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MA （マスタ管理者）

MA （Master Administrator、マスタ管理者）は、システムのスーパーユーザです。MA にはシステム全体に対して無制限のアクセス権があります。 MA のスコープはすべての組織です。このため、既存の組織、自身で作成する組織、または今後作成されるいずれの組織も管理できます。

MA は、以下の操作を行うことができます。

• インストールの後にシステムを初期化（ブートストラップ）する。
• UDS 接続パラメータを設定する。
• 管理コンソールおよびユーザ データ サービス用に、組織に対するグローバル設定やキャッシュ リフレッシュ設定を設定する。
• カスタム ロケールを設定する。
• デフォルトの組織を設定する。
• Web サービスの認証および許可を有効にする。
• CA AuthMinder サーバの通信パラメータを設定する。
• CA AuthMinder サーバ インスタンスを設定および管理する。
• CA AuthMinder サーバのプロトコルを設定する。
• 管理コンソールおよびサーバのコンポーネントの認証メカニズム、およびその他の設定を設定する。
• カスタム プラグインを使用して CA AuthMinder の機能を拡張する場合に、プラグインを登録する。

  注： プラグインを登録する方法の詳細については、「プラグインの登録と更新」を参照してください。 プラグインの設定の詳細については、「プラグインの設定」を参照してください。

• 組織を作成および管理する。
• 必要に応じて、管理者ロール（グローバル管理者、組織の管理者、またはユーザ管理者）を作成し、管理する。
• カスタム ロールを作成および管理する。
• インスタンス統計を生成する。

管理コンソールが正常にインストールされたら、最初に MA としてログインします。 インストール直後の MA アカウント（masteradmin）には、デフォルト パスワード（master1234!）が設定されています。 初めてログインした後、このパスワードを変更することをお勧めします。

データを追跡および分析するために、MA はすべての管理者アクティビティの包括的なレポートを生成できます。　 また、システム内のほかの管理者のアクティビティのレポートも生成できます。 さらに、すべての組織のレポートおよびすべてのサーバ設定のレポートも生成できます。

マスタ管理者のパスワードのリセット

誤ったパスワードを複数回入力したために MA アカウントのパスワードがロックされた場合は、以下の手順に従います。

arcot-masteradmin-password-reset-2.0.sql スクリプトを実行して、パスワードをリセットします。 このスクリプトは <INSTALL_HOME>\dbscripts\<database>\ フォルダにあります。 スクリプトを実行した後、MA はデフォルト パスワードを使用して管理コンソールにログインし、パスワードをリセットする必要があります。