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暗黙的な登録

暗黙的な登録の場合には、アプリケーションのコードから RiskMinder の createUserRequest メッセージを明示的に呼び出して RiskMinder データベースにユーザを作成する必要はありません。 代わりに、RiskMinder は「不明なユーザ」に ALERT アドバイスを生成するときに、自動的に操作を呼び出してユーザを登録します。

この登録を機能させるには、管理コンソールの[その他の設定]ページで最初に[ユーザ登録モード]フィールドの値を[暗黙的]に設定することが重要です。

暗黙的な登録ワークフローの手順は次のとおりです。

  1. オンライン アプリケーションにログインします。

    そのユーザがシステムに存在しているかどうかが、システムによって検証されます。 ユーザ名が有効でない場合、アプリケーションは適切なアクションを行う必要があります。

  2. アプリケーションは、RiskMinder に必要な情報を収集します。

    アプリケーションは、RiskMinder がリスクの分析に使用する以下の情報をユーザのシステムから収集します。

  3. アプリケーションは RiskMinder の evaluateRisk 操作を呼び出します。

    アプリケーションは RiskFortEvaluateRiskSvc 内で evaluateRisk 操作を呼び出す必要があります。 この呼び出しでは、手順 2 で収集したユーザおよびデバイス情報をすべて RiskMinder に渡す必要があります。

  4. RiskMinder は、ユーザのリスク分析を実行します。

    この場合、ユーザが RiskMinder システムにまだ「認識されていない」ので、デフォルトの ALERT アドバイスが生成されます。

  5. RiskMinder はデータベースにユーザを作成します。

    生成される各 ALERT アドバイスに対して、RiskMinder は自動的に、ArcotUserRegistrySvc Web サービスの createUserRequest メッセージを使用して RiskMinder データベースにユーザ レコードを作成します。 これで、ユーザは RiskMinder に登録されます。

    注: createUserRequest メッセージの詳細については、「CA RiskMinder Web サービス開発者ガイド」の「ユーザおよびアカウントの管理」を参照してください。

  6. アプリケーションは RiskMinder の evaluateRisk 操作を再度呼び出します。

    アプリケーションは RiskFortEvaluateRiskSvc 内で evaluateRisk 操作を呼び出す必要があります。 この呼び出しでは、手順 2 で収集したユーザおよびデバイス情報をすべて RiskMinder に渡す必要があります。

  7. RiskMinder は、ユーザのリスク分析を実行します。

    この場合、RiskMinder はルールを実行し、リスク スコアおよびアドバイスを生成します。

  8. アプリケーションはエンド ユーザのシステムにデバイス ID を格納します。

    ユーザが作成された後、アプリケーションはエンド ユーザが現在のトランザクションに使用しているデバイスに Cookie として evaluateRisk から返されたデバイス ID を格納する必要があります。

以下の図は、RiskMinder が自動的にユーザを作成する場合の暗黙的な登録ワークフローを示しています。

暗黙的な登録ワークフロー