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自動ベア メタル インストール用の単一の ISO イメージの作成

この手順は 2 つの手順から成ります。まず適切なパラメータを指定して ample_project_template.bbp ファイルを設定し、ISO または UMS の関連するターゲットの場所(-t スイッチ)でベア メタル ISO ツールを実行します。

自動ベア メタル インストール用の ISO を作成するためにテンプレート ファイルを変更する場合、ファイルの[Project]、[BFC]、[UMS]、および[BMI]セクションのパラメータを変更します。

以下の手順に従います。

  1. プロジェクト テンプレート ファイルのコピーを作成し、プロジェクト設定を編集します。 インストール スクリプトの目的に一致するように、ファイルの名前を変更します。 例: BFC_35_UnattendedInstallation.BBP。 このプロジェクト ファイル名は、後で単一の ISO イメージを作成するためのコマンドで使用されます。
  2. デフォルトを確認するか、またはテンプレート ファイルの[Project]セクション内の以下のパラメータを変更します。
    project_name=

    プロジェクト名を指定します。 このフィールドを使用して、内部ドキュメント用のプロジェクトの名前を指定します。 このフィールドは ISO イメージの作成では使用されません。

    project_name=<名前>
    

    例:

    project_name=BFC Unattended Installation
    
    rawiso=

    ISO ファイル出力のイメージ リポジトリ用のフル パスを指定します。

    rawiso=<フル パス>
    

    例:

    rawiso=/opt/bfc/isotool/imagerep/default
    
    isofilebfc=

    BFC ISO イメージ ファイルの名前を指定します。 たとえば、複数のベア メタル インストール プロジェクトで作業する予定の場合は、デフォルトの名前を変更できます。

    isofilebfc=<BFC ISO ファイル名>
    

    例:

    isofilebfc=bfcinstall.iso
    
    isofilecentos=

    CentOS のインストールに使用される BFC アプライアンス ISO ファイルの名前を指定します。

    isofilecentos=<BFC CentOS ISO ファイル名>
    

    例:

    isofilecentos=bfcbaremetal.iso
    
    attendedinstall=

    インストールが手動か自動かを指定します。 この例では、自動インストールの「n」を指定します。

    attendedinstall=n
    
    hostname=

    ホスト名を指定します。 mynewbfc などの単一の名前、または mynewbfc.ca.com などの完全修飾ホスト名を指定できます。 数字のみのホスト名は作成できません。

    hostname=MyBFC
    
  3. デフォルトを確認するか、またはテンプレート ファイルの[BFC]セクション内の以下のパラメータを変更します。 以下の例では、デフォルト値が表示されます。
    recover=

    レプリケートされたデータベースからの回復を試行するかどうかを指定します。 「はい」を示す Y を指定する場合、このファイルの[BMI]セクションでレプリケーション メディアを指定する必要があります。

    recover=N
    
    replenable=

    データベース レプリケーションの選択肢を指定します。 「はい」を示す Y を指定する場合、このファイルの[BMI]セクションでレプリケーション メディアを指定する必要があります。

    replenable= N
    
    replpass=

    (必須)データベース暗号化のパスフレーズを指定します。 パスフレーズは、ASCII 文字のみを含む 6 ~ 20 文字で指定する必要があります。空白を含めることはできません。

    relpass=secret-passphrase
    
    password=

    BFC アプリケーション用の管理者アカウントのパスワードを指定します。 パスワードは、ASCII 文字のみを含む 6 ~ 20 文字で指定する必要があります。空白を含めることはできません。

    password=changeme
    
    externalip=

    外部ネットワーク上のこのマシンの IP アドレスを指定します。 マシンには、このアドレスで設定されたアクティブなインターフェースが備わっている必要があります。 以下の[BMI]セクションで対応する MAC アドレスを指定する必要があります。

    externalip=10.10.87.2
    
    backboneip=

    バックボーン ネットワーク上のこのマシンの IP アドレスを指定します。 マシンには、このアドレスで設定されたアクティブなインターフェースが備わっている必要があります。 以下の[BMI]セクションで対応する MAC アドレスを指定する必要があります。

    backboneip=192.168.0.2
    
  4. デフォルトを確認するか、またはテンプレート ファイルの[BMI]セクション内の以下のパラメータを変更します。 以下の例では、デフォルト値が表示されます。
    gateway=

    ゲートウェイを指定します。 ゲートウェイを使用しない場合は、このパラメータを空のままにしておきます。

    gateway=
    
    nameserver=

    ネームサーバを指定します。 1 台のネームサーバのみサポートされます。 ネームサーバを使用しない場合は、このパラメータを空のままにしておきます。

    nameserver=
    
    externalmac=

    外部ネットワークにアクセスするネットワーク カードの MAC アドレスを指定します。

    externalmac=1C:7E:E5:14:4D:66
    
    backbonemac=

    バックボーン ネットワークにアクセスするネットワーク カードの MAC アドレスを指定します。

    backbonemac=00:1B:21:3D:8D:83
    
    replmedia=NFS

    replenable=Y または recover=Y を指定している場合は、データベース レプリケーションに NFS を使用していることを指定します。 レプリケーション/回復オプションを使用していない場合は、このパラメータは不要です。

    replmedia=NFS
    
    replserver=

    レプリケーション サーバのサーバ IP を指定します。 レプリケーション/回復オプションを使用していない場合は不要です。

    replserver=<server_ip>
    
    replfolder=

    レプリケーション サーバのフォルダを指定します。 レプリケーション/回復オプションを使用していない場合は不要です。

    replfolder=<フォルダ>
    
    replmedia=USB

    データベース レプリケーションに USB デバイスを使用していることを指定します。 レプリケーション/回復オプションを使用していない場合は不要です。

    replmedia=USB
    
    repldevice=

    USB デバイス名を指定します。

    replmedia=sdd
    
    keytable=

    システムのキーボード タイプを指定します。 テンプレート ファイルの最後にある有効なキーボード タイプ パラメータのリストを参照します。

    keytable=U.S. English
    
    timezone=

    システムのタイムゾーンを指定します。 テンプレート ファイルの最後にある有効なタイムゾーン名のリストを参照します。

    timezone=USEastern
    
  5. デフォルトを確認するか、またはテンプレート ファイルの[UMS]セクション内の以下のパラメータを変更します。 以下の例では、デフォルト値が表示されます。
    usbisodrive=

    CentOS ISO イメージがあるデバイスとパーティションを定義します。 この情報は、リモート BFC インストールに USB メモリ スティックを使用する場合に必要です。 このパラメータは syslinux.cfg ファイルを更新するために使用されます。 例:

    APPEND initrd=initrd.img ks=file:/opt/bmi/ks/ks.cfg method=hd:@usbisodrive@:/iso syslinux=0
    

    注: パーティション 1 は常にメモリ スティックのブート パーティションなので、パーティション 2 を指定する必要があります。

    usbisodrive=sdb2
    
  6. ファイルをプロジェクト フォルダに保存します。
  7. コマンドを実行して、単一の ISO イメージを作成します。 以下の例では、プロジェクト ファイル BFC_35_UnattendedInstallation.BBP が使用されています。また、現在の作業ディレクトリは $BMITOOLROOT/bin です。
    DVD またはネットワーク上で配布するための単一の ISO イメージを作成します。
     ./bfcic/ImageComposer.py -t iso -c ../projects/BFC_35_UnattendedInstallation.bbp -o /tmp/mybmidvd.iso
    
    USB メモリ スティック上に単一の ISO イメージを作成するには、以下のコマンドを使用してデバイス名を確認します。
     ./bfcic/ImageComposer.py -t ums -c ../projects/BFC_35_AttendedInstallation.bbp -o ''
    
    USB メモリ スティック上に単一の ISO イメージを作成するには、以下のコマンドを使用します。
     ./bfcic/ImageComposer.py -t ums -c ../projects/BFC_35_UnattendedInstallation.bbp -o sdb
    
  8. 自動 BFC インストールの手順を使用して、新しい ISO ファイルで作業します。