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image2class: 仮想マシン イメージ インポート ユーティリティ - 使用方法

仮想マシン イメージを CA AppLogic アプライアンス クラスとしてインポートします。

構文
util image2class <class> <image> <--managed|--unmanaged|--upgrade> 
>>>     [virt_mode=<xen_pv|xen_hvm|vmware>] [os=<os_name>] [boot_vol=<id>]
>>>     [desc=<desc>] [mem=<value>] [cpu=<value>] [bw=<value>] 
>>>     [--external_iface] [user=<username>] [pwd=<password>] [--force]

オプション
<class>

作成されるアプライアンス クラスの名前。 シングルトン(例: my_app:MYCLASS)またはカタログ クラス(例: /user:MYCLASS)として指定できます。 クラスをシングルトンとして指定した場合、アプリケーションが存在しない場合は作成されます。 このパラメータは必須です。

<image|volumes>

インポートするイメージまたはボリューム。 これは、グリッドの impex ボリューム(例: my-appliance.ova)または URL (例: https://my-server.com/my-appliance.ova)です。 OVA イメージをインポートする場合、1 つのファイルまたは URL のみを指定する必要があります。 raw ボリュームをインポートする場合、スペース区切りで 4 つまで指定できます、ボリュームは指定された順にインポートされます。 このパラメータは必須です。

--managed

管理対象アプライアンスを作成します。これは、アプライアンスの開始時と停止時に成功/失敗イベントを送信し、端子に対応する仮想ネットワーク インターフェースを自動的に設定し、収集されて mon 端子(存在し、接続されている場合)に送信されるリソースとパフォーマンスのカウンタを持ち、アプライアンスの開始時に取得されて設定スクリプトで利用可能なプロパティ設定を持ちます。

--unmanaged

管理対象外アプライアンスを作成します。 アプライアンス ボリュームに対する変更は行われません。

--upgrade

指定された既存の <class> のボリュームを <image> のボリュームで置換します。 アプライアンス クラスの元のボリュームは上書きされます(古いボリュームのリストアに失敗した場合)。 <class> の記述子はアップグレード時に変更されません。 既存の <class> が管理対象の場合、インポートされたブート ボリュームが適宜変更され、インポート完了後もクラスが管理対象のままになるようにします。 このオプションは、<class> 内のボリュームの数が <image> 内のボリュームの数と異なる場合は失敗します。 この動作を変更するには、--force パラメータを使用します。 このパラメータは、--managed または --unmanaged パラメータと併せて使用することはできません。

virt_mode=<xen_pv|xen_hvm|vmware>

--managed が使用された場合の仮想化モード。 有効な値は、「xen_pv」、「xen_hvm」、および「vmware」です。 複数の値を指定できます。その場合はカンマで区切ります。 デフォルト: 「xen_pv,xen_hvm,vmware」。 これは、管理対象アプライアンスを作成する場合には影響しません。その場合、仮想化モードは「xen_hvm,vmware」に設定されます。

os=<os_name>

OS の名前。 アプライアンスの記述子内で設定されます。 有効値のリストについては、「サポートされているオペレーティング システム」セクションを参照してください。 無効な値が指定された場合や値が指定されなかった場合、サポートされているオペレーティング システムのリストが表示され、選択するよう要求されます。

user=<username>

<image> パラメータが URL として指定された場合に Web サーバとの認証に使用するユーザ名。 ユーザ名はインポートの一部として追加のファイルを取得する際にも使用されます。 このパラメータはオプションです。

pwd=<password>

<image> パラメータが URL として指定された場合に Web サーバとの認証に使用するパスワード。 パスワードはインポートの一部として追加のファイルを取得する際にも使用されます。 <password> が - として指定された場合、image2class がユーザにパスワードを要求します。 標準入力が端子デバイスではない場合、プロンプトは表示されず、「stdin」への入力としてパスワードのコピーが 1 つだけ使用されます(これは、バッチ処理で、スクリプトからパスワードを設定するために使用できます)。 このパラメータはオプションです。

--force

<class> がすでに存在する場合に、ユーザに確認しません(--upgrade が指定されているかどうかにかかわらず)。 また、<class> のボリューム数が、既存の <image> のボリューム数と異なる場合でも、失敗になりません(代わりに、<class> の記述子を更新して、<image> 内のボリュームが含まれるようにします)。 このパラメータはオプションです。

desc=<desc>

インポートされるクラスに関連付けられるクラス記述子。 これは、グリッドの impex ボリューム(例: APPPLIANCE.desc)または URL(例: https://my-server.com/APPPLIANCE.desc)になります。 OVA イメージで使用される場合、ovf 記述子内の設定は無視されます。 この記述子内のコンポーネント名は無視され、<class> 内に指定された値が代わりに使用されます。 このパラメータは次のパラメータと併せて使用できません: --upgrade、boot_vol、cpu、mem、bw、または --external_iface。 このパラメータはオプションです。

boot_vol=<id>

OVF イメージと併せて使用した場合、ブート ボリュームとして設定するボリュームを指定します。 これはディスク ID (ovf 記述子で指定)または .ovf 記述子内にある番号つきボリューム リストの 1 から 4 のいずれかになります。 このパラメータが指定されない場合、最初のボリュームがブート ボリュームとして設定されます。 指定されたボリュームが存在しない場合、操作は失敗します。 このパラメータは OVA イメージに対してのみ使用できます。raw ボリュームのインポート時に使用した場合、操作は失敗します。 このパラメータはオプションです。

cpu=<value>

作成される CA AppLogic アプライアンス クラスの境界に設定される CPU、メモリ、帯域幅のリソースです。

mem=<value>

作成された CA AppLogic アプライアンス クラスの境界。

bw=<value>

最大、最小、デフォルトのリソースは、同じ値に設定されます。 パラメータとして指定されず、<image> にリソースの設定が含まれている場合、cpu および mem の値は、<image> から取得されます。 リソースがパラメータとしても <image> 内でも指定されない場合は、次の値が使用されます: memory=512M、cpu=1.0、bw=100M。 これらのパラメータは必須ではありません。

--external_iface

作成されたクラスの外部インターフェースを有効にします。 ネットワーク設定は手動で作成する必要があり、このユーティリティでは管理しません。 このパラメータはオプションです。

ノート
サポートされているオペレーティング システム
util image2class my_app:TOMCAT tomcat.ova --unmanaged

グリッドの impex ボリュームから OVA イメージを管理対象外シングルトン クラスとしてインポートします。

util image2class /proto:TOMCAT http://example.com/tomcat.ova user=some-user pwd=- --managed cpu=2 mem=512M

URL から OVA イメージをインポートし、管理対象カタログ クラスを作成して、.ovf 記述子に指定されたリソースより優先させます。

util image2class /proto:TOMCAT tomcat.ova --upgrade

管理対象カタログ クラスのボリュームを OVA イメージからのボリュームで置き換えることによってアップグレードします。