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シングルトンの作成

テンプレートを選択した後で、アプライアンス用の新しいシングルトン クラスを作成します。 クラスをブランチ化すると、アプライアンス用の新しいシングルトン クラスを作成できます。 新しいアプライアンスをゼロから作成せずに、既存のテンプレート クラスを使用することができます。 既存のクラスに追加機能を追加する場合は、テンプレート クラスの使用を検討してください。 たとえば、新しいバージョンにアップグレードする場合や追加のパラメータ化機能を提供する場合などがこれに該当します。 クラスをブランチ化するには、ブランチ化するクラス インスタンスを選択し、マウスを右クリックしてコンテキスト メニューから[クラスのブランチ化]を選択するか、[アプライアンス]メニュー項目をクリックして[クラスのブランチ化]を選択します。

重要: インストール予定のソフトウェアが必要としない場合も、新しいシングルトンが実行時に最低 128 M のメモリを要求するように設定してください。 新しいアプライアンスへのソフトウェアのインストールが完了すると、リソース要件を変更できます。 ただし、インストール時に追加のメモリがあることが重要です。LUX のようなベース アプライアンス イメージではスワップが有効でなく、またパッケージ インストーラが動作するために多くのメモリを必要とするからです。 具体的には、yum は 96 MB 未満のシステム メモリでは動作しません。

シングルトン クラスの作成方法

  1. 新規アプリケーションを作成します。

    また、サンプル アプリケーションなどの既存のアプリケーションを使用できます。

  2. 前の手順で選択したテンプレートをグローバル カタログからキャンバスにドラッグします。
  3. キャンバス上のインスタンスの図形を右クリックし、[クラスのブランチ化]をクリックします。

    [クラス ブランチ]ダイアログ ボックスに、コピーされている各ボリュームの完了率が表示されます。 ブランチ化操作が完了すると、ステータス ダイアログ ボックスに対象のクラスが正常にブランチ化されたというメッセージが表示されます。

  4. アプリケーションを保存できることを確認します。

    重要: ブランチ化操作が完了し、アプリケーションが再ロードされるまで待機します。

    注: クラスのブランチ化の操作時に、すでにコピーされたインスタンス ボリュームが存在しないというメッセージを表示する警告ウィンドウが表示された場合は、[OK]を選択して続行します。 この場合、CA AppLogic によりアプライアンス ボリュームのコピーが作成されるため、ブランチ化プロセスは数分かかる場合があります。

    カスタマイズ用のシングルトン クラスが完成しました。

新しいシングルトン クラスを作成、設定、テストしたら、他のアプリケーションが新しいクラスを使用できるようにグローバル カタログにドラッグすることができます。 また、アプリケーションがクラスの複数インスタンスを使用する場合にインスタンス化できるようにアプリケーションのローカル カタログにドラッグすることもできます。