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[プロパティ]タブ

[プロパティ]タブでは、このクラスのアプライアンスで使用可能になるプロパティを定義します。 プロパティはアプライアンス用に指定される設定パラメータです。

このタブで定義されるアセンブリのプロパティは、「境界プロパティ」と呼ばれています。 アセンブリ アプライアンスの外部からアプライアンスを使用するユーザに表示されるのは、この境界プロパティのみです。

プロパティの定義

アプライアンス クラス上のプロパティのセットには、クラス固有の要件が反映されます。 CA AppLogic は、プロパティ値を解釈なしでアプライアンスへ渡します。 プロパティは必要なものを自由に定義することができます。

名前

プロパティの名前。 プロパティ名は、アプライアンス内のプロパティを一意に識別します。 プロパティ名は、[インスタンス設定]プロパティ シートでプロパティ値を設定するために使用されます。

デフォルト

プロパティのデフォルト値。 この値は、アプライアンス インスタンスにプロパティの値が特に定義されていない場合に使用されます。 ほとんどのプロパティにはデフォルトが必要です。 デフォルト値は空にしておくことができます。その場合、デフォルトは空の文字列になります。 また、プロパティを必須に指定すると、デフォルト値は無効になります(以下を参照)。

オプション

オプションのプロパティ属性には以下が含まれます。

必須

「必須」属性(感嘆符)を使用すると、各アプライアンス インスタンスに対してそのプロパティを設定することを必須とするため、デフォルト値は使用されません。 必須プロパティの数が多いと、アプライアンスを使用することが難しくなるため、できるだけ少なく抑えるようにします。 必須プロパティは、デフォルトを定義できない場合のみ使用するようにしてください。 たとえば出力ゲートウェイのターゲット ホスト名などです。

非表示

非表示属性は、パスワードなどの機密データが含まれるプロパティ値を保護するために使用します。 プロパティから非表示属性を削除すると、影響を受けるアプライアンスやリダイレクト先のアセンブリ境界のプロパティに設定されている値がクリアされます。

注: この属性は文字列タイプのプロパティにのみ適用されます。

さらに、情報ボタン 情報ボタン をクリックすると、プロパティ属性のサマリが提供されます。これには、プロパティ タイプ、デフォルト、制約、その他の属性などが含まれます。 この情報は、プロパティがアセンブリ内でリダイレクトされる場合のみ使用可能です。

: リスト内のプロパティの順序は、リストの右側にある上向き/下向き矢印を使用して変更できます。 この順序は、直観的にわかりやすい順序にすることをお勧めします。具体的には、より重要なプロパティのグループを最上位に置き、実際に設定する可能性が高い順序でプロパティを並べます(たとえば、IP アドレス、ネットマスク、ゲートウェイの順など)。

アセンブリの場合、プロパティに必要な属性の数はシンプル アプライアンスより少なくなります。これは、アセンブリ内でプロパティがリダイレクトされたときに、必要な情報のほとんどが自動的に定義されるためです。 これには、プロパティのタイプと、その値の制約などが含まれます。

アセンブリをカタログに追加する予定の場合は、このリストで、下位アプライアンスに継承される必要のあるプロパティをすべて追加し、次に下位アプライアンスのプロパティをこれらの境界プロパティにリダイレクトします。 これにより、アセンブリの各インスタンスで異なるプロパティ値を設定することが可能になります。 下位に継承されないプロパティは無視されます。

重要: 必須プロパティが設定されていないか、プロパティの値制約が満たされていない場合、アプリケーションは開始されません。 これは、設定の要件が確実に満たされていることを確認し、多くの設定エラーを防ぐのに役立ちます。 CA AppLogic では、制約チェックに適合しなかったアプライアンスおよびプロパティの名前がレポートされるため、すぐに問題を特定して修正することができます。

プロパティを削除しようとしてエラーが表示された場合、そのプロパティはパラメータ化されているため削除することはできません。パラメータ化されているということは、そのプロパティについてアプライアンス(またはアプリケーション)のインスタンスに値が設定されていることを意味します。 プロパティを削除するには、そのプロパティに明示的に設定されている値をすべて消去する必要があります。 アプライアンスのクラスを編集している場合は、クラス エディタ プロパティ シートを閉じ、アプライアンスを右クリックして[プロパティ]をクリックし、プロパティの値をそのデフォルトに戻します(「インスタンス設定」を参照)。 アプリケーション クラスを編集している場合は、クラス エディタ プロパティ シートを閉じ、エディタ キャンバス上で右クリックして[アプリケーション設定]をクリックし、[プロパティ]タブを選択し、プロパティの値をそのデフォルトに戻します(「アプリケーション設定」を参照)。 その後、クラス エディタに戻り、プロパティを削除します。