PXE を使用したベア メタル インストール(自動)
ブート サーバから PXE ブートを実施するにはこの処理を実行します。
以下の手順に従います。
/tftpboot ディレクトリに bfcbmi という名前のディレクトリを作成し、/etc/exports に NFS 共有として挿入します。 エントリは以下のようになります。
/tftpboot/bfcbmi 192.168.64.0/24(ro)
/etc/exports ディレクトリに /tftpboot/pxelinux.cfg ディレクトリを追加します。
/tftpboot/pxelinux.cfg 192.168.64.0/24(rw)
NFS サービスを再起動します。
service nfs restart
BMI ISO を新しく作成したディレクトリにマウントします。
mount -o loop /Test/centos-bfc-bmi-dvd.iso /tftpboot/bfcbmi
/tftpboot/pxelinux.cfg ディレクトリで、クライアントの設定ファイルを作成します。 ファイル名は、01- で始め、最後はクライアントの MAC アドレスにします。 MAC アドレスの文字は小文字で指定し、MAC アドレスの各部分はダッシュで分割する必要があります。 たとえば、MAC アドレスが 00:0C:29:4A:80:98 のマシンの設定ファイル名は、01-00-0c-29-4a-80-98 になります。
以下の内容で設定ファイルを作成します。
PROMPT 1 TIMEOUT 10 DEFAULT bfcbmiauto LABEL bfcbmiauto KERNEL bfcbmi/isolinux/vmlinuz APPEND ks=file:/opt/bmi/ks/ks-u.cfg initrd=bfcbmi/isolinux/initrd.img method=nfs:192.168.64.2:/tftpboot/bfcbmi ksdevice=eth0 IPAPPEND 3 LABEL localboot LOCALBOOT 0
kickstart ファイル ks-u.cfg は自動インストールに必要です。 IP アドレス 192.168.64.2 は、NFS サーバの IP アドレスで置き換える必要があります。 ksdevice には、NFS サーバへのアクセスに使用されるネットワーク インターフェースが含まれています。
手動設定オプションとは異なり、デフォルト値は「bfcbmiauto」に設定する必要があります。 クライアントがブートすると、PXE ブートが実行されます。 OS のインストール後、クライアントによってデフォルト値が「localboot」に変更され、後続のブートはハード ディスクから行われるようになります。 「bfcbmiauto」キーワードが使用されている場合のみ、クライアントによってデフォルト値が変更されます。 この方法の利点は、ブート サーバの設定ファイルを変更するだけで、クライアントの新しい PXE ブートを実施できる点です。
クライアントは設定ファイルを変更する必要があるので、以下のように書き込み権限を変更します。
chmod 666 /tftpboot/pxelinux.cfg/01-<MAC address>
BIOS の起動順序は以下のように変更する必要があります。
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