まれています。

    リモート グリッド

    アプリケーションのマイグレート元となるリモート グリッドの DNS 名または IP アドレスを指定します(たとえば、mygrid.ca.net)。

    リモート アプリケーション名

    マイグレートするプロパティの名前を指定します。

    新しいアプリケーション名

    (オプション)マイグレートしたアプリケーションに新しい名前を指定します。

    : [グリッドからマイグレート]オプションは、グリッド シェルからアプリケーション マイグレート コマンドを実行した場合に似ています。

    インターフェースの設定

    外部インターフェースへの接続のパラメータが含まれます。 このタブには、以下のフィールドが含まれています。

    名前

    インターフェースの名前を指定します。

    このフィールドを編集するには、セルをクリックします。

    Network

    ネットワーク リソースを指定します。 たとえば「VLAN 3029」などです。

    ネットワークを選択するには、セルをクリックしてドロップダウン リストを開きます。 あるいは、ドロップダウン メニューからブランクを選択し、IP アドレスをテキストとして入力できます。

    IP アドレス

    インターフェースの IP アドレスを指定します。

    IP アドレスを選択するには、セルをクリックしてドロップダウン リストを開きます。

    制限: 256 の IP アドレス。

    注: 選択したネットワークに 256 を超える IP アドレスがある場合、このフィールドはテキスト フィールドになります。 選択したネットワークの IP アドレスの使用可能な範囲を表示するには、情報ツールヒントを使用します。 ダッシュボード内の IP アドレスの使用可能な範囲を表示できます。

    情報

    プレフィクス、ゲートウェイ、ネーム サーバなど、選択したインターフェースに関する情報が表示されます。

    設定プロパティ

    アプリケーション プロパティの値を設定でき、これにより、アプリケーションのインスタンスを変更できます。 プロパティ値は、IP アドレスなどの場所固有のパラメータを設定したり、キャッシュ サイズなどのチューニング パラメータを設定するのに役立ちます。

    注: このアプリケーションに対して明示的に設定されたプロパティ値は太字になります。 必須プロパティ値がまだ設定されていない場合は赤で強調表示されます。

    プロパティ、そのタイプ、および有効値の詳細を参照するには、[情報]をクリックします。 プロパティをデフォルト値に戻すには、[元に戻す]をクリックします。 プロパティ値をそのデフォルトにリセットするには、[すべてリセット]をクリックします。

    確定

    以下のオプションを選択できます。

    アプリケーションのマイグレート時にボリュームを圧縮しません。

    アプリケーションのボリュームを転送するときに、圧縮を無効にします。

    注: アプリケーションに大きなボリュームが含まれている場合、このオプションによって処理速度が速くなります。

    失敗または完了した場合にクリーンアップを省略する

    失敗または完了した場合に、インポートしたアプリケーションのクリーンアップを省略します。

  3. [OK]をクリックします。

    ウィザードの[マイグレート中]ダイアログ ボックスには、アプリケーションのインポート操作の全体的な進捗状況が表示されます。

    注: マイグレーションが完了したら、[アプリケーション設定]を使用してアプリケーションを設定できます。

URL からのマイグレート

オペレータとして、URL からアプリケーションをマイグレートできます。

以下の手順に従います。

  1. [アプリケーション]タブに移動し、[マイグレート元]アイコンをクリックして、以下のフィールドに入力します。
    URL

    アプリケーション アーカイブ ディレクトリの URL を指定します。 これは、http://path の形式である必要があります。

    アプリケーション名

    インポートしたアプリケーションの名前を指定します。

    ユーザ名

    (オプション) HTTP サーバにアクセスするユーザ名を指定します。

    パスワード

    (オプション) HTTP サーバにアクセスするためのパスワードを指定します。

    : [URL からマイグレート]オプションは、グリッド シェルからアプリケーション インポート コマンドを実行し、Exchange ディレクトリの URL を指定した場合に似ています。

  2. [OK]をクリックします。

    ウィザードの[マイグレート中]ダイアログ ボックスには、アプリケーションのインポート操作の全体的な進捗状況が表示されます。

    注: マイグレーションが完了したら、[アプリケーション設定]を使用してアプリケーションを設定できます。

リモート グリッドへのマイグレート

アプリケーションをリモート グリッドにマイグレートして、既存のグリッドをアップグレードできます。 また、管理アップグレード検証のために、実稼働アプリケーションを個別のテスト グリッドに定期的にマイグレートする場合があります。

以下の手順に従います。

  1. [アプリケーション]タブに移動し、[マイグレート先]アイコンをクリックして、以下のタブに入力します。
    一般

    アプリケーションをマイグレートするための一般情報が含まれます。 このタブには、以下のフィールドが含まれています。

    リモート グリッド

    アプリケーションの移動先となるリモート グリッドの DNS 名または IP アドレスを指定します(たとえば、mygrid.ca.net)。

    新しいアプリケーション名

    (オプション)マイグレートしたアプリケーションの新しい名前。 新しい名前を指定しない場合、アプリケーション名は同じままになります。

    インターフェースの設定

    外部インターフェースへの接続のパラメータが含まれます。 このタブには、以下のフィールドが含まれています。

    名前

    インターフェースの名前を指定します。

    このフィールドを編集するには、セルをクリックします。

    Network

    ネットワーク リソースを指定します。 たとえば「VLAN 3029」などです。

    ネットワークを選択するには、セルをクリックしてドロップダウン リストを開きます。 あるいは、ドロップダウン メニューからブランクを選択し、IP アドレスをテキストとして入力できます。

    IP アドレス

    インターフェースの IP アドレスを指定します。

    IP アドレスを選択するには、セルをクリックしてドロップダウン リストを開きます。

    制限: 256 の IP アドレス。

    注: 選択したネットワークに 256 を超える IP アドレスがある場合、このフィールドはテキスト フィールドになります。 選択したネットワークの IP アドレスの使用可能な範囲を表示するには、情報ツールヒントを使用します。 ダッシュボード内の IP アドレスの使用可能な範囲を表示できます。

    情報

    プレフィクス、ゲートウェイ、ネーム サーバなど、選択したインターフェースに関する情報が表示されます。

    設定プロパティ

    アプリケーション プロパティの値を設定でき、これにより、アプリケーションのインスタンスを変更できます。 プロパティ値は、IP アドレスなどの場所固有のパラメータを設定したり、キャッシュ サイズなどのチューニング パラメータを設定するのに役立ちます。

    注: このアプリケーションに対して明示的に設定されたプロパティ値は太字になります。 必須プロパティ値がまだ設定されていない場合は赤で強調表示されます。

    プロパティ、そのタイプ、および有効値の詳細を参照するには、[情報]をクリックします。 プロパティをデフォルト値に戻すには、[元に戻す]をクリックします。 プロパティ値をそのデフォルトにリセットするには、[すべてリセット]をクリックします。

    確定

    以下のオプションを選択できます。

    アプリケーションのマイグレート時にボリュームを圧縮しません。

    アプリケーションのボリュームを転送するときに、圧縮を無効にします。

    注: アプリケーションに大きなボリュームが含まれている場合、このオプションによって処理速度が速くなります。

    失敗または完了した場合にクリーンアップを省略する

    失敗または完了した場合に、インポートしたアプリケーションのクリーンアップを省略します。

  2. [OK]をクリックします。

    ウィザードの[マイグレート中]ダイアログ ボックスには、アプリケーションのインポート操作の全体的な進捗状況が表示されます。

    注: マイグレーションが完了したら、[アプリケーション設定]を使用してアプリケーションを設定できます。

カタログ マイグレートとクラス マイグレート
catalog migrate

カタログをリモート グリッドにマイグレート、またはリモート グリッドからマイグレートします。

構文
cat migrate <remote_grid> <cat> [.name=<new name>][.store=<store>] [<option>]*
オプション
<cat>

マイグレートするカタログの名前。 カタログはグローバルまたはアプリケーション ローカル カタログです。

.name=<new name>

マイグレートするカタログの新しい名前。 カタログはグローバルまたはアプリケーション ローカル カタログです。

.store=<store>

ボリュームが作成されるボリューム ストアを指定します。 以下のいずれかの値に設定できます。

local - ボリュームをローカル サーバ ストレージに格納します

san - ボリュームを SAN に格納します

--export

カタログをリモート グリッドにマイグレートします。 2 つのグリッド間で双方向の信頼関係が必要です。

--import

カタログをリモート グリッドからマイグレートします。

--nocompress

カタログのマイグレート時にボリュームを圧縮しません。

--nocleanup

失敗または完了した場合にクリーンアップを省略します(トラブルシューティング)。

--debug

マイグレート中にデバッグ情報を表示します(トラブルシューティング)。

--preserve_acl

グローバル カタログ ACL が存在する場合に保持します。

--preserve_local_acl

グローバル カタログ ACL 内のローカル プリンシパルを保持します。

--preserve_global_acl

グローバル カタログ ACL 内のグローバル プリンシパルを保持します。

cat migrate myoldgrid.3tera.net /mycat

リモート グリッドからローカル グリッドにグローバル カタログをマイグレートします。

cat migrate myoldgrid.3tera.net /mycat .name=/mynewcat

リモート グリッドからグローバル カタログをマイグレートし、プロセスでその名前を変更します。

cat migrate mynewgrid.3tera.net myapp/local .name=/newlocal

ローカル グリッド上のグローバル カタログとしてリモート グリッドからアプリケーション ローカル カタログをマイグレートします。

メモ
class migrate

クラスをリモート グリッドに、またはリモート グリッドからマイグレートします。

構文
class migrate <remote_grid> <class> [ .name=<new name>] [.store=<store>] [<option>]*
引数
<remote_grid>

リモート グリッドの名前。

<class>

マイグレートするクラスの名前。 クラスはグローバルまたはローカル カタログに存在するか、シングルトンです。

.name=<new name>

マイグレートされたクラスの新しい名前。 これはグローバルまたはローカル カタログを参照するか、シングルトンを参照します。

.store=<store>

ボリュームが作成されるボリューム ストアを指定します。 以下のいずれかの値に設定できます。

local - ボリュームをローカル サーバ ストレージに格納します

san - ボリュームを SAN に格納します

--export

クラスをリモート グリッドへマイグレートします。

--import

クラスをリモート グリッドからマイグレートします。

--nocompress

クラスのマイグレート時にボリュームを圧縮しません。

--nocleanup

エラーまたは完了時にクリーンアップを省略します(トラブルシューティング)。

--debug

マイグレート中にデバッグ情報を表示します(トラブルシューティング)。

class migrate myoldgrid.3tera.net /mycat:myclass

カタログ クラスを現在のグリッドにマイグレートします。

class migrate myoldgrid.3tera.net /mycat:myclass .name=myapp:myclass

カタログ クラスを現在のグリッドにアプリケーション シングルトンとしてマイグレートします。

class migrate mynewgrid.3tera.net /myapp/local:myclass .name=/mycat:myclass --export

ローカル カタログ クラスをリモート グリッドにグローバル カタログ クラスとしてマイグレートします。

注: