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バックアップ イネーブラ

最新バージョン:

BCK: バックアップ イネーブラ

早見表

カタログ

動的

カテゴリ

バックアップ

ユーザ ボリューム

yes

最小 メモリ

160 MB

OS

Linux

制約

なし

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機能の概要

BCK では、Amazon Simple Storage Services (S3)、Nirvanix、Layerd Technologies DynaVol、FTP または sftp を使用して、対応するアプリケーションでバックアップまたはそれ自体のコピーのリストアを実行できます。 これらの操作は BCK によって表示されるシンプルな Web インターフェース(GUI)を使用して開始でき、ヘルパ アプリケーションの BackupHelper と連携します。 BCK は、スケジュールされたバックアップを自動的に実行するように設定することもできます。 アプリケーションがバックアップされると、いったん停止した後に再開されます。

GUI には、アプリケーション IP および設定された BCK ポートを使用してアクセスします。以下のアプリケーション操作をサポートします。

制限:

リソース

リソース

最小

最大

デフォルト

CPU

0.15

0.15

0.15

メモリ

256 MB

256 MB

256 MB

帯域幅

2 Mbps

2 Mbps

2 Mbps

端子

名前

方向

プロトコル

説明

in

in

任意

バックアップおよびリストア用の Web インターフェース(GUI)を表示します。 GUI に方向付けられていない他のすべてのネットワーク トラフィックは、変更せずに aux を通じて渡されます。

net

out

任意

グリッドにアクセスして、アプリケーションのバックアップおよびリストアを促進するための出力。

aux

out

任意

補助出力。 GUI に方向付けられていない受信トラフィックは、変更せずにこの端子を通じて送信されます。 この端子は未接続のままにしておくことができます。

mon

out

CCE

パフォーマンスとリソースの使用状況統計に使用されます。

ユーザ ボリューム

ボリューム

説明

config

コンフィギュレーション データ用の読み取り/書き込みボリューム。

このボリュームを使用して、グリッド コントローラ上で通常のユーザとして認証を提供する秘密鍵ファイルを格納します。 config ボリュームのセットアップの詳細については、「バックアップとリストアの準備」を参照してください。

プロパティ

以下のテーブル内のプロパティは特定のサービス用途のために BCK を設定します

名前

タイプ

説明

backup_service

文字列

S3、DynaVol_ftp、DynaVol_sftp、FTP または sftp。 デフォルト: S3
S3 - Amazon Simple Storage Service (S3)を使用するリモート ストレージ。
Nirvanix - Nirvanix を使用するリモート ストレージ。
DynaVol_ftp - Layered Technologies DynaVol および ftp プロトコルを使用するリモート ストレージ。
DynaVol_sftp - Layered Technologies DynaVol および sftp プロトコルを使用するリモート ストレージ。
ftp - ftp を使用するリモート ストレージ。
sftp - sftp を使用するリモート ストレージ。

backup_service_ip

IP

リモート ストレージ サービスの IP アドレス。 デフォルト: 空
このプロパティは S3 と Nirvanix 以外のすべてのサービスに必須です。

backup_user_id

文字列

リモート ストレージ サービスにアクセスするために使用されるユーザ名またはシグネチャ。 デフォルト: 空
S3 の場合、これはユーザのアクセス キー ID になります。
Nirvanix の場合、これはアカウントのユーザ名になります。
DynaVol_ftp、DynaVol_sftp、ftp、sftp の場合、これはユーザ アカウントの名前になります。
このプロパティは必須です。

backup_user_auth

文字列

リモート ストレージ サービスにアクセスするために使用されるパスワードまたは認証文字列。 デフォルト: 空
S3 の場合、これはユーザの秘密アクセス キになります。
Nirvanix の場合、これはアカウントのパスワードになります。
DynaVol_ftp および ftp の場合、これはユーザ アカウントのパスワードになります。
DynaVol_sftp および sftp の場合、BCK は、config ボリュームのルート内のファイル sftp.private.key を使用して、キーベースの sftp 認証を行います。 sftp パスワード ベースの認証は現在サポートされていません。
このプロパティは、S3、DynaVol_ftp、ftp に必須です。

backup_app_key

文字列

Nirvanix の場合、これはアプリケーション キーになります。 他のバックアップ サービスの場合、このプロパティは必須ではありません。 デフォルト: empty

backup_app_name

文字列

Nirvanix の場合、これはアプリケーション名になります。 他のバックアップ サービスの場合、このプロパティは必須ではありません。 デフォルト: empty

backup_container_id

文字列

バックアップを保持するためのリモート ストレージ サービス上のコンテナの ID。 デフォルト: 空
S3 の場合、これはバケットの名前になります。 BCK は、まだ存在しない場合このバケットの作成を試行します。 S3 バケット ネームスペースがすべての S3 のユーザの間で共有されることに注意してください。 このバケット名が存在するが、別のユーザが所有している場合、BCK は失敗し、CA AppLogic ダッシュボードにメッセージをログ記録します。 有効な文字は、A-Z a-z 0-9 _- です。
Nirvanix の場合、これは、バックアップが格納されるアプリケーションでのフォルダ名になります。 BCK は、まだ存在しない場合このフォルダを作成します。
DynaVol_ftp、DynaVol_sftp、ftp、sftp の場合、これは、ユーザ user_id のホーム ディレクトリから、バックアップが格納される backups/applications などのフォルダへのパスになります。 BCK は、まだ存在しない場合このフォルダの作成を試行します。
このプロパティは必須です。

以下のテーブル内のプロパティは、スケジュールされたバックアップを自動的に実行するように BCK を設定します。

名前

タイプ

説明

schedule_period

文字列

none、daily、weekly、monthly。 デフォルト: none
none - 定期的なバックアップは行いません。 バックアップを手動で行うことはできます。
daily - バックアップは毎日自動的に実行されます。
weekly - バックアップは毎週自動的に実行されます。
monthly - バックアップは毎月自動的に実行されます。

schedule_day

integer

1-28。 デフォルト: 1
週単位バックアップの場合、数字 1~7 は月曜日から日曜日までに相当します。 7 を超える数も日曜日を示します。
月単位バックアップの場合、数字 1~28 はその月内の日を示します。

schedule_time

文字列

時間(0~23):分(0~59)の形式によるスケジュールされたバックアップの実行時刻。 デフォルト: 0.0

schedule_retain

integer

保持するバックアップの数。 新しいバックアップが作成された後、この数を超える既存のバックアップは最も古いものから削除されます。 デフォルト: 3
値 0 はバックアップをすべて保持します。

以下のテーブル内のプロパティは、BCK GUI を設定します。

名前

タイプ

説明

gui_ip

IP

GUI にアクセスするために使用される対応アプリケーションの IP アドレス。 デフォルト: 空
このプロパティは必須です。

gui_port_no

integer

Web インターフェースにアクセスするためのポート。 GUI は gui_ip およびこのポートによってアクセスされます。 デフォルト: 8080。

gui_username

文字列

Web ベース認証用のユーザ名。 empty の場合、認証は実行されません。 デフォルト: empty

gui_password

文字列

Web ベース認証用のパスワード。 gui_username が空の場合、このプロパティは使用されません。 デフォルト: empty

以下のテーブル内のプロパティは、グリッド上で動作するように BCK を設定します。 grid_ip1、grid_ip2 という 2 つの IP は、BCK 用に予約された使用可能アプリケーション IP です。

名前

タイプ

説明

grid_ctl_ip

IP

アプリケーションが作動しているグリッド コントローラの IP アドレス。 デフォルト: 空
このプロパティは必須です。

grid_ip1

IP

バックアップおよびリストア時に使用できる IP アドレス。 デフォルト: 空
このプロパティは必須です。

grid_ip2

IP

バックアップおよびリストア時に使用できる IP アドレス。 デフォルト: 空
このプロパティは必須です。

grid_netmask

IP

アプリケーションが作動しているグリッドのネットマスク。 デフォルト: 255.255.255.0

grid_gateway

IP

トラフィックのルーティングに使用される IP ゲートウェイのアドレス。 このプロパティは、アプリケーションが実行されている IP ネットワーク外のホストにアクセスするために指定する必要があります。 デフォルト: 空
このプロパティは必須です。

grid_dns1

IP

グリッド用のプライマリ DNS サーバ。 デフォルト: 空
このプロパティは必須です。

grid_dns2

IP

グリッド用のセカンダリ DNS サーバ。 デフォルト: 空
このパラメータはオプションです。

エラー メッセージ

アプライアンスが開始に失敗すると、以下のメッセージが、アプライアンスのログ ファイルまたはグリッド コントローラのシステム ログのいずれかに表示される場合があります。

Web インターフェース(GUI)

BCK は、対応するアプリケーションを手動でバックアップまたはリストアしたり、既存のバックアップを手動で削除するために使用できる Web インターフェースを表示します。 この GUI は、設定されたポート gui_port_no 上のアプリケーション IP を使用してアクセスされます。

上記の例は、バックアップ時の GUI 進捗状況モニタを示しています。 このページには以下の 2 つのモニタが含まれます。

リストア時の GUI 進捗状況モニタ

上記の例は、リストア時の GUI 進捗状況モニタを示しています。 このページには以下の 2 つのモニタが含まれます。

バックアップとリストアの準備

BCK を使用して、アプリケーションのバックアップまたはリストアを行うには、その前にこれらの手順を実行する必要があります。 段階的な手順の例をここに示します。

  1. BCK アプライアンスを既存のアプリケーションに接続します。「典型的な使用状況」を参照してください。
  2. BCK は通常のユーザとしてグリッド コントローラ上で認証できる必要があります。 これを確実に行うには、パスフレーズのない openssh 形式で公開/秘密鍵ペアを作成します。 その公開鍵が生成された公開鍵に相当するグリッド上でユーザを作成します。 生成された秘密鍵ファイル(grid.private.key という名前)を、所有者とグループ nobody、およびモード 600 の設定されたアプライアンスの設定ボリュームのルート上に配置します。
  3. backup_service が sftp の場合は、パスフレーズのない openssh 形式で公開/秘密鍵ペアを作成します。 生成された秘密鍵ファイル(sftp.private.key という名前)を、所有者とグループ nobody、およびモード 600 の設定されたアプライアンスの設定ボリュームのルート上に配置します。 リモート ホスト上のユーザ backup_user_id の authorized_keys ファイル内に公開鍵を含めます。

重要: BCK はアプリケーション内で NET アプライアンスの後に開始する必要があります。 NET アプライアンスの[属性]タブで、[開始順]に 10 を割り当て、BCK アプライアンスの[開始順]はこの値より大きくなるようにします。

典型的な使用状況

LampX4

以下の図は、BCK をどのように LampX4 リファレンス アプリケーションに接続できるかを示しています。 INSSLR ゲートウェイ プロパティは、aux 端子へポート 8080 上の tcp トラフィックを転送するように設定されています。 アプリケーション IP または解決可能なドメイン名のポート 8080 にブラウザをポイントすると、BCK の Web インターフェースが起動されます。

注: BCK アプライアンスは、IN ゲートウェイと他のアプリケーション間で直接接続せず、INSSLR ゲートウェイの aux 端子に接続してください。

LampX4 ユーザ ケースの段階的な設定手順の例をここに示します。

例: BCK を LampX4 リファレンス アプリケーションにどのように接続できるか

ノート

許可されていないユーザがバックアップまたはリストアを実行しないように、BCK の gui_username および gui_password プロパティを設定することをお勧めします。

注:

アプライアンス内で使用されるオープン ソース/サードパーティ ソフトウェア

BCK は、PS8 および BCKCTL で構成された複合アプライアンスです。 BCKCTL は、ベース クラス WEB5 で使用されるサードパーティのオープン ソース パッケージに加えて、以下のサードパーティのオープン ソース パッケージを使用します。

ソフトウェア

バージョン

変更

ライセンス

ノート

Nirvanix API PHP functions

該当なし

はい

Nirvanix Public License

ホームページ

phps3tk S3 PHP functions

該当なし

はい

GNU GPL v3

ホームページ

PEAR.php

1.6.2

いいえ

PHP license v3.0

PEAR からの PEAR パッケージ

HMAC.php

1.0.1

いいえ

PHP license v3.0

PEAR からの Crypt_HMAC パッケージ

Request.php

1.4.1

いいえ

BSD

PEAR からの Request パッケージ

Socket.php

1.0.8

いいえ

PHP license v2.02

PEAR からの Net_Socket パッケージ

URL.php

1.0.15

いいえ

BSD

PEAR からの Net_URL パッケージ