新規アプリケーションまたはグローバル ボリュームを作成します。
vol create <name>(mkfs=<fs>|fs=<fs>)[ <prop>=<val> ]* [ -n ][--prefill][ --batch ]
作成するボリュームの名前。 <name> の形式は、<application>:[<class>.]<volume>、_GLOBAL:<volume>
または _GLOBAL_RO:<volume> です。
ファイル システムのタイプ(ext3 など)
ボリューム パラメータ。 以下のパラメータを設定できます。
ボリュームが作成されるボリューム ストアを指定します。 以下のいずれかの値に設定できます。
local - ボリュームをローカル サーバ ストレージに格納します
san - ボリュームを SAN に格納します
ボリュームのサイズ。単位を指定することもできます(128M[B]、2G[B] など)。 単位を指定しない場合、値は MB であると見なされます。 デフォルトは 1 G です。
ボリュームのコメント。 このパラメータは「link」パラメータが指定された場合は使用できません。
ボリュームのフォーマットに使用する追加のファイル システム オプション(詳細については下記の注を参照)。
ボリュームがミラー化されます。
ボリュームのリンク先となるアプリケーション ユーザまたはグローバル ボリュームの名前。 リンクの形式は次のとおりです:
<application>:<volume>
または _GLOBAL:<volume>。
パーティション パラメータ。 (詳細については下記の注を参照)
アプリケーション シングルトン クラス ボリュームを追加する場合、ボリューム参照がクラス記述子に存在することを確認しません。
ボリュームのすべてのブロックを割り当てます。
出力を UDL 形式で表示します。
注:
ntfs および ntfs03 は、コマンド ラインでサポートされているファイル システム名ですが、その場合もボリュームは ntfs08 としてフォーマットされます。
以下では、パーティション パラメータの形式について説明します。
パーティション N のサイズを指定します。 デフォルト: (ディスク サイズ - サイズ指定済みパーティションの合計サイズ) / サイズが指定されていないパーティション数
パーティション N のファイルシステム タイプを指定します。 fs のプロパティと同じ値をサポートし、さらに lvm と Extended が追加されます。 値が Extended の場合、タイプは拡張パーティションになり、論理ボリュームを保持できます。このパーティションに対して fs、fs_options、vg、または lv プロパティは使用できません。 拡張パーティションに対して論理パーティションを定義するには、parN の第 2 レベル プロパティを使用します。 fs=ext3-snapshot は廃止されました。fs=lvm の使用を推奨します。 デフォルト: raw
パーティション上にファイルシステムを作成するときに mkfs に渡すオプション。 デフォルト: none
パーティションを fs=Extended と指定した場合、この第 2 レベル プロパティを使用して、拡張パーティション上に論理パーティションを作成できます。第 2 レベル プロパティは、論理パーティションの第 3 レベル プロパティとして使用できます。 例: par3.fs=Extended par3.par1.fs=ext3.
パーティションは fs=lvm で作成されます。これを使用すると、その lvm パーティションのボリューム グループを指定できます。 vg を指定しない場合、ランダムな文字列が使用されます。
サイズ(単位: GB、MB、TB)。デフォルト: (パーティション サイズ - サイズ指定済み論理ボリュームの合計サイズ) / サイズが指定されていない論理ボリューム数
この論理ボリュームのファイルシステム タイプを指定します。 有効な値は、Linux ファイラで扱える任意のファイルシステムです。
論理ボリューム上にファイルシステムを作成するときに mkfs に渡すオプション。 fs_options パラメータの指定値はスペース区切りリストで、ファイル システムに固有であり、mkfs パラメータと併せて使用した場合にのみ有効です。 サポートされる各ファイルシステムに対して使用できるオプションは以下のとおりです。
<any option> - mkfs.<filesystem> によって認識される任意のオプション。 オプションは選択したファイルシステム用に直接 mkfs ツールに渡されます。
vol_group_name - ボリューム上で作成する LVM ボリューム グループの名前を指定する文字列。 指定しない場合、ボリューム グループ名はランダムに生成されます。
data_percentage - データの格納に使用されるボリュームの割合。ボリュームの残りの部分はスナップショット用です。 指定しない場合、ボリュームの 80% がデータ用として使用されます。
<any option> - mkfs.ext3 によって認識される任意のオプション。 オプションは、mkfs ツールに直接渡され、データ ボリュームに使用されます。
pool_name - プールの名前。設定しない場合、ボリューム名がデフォルトで使用されます。
mountpoint - プール ルートのマウント パス(または「legacy」か「none」。この場合 mountpoint=legacy)。デフォルトは /pool_name です。
autoreplace - on/off - 自動デバイス置換を制御します。デフォルトは off です。
delegation - on/off - データセットに対して定義されているデータセット権限に基づいて権限のないユーザにアクセス権を付与するかどうかを制御します。デフォルトは on です。
failmode - wait/continue/panic - デフォルトは wait です。
version - 1-10 - デフォルトは 10 (現行)です。
volume_label - デスティネーション ボリュームのボリューム ラベル。 空の場合、vol_name プロパティ値が代わりに使用されます。
active - 新しいパーティションをアクティブ(起動可能)として作成します。 有効な値は yes と no です。省略した場合、フォーマット中はデフォルト値として no が使用されますが、fscopy 中は src ボリューム タイプが使用されます。
vol create my-app:data fs=ext3
1 G のアプリケーション ユーザ ボリュームを作成します。
vol create my-app:data fs=ext3 fs_options="-b 4096 -j -J size=180 -m 0"
1 G のアプリケーション ユーザ ボリュームを作成し、ブロック サイズ、ジャーナル サイズおよび予約済みブロックを指定します。
vol create my-app:DBASE.boot fs=ext3 size=256M -n
256 M のアプリケーション シングルトン クラス起動ボリュームを作成し、ボリューム参照が DBASE のクラス記述子に存在することを確認しません。
vol create my-app:data fs=ext3-snapshot size=1G fs_options="vol_group_name=VGVOL data_percentage=75 -b 2048"
1 G のアプリケーション ユーザ ボリューム(ext3-snapshot タイプ)を作成し、データ ボリューム上のファイルシステムのブロック サイズを 2048 に設定します。
vol create my-app:data size=5G par1.fs=ext2 par1.size=100M par2.fs=lvm par2.vg=VOLGR00 par2.root_lv.size=2GB par2.root_lv.fs=ext3 par2.home_lv.fs=ext3
5 GB のディスクと 2 つのプライマリ パーティションを作成します。1 つはサイズが 100 MB の ext2 フォーマット、もう 1 つは残りのディスク領域を使用し、その上に lvm を持ちます。このパーティション内のボリュームは 2 つで、1 つは / (2 GB)、もう 1 つは /home (残りのパーティション スペースを使用)です。これは、distro インストーラによってデフォルトで実行される一般的なセットアップです。
vol create my-app:data size=10G par1.fs=ext2 par2.fs=ext3 par3.fs=ext3 par4.fs=ext3
10 GB のディスクと 4 つのパーティションを作成します。
vol create my-app:data size=10G par1.fs=ext2 par2.fs=ext3 par3.fs=ext3 par4.fs=Extended par4.par1.fs=ext3
上記と同じですが、最後のパーティションは論理パーティションです(実際に作成されるパーティションは、3 つのプライマリ、1 つの拡張およびその上の 1 つの論理パーティションで、合わせて 5 つです)。
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