前のトピック: マスタ キーの更新次のトピック: arwfutil: ユーティリティ ツール


arwfserver: サーバ管理ツール

arwfserver ユーティリティは、CA AuthMinder サーバの設定を管理し、接続エラーをトラブルシュートするために使用できる対話型のユーティリティです。 たとえば、管理コンソールは CA AuthMinder サーバ インスタンスの管理に Server Management プロトコルを使用します。このプロトコルのデフォルト ポート番号は 9743 です。 このポートがほかのアプリケーションによってすでに使用されている場合は、arwfserver ツールを使用して別のポートにプロトコルを設定できます。

サーバ設定管理のほかに、arwfserver ツールでは、めったに使用されない(Web サービス API の認証および許可)か、ある展開シナリオでのみ必要(プラグインを有効または無効にする)な CA AuthMinder 設定を設定できます。

arwfserver ユーティリティの対話モードでの実行

このユーティリティは対話モードで実行できます。 このモードでは、リスナが開始されない点を除き、サービス モードと同様の方法ですべてのサーバ設定が実行されます。

このモードで実行した場合、arwfserver ツールは、独自のコンソール プロンプトを開始し(wf>)、スタートアップ ログを <install_location>/logs/arcotwebfortstartupcmd.log に、トランザクション ログを <install_location>/logs/arcotwebfortcmd.log に生成します。

次の手順に従ってください:

  1. ツールが利用可能な場所に移動します。
  2. 以下のコマンドを実行します。

    ツールが対話モードで起動されます。

  3. 以下の表に示すオプションを指定して、必要なタスクを実行します。

オプション

Description

メッセージ表示操作

ddn

表示名をファイルにダウンロードします。 表示名をダウンロードするアプリケーションのコンテキスト名と、ファイルをダウンロードするパスを入力する必要があります。

構文

ddn <application_context> <file_location>

例:

ddn Admin ARCOT_HOME>/logs

dmsg

表示メッセージをファイルにダウンロードします。 ファイルのダウンロード先のアプリケーション コンテキストおよびパスを入力する必要があります。

構文

dmsg <application_context> <file_location>

例:

dmsg Admin ARCOT_HOME>/logs

udn

カスタマイズされた表示名が含まれるファイルをデータベースにアップロードします。

構文

udn <file_path>

umsg

カスタマイズされた表示メッセージが含まれるファイルをデータベースにアップロードします。

構文

umsg <file_path>

プラグイン設定

getmodconf

現在のモジュールの設定を取得します。 たとえば、認証情報モジュールおよびプラグインの設定を取得します。

構文

getmodconf

upluginstatus

プラグインのステータスを更新します。 サポートされているステータスは以下のとおりです。

  • 0: プラグインが無効であることを示します。
  • 1: プラグインがアクティブであることを示します。
  • 2: プラグインがロードされていないことを示します。

構文

upluginstatus

プロトコル操作

getprotoconf

すべてのプロトコルの設定を取得します。

構文

getprotoconf

setsvrmgmtport

サーバ管理プロトコルのポート番号を変更します。

CA AuthMinder サーバで SSL を有効にしている場合、このツールを使用して、トランスポート モードを SSL から TCP に変更できます。

構文

setsvrmgmtconf <サーバ管理ポート> TCP

例:

setsvrmgmtconf 9743 TCP

サーバ管理操作

バージョン

arcotwebfort-ver-<dd>-<mmm>-<yy>.txt というファイルを生成します。このファイルには、すべての CA AuthMinder ライブラリ ファイルのバージョンがリストされます。

このファイルは、以下のディレクトリにあります。

Windows: <install_location>\Arcot Systems\logs

UNIX ベースのプラットフォーム: <install_location>/arcot/logs

構文

バージョン

ユーティリティ操作

??

指定したパターンに基づいてコマンドを検索します。

構文

?? <検索テキスト>

例:

?? conf

設定を設定または取得するためのすべてのオプションが表示されます。 例:

  • getmodconf
  • getprotoconf

?

arwfserver でサポートされているコマンドをリスト表示します。 このオプションと一緒にコマンド名を指定すると、ツールからコマンドの使用方法についてのヘルプが表示されます。

構文

  • ?
    サポートされているコマンドをすべてリスト表示します。
  • ? <command_option>
    コマンドの使用方法についてのヘルプを表示します。

例:

? setsvrmgmtport

サーバ管理ポートを設定するコマンドの使用方法が表示されます。

help

コマンドの使用方法についてのヘルプを表示します。

構文

help <command_option>
コマンドの使用方法についてのヘルプを表示します。

例:

help setsvrmgmtport

サーバ管理ポートを設定するコマンドの使用方法が表示されます。

log2c

管理コンソールにログを出力できます。

ログを管理コンソールに出力するには「Y」を、ログをファイルに出力するには「N」を入力します。

構文

log2c <オプション>

例:

log2c n

q

対話モードを終了します。