ユーザ属性値の取得

ディレクトリサービス内にあるユーザ属性に設定されている値を読み取るには、getQnAValues 操作を使用します。 1 つまたは複数の属性の値を取得できます。このセクションでは、この操作に関連する以下の手順について説明します。

以下の表に、QnAValuesRequest メッセージの要素のリストを示します。

要素	必須	説明
username	はい	属性値を取得するユーザの一意の識別子。
orgname	はい	取得するユーザ属性値が属する LDAP 組織の名前。
attributes/attribute	はい	値を取得する属性の名前。
clientTxId	いいえ	呼び出し元アプリケーションが含めることができる一意のトランザクション識別子。この識別子は、関連するトランザクションの追跡に役立ちます。

ユーザ属性値を取得する方法

（オプション） getQnAValues 操作のヘッダに認証および許可の詳細を含めます。ヘッダ要素の詳細については、「Web サービスセキュリティの管理」を参照してください。
getQnAValuesRequest 要素を使用して、この表に記載されているユーザ、組織、および属性の情報を収集します。
QnAValuesRequest メッセージを使用して、前の手順で指定した詳細に従って入力メッセージを作成します。
ArcorUserRegistrySvc サービスの getQnAValues 操作を呼び出して、ディレクトリサービスに格納されているユーザ属性の値を取得します。
この操作では、トランザクション識別子、認証トークン、および属性値が含まれる QnAValuesResponse メッセージが返されます。レスポンスメッセージの詳細については、以下のセクションを参照してください。

QnAValuesResponse レスポンスメッセージでは、SOAP エンベロープヘッダでトランザクション識別子および認証トークンが返されます。 SOAP 本文には、成功したトランザクションでは属性値が含まれ、エラーがある場合はエラーレスポンスが含まれます。

成功したトランザクションで返される要素の詳細については、以下の表を参照してください。エラーがある場合は、付録「例外コードおよびエラーコード」を参照してください。

要素	説明

ヘッダ要素
udsTransactionID	UDS を使用して実行されたトランザクションの一意の識別子。
authToken	Web サービスにアクセスするための認証情報の検証が成功した場合に返される認証トークン。このトークンによって、その Web サービスへの後続のアクセスでは認証情報を提示する必要がなくなります。デフォルトでは、認証トークンは 1 日間有効で、その後は認証が再度必要になります。
本文要素
ディレクトリサービスで設定されているユーザ属性の値。