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構成要素

ADL 言語で使用される文法の最小単位で、以下の Perl 形式の正規表現で定義されます。

正規表現

シンボル

用途

[A-Za-z_][A-Za-z0-9_]*  

SIDENT

エンティティ名、エンティティ種類

シンプルな識別子。 これは、ほとんどのテキスト ベース言語で使用可能な識別子のサブセットです。テキスト ベースの言語には、シェル コマンド インタープリタ(bash、csh)、Perl、C、Java などが含まれます。 ADL 言語のほとんどのユーザ定義の名前はこのタイプです(必要に応じて例外が示されます)。

[A-Za-z_$.-]  [A-Za-z0-9_$.-]*  

IDENT

エンティティ名、属性名

識別子。 C 識別子に似ていますが、'-'、'$'、'.' も有効な文字である点が異なります。

[^,"'>=#\s]+  

STR

属性値

非引用文字列。 特殊文字が含まれていない場合、引用符で囲まれない文字列は属性の値として許可されます。

'[^']*' または
"(\\["]!\\t! \\n!\\r![^"])*"

STR

属性値

2 種類の引用符(一重引用符および二重引用符)によって囲まれた文字列。Perl と同様の方法で解釈されます。一重引用符によって囲まれる文字列では、特殊メタ文字が認識されず、一重引用符以外のすべての印刷可能文字を囲むことができます。二重引用符によって囲まれる文字列では、\ メタ文字が認識されるため、二重引用符および一部の印刷不能文字を囲むことができます。

[\]\[{}:,='"]  

区切り文字

以下の「区切り文字の詳細」を参照してください。

=>  

区切り文字

関連付け区切り記号

[ ]+  

空白文字

構文上の区切り記号で、2 つの隣接した構成要素がそのままでは区別できない場合に使用されます(たとえば 2 つの識別子が隣接する場合)。 その以外の場合、構成要素の空白文字は無視されます。

\n  

区切り記号

改行または EOF。 複数の改行は 1 行として扱われます。