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PXE を使用したベア メタル インストール(手動)

オペレーティング システムのインストール後に、クライアントに直接アクセスして PXE ブートを再度有効にする場合はこの処理を実行します。

以下の手順に従います。

  1. PXE ブート サーバをセットアップします。
  2. 以下のように NFS 共有をセットアップします。
  3. PXE ブート設定ファイルを作成します。

    /tftpboot/pxelinux.cfg ディレクトリで、クライアントの設定ファイルを作成します。 ファイル名は、01- で始め、最後はクライアントの MAC アドレスにします。 MAC アドレスの文字は小文字で指定し、MAC アドレスの各部分はダッシュで分割する必要があります。 たとえば、MAC アドレスが 00:0C:29:4A:80:98 のマシンの設定ファイル名は、01-00-0c-29-4a-80-98 になります。

    以下の内容で設定ファイルを作成します。

      PROMPT 1
      TIMEOUT 10
      DEFAULT localboot
      LABEL bfcbmi
        KERNEL bfcbmi/isolinux/vmlinuz
        APPEND ks=file:/opt/bmi/ks/ks.cfg initrd=bfcbmi/isolinux/initrd.img method=nfs:192.168.64.2:/tftpboot/bfcbmi ksdevice=eth0
        IPAPPEND 3
      LABEL localboot
         LOCALBOOT 0
    

    kickstart ファイル ks.cfg は手動インストールに必要です。 IP アドレス 192.168.64.2 は、NFS サーバの IP アドレスで置き換える必要があります。 ksdevice には、NFS サーバへのアクセスに使用されるネットワーク インターフェースが含まれています。

  4. BIOS の起動順序を変更します。

    BIOS の起動順序は以下のように変更する必要があります。

    1. PXE ブート用のネットワーク カード
    2. ハード ディスク
    3. 2 枚目のネットワーク カード

    クライアント マシンはネットワークから設定ファイルを取得します。 localboot がデフォルトであるため、既存の OS がブートされます。 F12 キーを押してハード ディスクからのブートを防ぎ、ブート プロンプトに対して「bfcbmi」を入力して、ベア メタル インストールを開始します。