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ネットワーク障害

このセクションは CA AppLogic 2.9 以降にのみ関連します。 以前のバージョンの CA AppLogic では、外部ネットワークやバックボーン ネットワークの障害に対して耐性がなく、そのような障害によってグリッドまたはアプリケーションのダウンタイムが発生しました。

CA AppLogic 2.9 以降では、外部(パブリック)またはバックボーン(プライベート)ネットワークの障害に対して耐性があり、アプリケーションのダウンタイムが発生しません(グリッドのハードウェア セットアップをネットワーク高可用性向けに構成しており、ネットワークがまだ劣化していない場合)。 ユーザは、grid info コマンドを実行して、グリッドのネットワーク HA が有効(利用可能)になっているかどうかを確認できます。

CA AppLogic は、ネットワーク障害を検出すると、グリッド ダッシュボードにメッセージをポストして問題をユーザにレポートします。 さらに、グリッド ダッシュボードまたは grid info コマンドに表示されるグリッドの HA 状態を調べることにより、影響を受けたネットワークの HA 状態を確認できます。 CA AppLogic は、以下のいずれかが発生したときに、外部ネットワークまたはバックボーン ネットワーク上のネットワーク障害を検出します。

影響を受けたネットワークがまだ劣化した状態でないときに上記のいずれかの障害が発生した場合は、CA AppLogic の障害復旧中(数秒間)にネットワーク接続が瞬間的に中断する可能性はありますが、アプリケーションのダウンタイムは発生しません。 ネットワーク HA がすでに劣化しており、追加のネットワーク障害が発生した場合、障害のタイプによってはグリッド全体とすべてのアプリケーションが影響を受ける可能性があります。

注: CA AppLogic でネットワーク HA 構成を使用し、外部ネットワークに障害が発生した場合は、外部インターフェースを使用するアプリケーションまたはアプライアンスが最大で 5 分間アクセス不能になる可能性があります。 これは、MAC アドレスをキャッシュする外部ルータが原因だと考えられます。 ルータが ARP のキャッシュをフラッシュするまで待機するか、またはアプリケーションから arp を実行して ARP 応答を送信することにより、正常な状態に戻ります。 これは、外部ネットワークにのみ影響します(バックボーン ネットワークには影響しません)。

管理者は、grid info --verbose コマンドと srv info --extended コマンドを使用して、ネットワーク HA に関する情報(ネットワーク トポロジに関する情報を含む)を表示できます。

CA AppLogic では、ネットワーク HA を動的に設定するために使用できる以下のコマンドがグリッド管理者のために用意されています。

さらに、CA AppLogic には、サーバ上の指定した NIC の LED を 1 分間点滅させることでグリッド管理者がサーバと NIC を識別できるようにする新しいサーバ コマンドが用意されています。 新しいサーバ コマンドの形式は以下のとおりです。

srv identify server name nic=NIC name 

グリッドおよびサーバのネットワーク HA 設定コマンドの詳細については、グリッド CLI リファレンスおよび CLI リファレンスをそれぞれ参照してください。