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含まれているコンテンツ

このリリースの CA AppLogic グリッド オペレーティング システムには、以下の主要コンポーネントが含まれています。

分散カーネル

CA AppLogic の分散カーネルは、分散インフラストラクチャおよび CA AppLogic のアプリケーション モデルをサポートするのに必要な一連のシステム サービスを提供します。 最も重要な以下の 4 つのシステム サービスが含まれています。

グリッド ダッシュボード

グリッド ダッシュボードは以下の機能を提供します。

アプリケーション設定

アプリケーション設定は、アプリケーション パラメータを設定するためのコントロール パネルです。ハードウェア リソース、ネットワーク リソース、チューニング、およびその他のパラメータの設定を行います。 アプリケーション設定は、設定可能なすべてのパラメータを含む単一のプロパティ シートです。

アプリケーション設定には、app configure コマンドを使用して、コマンド ライン シェルまたはスクリプトからアクセスすることもできます。

インフラストラクチャ エディタ

インフラストラクチャ エディタは、CA AppLogic アプリケーションのディスポーザブル インフラストラクチャの作成、構築、トラブルシューティングを簡単に行うための視覚的なツールです。

エディタのユーザ インターフェースはインタラクティブで、一般的な描画プログラムを参考に作成されています。コンポーネントをキャンバス上にドラッグし、線で結び、プロパティ シートを使用して各コンポーネントを設定することで、インフラストラクチャを構築できます。

アプリケーションを実行する場合、エディタを使用してアプリケーションのモニタリング ダッシュボードを開いたり、アプリケーションのグリッド シェルを開始したり、個別のアプライアンスにログインすることができます。

コマンド ライン シェル

コマンド ライン シェルを使用すると、ユーザは CA AppLogic グリッドをすべての面で管理できます。 シェルは CA AppLogic コントローラで実行され、新しい Web ベースのシェルを使用してブラウザからアクセスしたり、適切な SSH クライアント パッケージを使用して SSH からアクセスできます。

シェル コマンドは、以下の目的を考慮して設計されています。

すべてのコマンドには「バッチ」の出力形式があります。コマンドのデフォルト出力が便利な対話型操作用として構築されているのに対して、バッチ形式はプログラムによる解析が簡単になります。

CA AppLogic アプリケーション プログラミング インターフェースも使用可能です。これにより、REST (Representational State Transfer)ベースのサービスを使用して 1 つ以上の CA AppLogic グリッドに Web サービス インターフェースが提供されます。 CA AppLogic Web サービス API は、RESTful クライアントのソフトウェア開発者が CA AppLogic ベースの VDC(Virtual Data Center、仮想データ センター)(つまり CA AppLogic グリッド)にインターフェースで直接接続できるようにします。 API により、各 VDCapi 内で使用可能な仮想化インフラストラクチャの大規模プールをプログラムで制御することができます。 Web サービス API を使用するには、WS_API アプリケーションをグリッド上で実行している必要があります。 WS_API アプリケーションでは、API に対して HTTP、HTTPS、および VPN ベースのアクセスを提供します。

アプリケーション プログラミング インターフェース

CA AppLogic アプリケーション プログラミング インターフェースは、REST (Representational State Transfer)ベースのサービスを通じて、Web サービス インターフェースを 1 つ以上の CA AppLogic グリッドに提供します。 この API は、RESTful クライアントのソフトウェア開発者が CA AppLogic ベースの VDC(Virtual Data Center、仮想データ センター)(つまり CA AppLogic グリッド)にインターフェースで直接接続できるようにします。 API により、各 VDC 内で使用可能な仮想化インフラストラクチャの大規模プールをプログラムで制御することができます。 Web サービス API を使用するには、WS_API アプリケーションをグリッド上で実行している必要があります。 WS_API アプリケーションでは、API に対して HTTP、HTTPS、および VPN ベースのアクセスを提供します。

アプリケーション インフラストラクチャ ビルド システム

インフラストラクチャ ビルド システムは、アプリケーション インフラストラクチャをコンパイルして、アプリケーションの単一のエンティティを作成します。 これにより各アプライアンスおよびアプリケーション全体のリソースと設定の制約が確認され、インスタンス イメージが構築され、アプリケーション インフラストラクチャの整合性が維持されます。 インフラストラクチャ リンカは、アプリケーションが開始されるときにジャスト イン タイムでアプリケーション インスタンスをグリッド ハードウェア リソースにバインドし、移植可能なアプリケーション フォーマットですぐに実行可能なアプリケーションを作成します。

インフラストラクチャ ビルド システムはアプリケーションの開始時に自動的に呼び出されるため、グリッド オペレータに意識されることはありません。

アプリケーション モニタリング システム

アプリケーション モニタリング システムは、実行中の CA AppLogic アプリケーションのパフォーマンスおよびリソース使用状況の統計を監視するための視覚的なインターフェースを提供します。 モニタのユーザ インターフェースは高度に対話型で、Web ブラウザでアクセス可能です。

システム カタログ

システム カタログには、アプリケーションですぐに使用できる 30 のアプライアンス クラスが含まれています。

アプリケーションが前述の廃止されたクラスのいずれかを使用している場合に、そのアプリケーションを更新するには、以下のベスト プラクティスに従ってください。

: 現在、INSSL (SSL がサポートされた HTTP 入力ゲートウェイ)は、スタンドアロン アプライアンスではなく INSSLR から構築されています。

CA AppLogic グリッド上で Windows ベースのアプライアンスを作成することができます。ただし、このアプライアンスは CA AppLogic には含まれていません。

システム カタログは、グリッド上のすべてのアプリケーションが使用できるアプライアンス クラスを含むグローバル カタログです。 カタログ リファレンスでは、各アプライアンスの完全なドキュメントを参照できます。 システム カタログは CA AppLogic ユーザに対しては読み取り専用であり、グリッド管理者のみが変更できます。

CA AppLogic には以下のグローバル カタログも含まれています。

すべてのアプライアンスおよびそのデータ シートのリストについては、「アプライアンス カタログ リファレンス ガイド」を参照してください。

注:

サンプル アプリケーション

この CA AppLogic リリースには、すぐに使用できる 16 種類のアプリケーション テンプレートが含まれています。

CA AppLogic リリースには、以下の VDS (Virtual Dedicated Server、仮想専用サーバ)アプリケーション テンプレートが含まれています。

CA AppLogic リリースには、以下の事前設定された Linux ベースのインフラストラクチャ テンプレートも含まれています。

CA AppLogic リリースには、以下の事前設定された Windows ベースのインフラストラクチャ テンプレート(Windows Server 2003 ベース)も含まれています。

ノート CA AppLogic グリッド上で Windows ベースのアプライアンスを作成することができます。ただし、このアプライアンスは CA AppLogic には含まれていません。

CA AppLogic リリースには、事前にインストールされた以下の標準アプリケーション テンプレートも含まれています。

アプリケーションはすぐに実行することができ、ネットワークの設定のみが必要です。

ノート Aldo ci および Aldo ai コマンドは CA AppLogic 3.x ではサポートされていません。 お使いのグリッドにカタログおよびアプリケーションをインポートするには(CA AppLogic に同梱されている system_ms)、カタログ/アプリケーションをお使いのグリッドの impex ボリュームにコピーし、CA AppLogic コマンド cat import および app import を使用します。

Backbone Fabric Controller (BFC)

Backbone Fabric Controller (BFC)は、グリッドを(ALD の代わりに)インストールおよびアップグレードするために使用します。 BFC には、1 つのバックボーン内のすべての CA AppLogic グリッドを作成および管理するために使用する、使いやすい Web ベースの GUI アプリケーションが含まれています。 BFC は、最新の CA AppLogic リリースおよびホットフィックスを自動的にダウンロードします。