
|
早見表 |
|
|
カタログ |
システム |
|
カテゴリ |
アプリケーション サーバ |
|
ユーザ ボリューム |
yes |
|
最小 メモリ |
160M |
|
OS |
Linux |
|
制約 |
なし |
JBOSS はオープン ソース JBoss に基づいたアプリケーション サーバ アプライアンスです。 JBOSS は、JBoss ソフトウェアの 2 つの個別のバージョンをサポートします。
JBOSS は多くの先進技術や機能をサポートしています。
JBOSS は、ローカルにマウントされたコンテンツ ボリュームまたは fs 端子を介してアクセス可能なネットワーク ファイルシステムのいずれかから Web アプリケーションを自動的に展開します。 標準的な JBoss 設定を継承する、いくつかの事前設定された実行環境が使用可能です。 アプリケーション ドキュメントへのパスは、複数の Web サーバ間および異なるコンテンツを処理する他のアプライアンス間で同じボリュームを共有可能であるように設定できます。
JBOSS には外部サービスへのアクセスを目的とした 3 つの汎用出力端子があります。db 端子はさまざまなデータベースへのアクセスに使用します。fs 端子は共有ファイル ストレージ(NFS を使用)へのアクセスに使用します。aux 端子は SMTP サーバに電子メール メッセージを送信するために使用します。
log 端子は、JBOSS がログ ファイルを格納できる共有ファイルシステムに JBOSS を接続するために使用します。
サーバの設定はプロパティによって提供されます。 これらのプロパティは、簡単な設定方法で、使用状況のほとんどに対応できるように設計されています。 通常は、デフォルト値以外の値に設定する必要のあるプロパティはほとんどありません。
|
名前 |
最新バージョン |
|
JBOSS |
2.0.3-1 |
|
JBOSS64 |
2.0.5-1 |
32 ビット バージョン
|
リソース |
最小値 |
最大値 |
デフォルト |
テスト済み |
|
CPU 使用率 |
0.1 |
16 |
0.25 |
- |
|
メモリ使用量 |
160 MB |
4 GB |
1 GB |
- |
|
帯域幅 |
1 Mbps |
2 Gbps |
250 Mbps |
- |
64 ビット バージョン
|
リソース |
最小値 |
最大値 |
デフォルト |
テスト済み |
|
CPU 使用率 |
0.1 |
16 |
0.25 |
- |
|
メモリ使用量 |
160 MB |
32 GB |
1 GB |
- |
|
帯域幅 |
1 MbB |
2 GB |
250 MB |
- |
JBOSS のメモリ要件
通常 Java アプリケーションは、正しく機能するためには多くの RAM を必要とします。また、JBOSS が必要とするメモリの量は、実行中のアプリケーションの要件に依存します。 十分なメモリが使用できない場合、JBOSS がクラッシュしたり、正常に動作しない可能性があります。 クラッシュした場合には、ダッシュボード メッセージが記録されます。
|
名前 |
方向 |
プロトコル |
説明 |
|
in |
in |
HTTP |
Web クライアントから送られる HTTP リクエストを処理します。 |
|
db |
out |
任意 |
データベース サーバへのアクセス。 使用状況は、コンテンツ ボリューム上のスクリプト(存在する場合)によって定義されます。 使用しない場合、この端子は未接続のままにできます。 |
|
fs |
out |
NFS |
NFS を介して読み取り/書き込みファイル アクセスを提供する、共有ファイル ストレージのネットワーク ファイルシステムへのアクセス。 接続されたサーバは /mnt/data という名前の読み取り/書き込み共有アクセス権を持っている必要があります。 マウントされたリモート ファイルシステムは、アプライアンスのファイルシステム スペースには /mnt/fs と表示されます。 使用しない場合、この端子は未接続のままにできます。 |
|
log |
out |
CIFS |
アクセスとエラー ログを格納するための、CIFS ベースのネットワーク ファイルシステムへのアクセス。 接続されたサーバは、匿名のログインを許可し、share という名前の読み取り/書き込み共有アクセス権を持っている必要があります。 使用しない場合、この端子は未接続のままにできます。 |
|
aux |
out |
任意 |
電子メールを送信するための SMTP サーバへのアクセス。 使用しない場合、この端子は未接続のままにできます。 |
|
net |
out |
任意 |
サブネット アクセス用のゲートウェイ出力です。 使用しない場合、この端子は未接続のままにできます。 |
|
mon |
out |
CCE |
パフォーマンスとリソースの使用状況統計を送信します。 使用しない場合、この端子は未接続のままにできます。 |
|
名前 |
説明 |
|
content |
アプリケーション ストレージ用の読み取り専用または読み取り/書き込みボリューム。 このボリュームは、content_on_fs プロパティが No に設定される場合にのみ使用されます。その場合には、このボリュームは必須です。 content_on_fs が yes に設定され、コンテンツ ボリュームが存在する場合、アプライアンスは開始しません。 |
一般プロパティ
|
名前 |
タイプ |
説明 |
|
jboss_env |
String |
4 つの運転モードのうちのいずれかです。 |
|
jboss_cfg |
String |
JBoss の設定。 有効な値 |
|
heap_size |
整数 |
Java ヒープに割り当てられたメモリの量(-Xms および -Xmx オプション)。 このプロパティが「0」に等しい場合、値は JBOSS によって自動計算されます(RAM のおよそ 70%)。 このプロパティが空の場合、JBOSS は -XMs および -XMx プロパティを JVM へ渡しません。また、これらのプロパティは、java_opts プロパティ内にユーザが直接指定することも可能です。 |
|
perm_size |
整数 |
Java パーマネント オブジェクト(-XX:PermSize および -XX:MaxPermSize オプション)に割り当てられたメモリの量。 このプロパティが「0」に等しい場合、値は JBOSS によって自動計算されます(RAM のおよそ 20%)。 このプロパティが空の場合、JBOSS は -XX:PermSize および -XX:MaxPermSize プロパティを JVM へ渡しません。また、これらのプロパティは、java_opts プロパティ内にユーザが直接指定することも可能です。 |
|
java_opts |
String |
この文字列は JVM を起動する前に JAVA_OPTS 環境変数に追加されます。 追加のオプションおよびパラメータは、ここで(たとえば heap size、perm size、debug options など)指定できます。 |
|
tcp_port |
Integer |
JBOSS が受信接続をリッスンするポート。 |
|
app_base |
String |
データ ソース(マウントされたコンテンツ ボリュームまたは NFS マウントの共有)のルートに相対的な、ユーザ展開可能なアプリケーション用のディレクトリ。 |
|
content_on_fs |
String |
コンテンツが fs 端子でファイルシステムを基準にするか、またはコンテンツ ボリューム上にあるかどうかを指定します。 |
|
timezone |
String |
アプライアンスで使用されるタイムゾーンを指定します。 このプロパティが空の場合、タイムゾーンは変更されず、現状のものが使用されます。 サポートされているタイムゾーンのリストはここで参照できます。 デフォルト: empty |
ロギング プロパティ
|
名前 |
タイプ |
説明 |
|
logs_enabled |
String |
ログ記録を有効または無効にします。 有効な値は、yes または no です。log 端子が接続されず、このプロパティが yes に設定されていると、JBOSS は起動に失敗します。 |
|
logs_dir |
String |
ログがログ共有のルートに相対的に格納されるディレクトリ。 |
|
log_filename |
String |
ログ ファイルのファイル名。 |
|
log_level |
String |
ロギング レベル。 デフォルト: debug |
クラスタ化プロパティ
|
名前 |
タイプ |
説明 |
|
partition_name |
String |
パーティションの名前。 グリッド上にある同じパーティション名を持っている JBOSS のインスタンスはすべて、クラスタへ追加されます。 このプロパティが空の場合、クラスタ化サポートは無効になります。 デフォルト:(空) |
単純な Web/アプリケーション サーバ
これは JBOSS アプライアンスを使用する最も単純な方法です。 1 つの IN ゲートウェイは、受信 HTTP トラフィックをすべて JBOSS アプライアンスへルーティングします。 このシナリオでは、JBOSS はローカルのコンテンツ ボリュームを使用します。

使用中のアプライアンス:
使用されるプロパティ:
|
プロパティ |
値 |
説明 |
|
jboss_env |
JBoss 4、JDK 5 |
使用される JBoss 環境。 |
|
jboss_cfg |
デフォルト |
JBoss のデフォルト設定。 |
|
tcp_port |
80 |
HTTP のデフォルト ポート。 |
|
app_base |
content |
アプリケーションはデータ ボリュームの /content サブディレクトリに置かれます。 |
|
content_on_fs |
off |
コンテンツはローカル ボリュームに置かれます。 |
|
logs_enabled |
no |
ログは記録されません。 |
外部データ ストア、データベースおよびモニタリングを使用するシンプルな Web/アプリケーション サーバ
外部データ ストレージ、データベース アプライアンスおよびモニタリング アプライアンスを使用する、より複雑な例です。

使用中のアプライアンス:
使用されるプロパティ:
|
プロパティ |
値 |
説明 |
|
jboss_env |
JBoss 5、JDK 6 |
使用される最新の JBoss 環境。 |
|
jboss_cfg |
デフォルト |
JBoss のデフォルト設定。 |
|
tcp_port |
80 |
HTTP のデフォルト ポート。 |
|
app_base |
content |
アプリケーションは NFS マウントのデータ ボリュームの /content サブディレクトリに置かれます。 |
|
content_on_fs |
on |
コンテンツは NFS マウントのボリュームに置かれます。 |
|
logs_enabled |
yes |
ログは記録されます。 |
|
logs_dir |
/jboss_logs |
ログ ファイルは NAS アプライアンスの /jboss_logs/ サブディレクトリに置かれます。 |
|
log_filename |
jboss-runtime.log |
ログ ファイルには「jboss-runtime.log」という名前が付けられます。 |
|
log_level |
EMERG |
緊急時メッセージのみがログ記録されます。 |
フロントエンドを備えたアプリケーション サーバ
この例では、フロントエンド WEB6 アプライアンスは静的コンテンツを処理し、動的に生成されたコンテンツのすべてのリクエストをバックエンド JBOSS アプライアンスにリダイレクトします。

使用中のアプライアンス:
使用されるプロパティ:
|
プロパティ |
値 |
説明 |
|
jboss_env |
JBoss 4、JDK 5 |
使用される JBoss 環境。 |
|
jboss_cfg |
デフォルト |
JBoss のデフォルト設定。 |
|
tcp_port |
8080 |
標準 JBoss TCP ポート。 |
|
app_base |
content |
アプリケーションはデータ ボリュームの /content サブディレクトリに置かれます。 |
|
content_on_fs |
off |
コンテンツはローカル ボリュームに置かれます。 |
|
logs_enabled |
no |
ログは記録されません。 |
クラスタ化され、フォールト トレランス性を持つフロント エンド、データベース、バックエンド サーバを伴う複雑なホスト環境。
クラスタ化されたフロントエンド、複数のクラスタ化されたデータベースおよびクラスタ化された JBoss バックエンドを備えた複雑な適用例です。

gw4 入力ゲートウェイは受信リクエストを受信し、URL スイッチ sw1 にリクエストを転送し、この URL スイッチは静的コンテンツのリクエスト(出力端子 1-3、ロード バランサ lb1 を通じて Web フロント エンド サーバ web1 および web2 に送られたもの)をアプリケーション呼び出し(出力端子 5-7、バックエンド ロード バランサ lb2 を通じて JBoss アプリケーション サーバ AppSrv4 および AppSrv5 に送られたもの)から分離します。 フロントエンド Web ファーム(web1 および web2)は受信リクエストを処理し、静的コンテンツで応答するか、2 番目のロード バランサ lb2 を通じてリクエストをバックエンド サーバへ転送します。 フロントエンド サーバはクラスタ化された MySQL データベース アプライアンス db_1_1 および db_1_2 を使用します。 2 番目のロード バランサ lb2 は、クラスタ化された JBoss アプライアンス AppSrv4 および AppSrv5 の間のトラフィックの均衡を保ちます。 これらのアプライアンスはクラスタ化されたデータベース アプライアンス db_2_1 および db_2_2 を使用します。 データ ストレージは NAS アプライアンス nas によって NFS を介して提供されます。
使用中のアプライアンス:
使用されるプロパティ:
|
プロパティ |
値 |
説明 |
|
jboss_env |
JBoss 5、JDK 6 |
使用される最新の JBoss 環境。 |
|
jboss_cfg |
all |
クラスタ化を含む、JBoss の 「すべて」の設定。 |
|
tcp_port |
8080 |
JBoss のデフォルト ポート。 |
|
app_base |
content |
アプリケーションは NFS マウントのデータ ボリュームの /content サブディレクトリに置かれます。 |
|
content_on_fs |
on |
コンテンツは NFS マウントのボリュームに置かれます。 |
|
logs_enabled |
no |
ログは記録されません。 |
JBOSS および JBOSS64 では、それぞれにベース クラス LUX6 および LUX64 によって使用されるサードパーティのオープン ソース パッケージに加えて、以下のサードパーティ オープン ソース パッケージを使用します。
|
ソフトウェア |
バージョン |
変更 |
ライセンス |
メモ |
||||
|
JBoss |
4.2.3.GA |
いいえ |
LGPL |
ホームページ |
||||
|
JBoss |
5.1.0.GA |
いいえ |
LGPL |
ホームページ |
||||
|
JDK |
6u21 |
いいえ |
Oracle |
Oracle Web サイトで利用可能 |
||||
|
JDK |
1.5.0_22 |
いいえ |
Sun コミュニティ ソース ライセンスおよび Java 研究ライセンス |
http://www.oracle.com/technetwork/java/index.html/ で使用可能 |
||||
|
Jboss ネイティブ |
2.0.9 |
いいえ |
LGPL v2.1、GPL v2.0 下の一部、Apache v2.0、Sleepycat License、および Common Public License v1.0 |
該当なし |
||||
|
samba-client |
3.5.10-125.el6 |
いいえ |
GPLv2 |
該当なし |
||||
|
samba-common |
3.5.10-125.el6 |
いいえ |
GPLv2 |
該当なし |
||||
|
Copyright © 2013 CA.
All rights reserved.
|
|