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ログ ファイルの設定

ArcotID PKI クライアントのログ ファイル設定を行うには、WebClient.ini ファイルの [arcot/WebClient/LogLibrary<n>] セクションを使用する必要があります。 このファイルは以下の場所にあります。

<%SYSTEMDRIVE%>:\Program Files\Common Files\Arcot Shared\conf

ログ パラメータは値と名前のペアとして定義されます。 ParamSupported パラメータを、定義する値と名前のペアの数に設定します。 デフォルトでは、ParamSupported の値は 4 に設定されています。これは、4 つのログ パラメータを設定できることを意味します。

以下の表に、ArcotID PKI クライアントでサポートされているデフォルトのログ パラメータおよびそれらの値のリストを示します。

パラメータ

Name

説明

Param1

LOG_FILE_NAME

ログ ファイル名、および ArcotID PKI クライアント ログを書き込む必要のある場所を指定します。

デフォルトでは、ArcotID PKI クライアントのログ ファイル名は ArcotClientLog.txt で、

<%SYSTEM_DRIVE%>\windows\system32\ フォルダに作成されます。

Param2

LOG_FILE_ROLLOVER_INTERVAL

ログ ファイルの内容をバックアップ ファイルに移動する必要がある間隔を指定します。 サポートされている値は以下のとおりです。

  • HOURLY
  • DAILY
  • WEEKLY
  • MONTHLY

デフォルトでは、ロールオーバー間隔は DAILY に設定されています。これは、真夜中の後に最初のメッセージがログに記録されたときにロールオーバーが発生することを示します。

注: このパラメータに値を設定しない場合、ログ ファイル サイズが MAX_LOG_FILE_SIZE に等しくなったときにログ ロールオーバーが発生します。

Param3

MAX_LOG_FILE_SIZE

ログ ファイルの最大サイズを指定します。

デフォルトでは、最大のログ ファイル サイズは 10 MB です。

Param4

BACKUP_LOG_FILE_LOCATION

バックアップ ログ ファイルを保存する必要がある場所を指定します。

デフォルトでは、ArcotID PKI クライアントのバックアップ ログ ファイルは、

<%SYSTEM_DRIVE%>\windows\system32\ フォルダに作成されます。

Param5

注: デフォルトでは、このパラメータは有効ではありません

LOG_LINE_FORMAT

ログの各行に記録する必要がある属性を指定します。 以下の属性がサポートされています。

  • タイム スタンプ(TS1L)
    エントリがログに記録された日時で、ローカル タイムゾーンに変換されます。 この情報のログの形式は以下のとおりです。
    day month date HH:MM:SS.mis year
    mis はミリ秒を表します。
  • ログ レベル(SEV)
    ログに記録されたエントリの重大度レベル。 詳細については、「サポートされているログ レベル」を参照してください。
  • プロセス ID (PID)
    エントリをログに記録したプロセスの ID。
  • スレッド ID(TID)
    このエントリをログに記録したスレッドの ID。
  • メッセージ ID (MID)
    メッセージの一意の識別子。
  • メッセージ(MSG)
    ログ メッセージ。
  • ログ ID (LID)
    ロガーの ID。

    : この属性は現在サポートされていません