前のトピック: wincfg: Windows 設定ユーティリティ - 使用方法

次のトピック: appstore ユーティリティ


wincfg: Windows 設定ユーティリティ - Windows Server 2008 SID

wincfg ユーティリティを使用して、Windows Server 2008 ベースのアプライアンスでコンピュータ SID を変更することはできません。 Windows Server 2008 ベースのアプライアンスの SID を変更するには、Microsoft の sysprep を使用します。 詳細については、以下の Web サイトを参照してください。

sysprep を使用してコンピュータ SID を変更すると、OS の標準装備もリストアされます。 多くのシステム プロパティと設定がデフォルト値にリストアされます。

sysprep を使用して、Cygwin がインストールされている Windows アプライアンスの SID を変更する場合(Cygwin は、CA AppLogic で配布されるすべての Windows アプライアンス MSI に含まれています)、コンピュータ SID への変更を反映するために、以下の手順に従って Cygwin 環境を更新する必要があります。

  1. sysprep の実行後、--debug オプションを指定してアプライアンスを再起動します(指定しないと、sshd サービスが開始しないため、開始操作が失敗する場合があります)。
  2. アプライアンスのデスクトップにログインし、Cygwin Bash シェルを開きます。 シェルで、以下のコマンドを実行します。
    chmod 777 /etc/passwd
    

    passwd ファイルが書き込み可能であることを確認します。

    mkpasswd -l -c > /etc/passwd
    

    システム ユーザから passwd ファイルを再生成します(新しいコンピュータ SID が含まれます)。

    sed -i -e 's/^Administrator:/root:/' /etc/passwd
    

    Administrator から root に変更します。

    chmod 777 /var/log/sshd.log
    

    sshd ログ ファイルが書き込み可能であることを確認します。

    chown -R sshd_server.None /var/empty
    

    sshd がセッション ファイルを格納するディレクトリが書き込み可能であることを確認します。

    chown sshd_server.None /etc/ssh*
    

    sshd 設定ファイルの適切な所有権を確認します。

    chmod 600 /etc/ssh*
    

    適切な権限を確認します。

    chmod 770 /home/Administrator
    

    適切な権限を確認します。

    cygrunsrv --start sshd
    

    sshd サービスを開始します。 これはエラーなしで開始される必要があります。

注: Windows 2008 64 ビット システムでは、sysprep ユーティリティが致命的なエラーで実行されない場合があります。 この場合、コマンド ウィンドウから「mountvol/e」コマンドを実行して再起動します。 sysprep の起動手順を再度実行します。