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Hyper-V のハイ アベイラビリティ設定
以下の情報は、Arcserve RHA High Availability にのみ適用されます。 Arcserve RHA を使用する場合、通常は Hyper-V のデフォルト設定で十分です。ただし、マスタが利用できない場合にレプリカ上の仮想マシンを容易に、正常に開始できるようにするには、いくつかのデフォルト設定に変更を加える必要があります。
- デフォルトでは統合コンポーネントが必要です。 ただし、[Is Alive]、[チェック方式]、[DB へ接続]プロパティをオフに設定すると、Arcserve RHA ではこのチェックがスキップされます。
- Snapshot フォルダは、Arcserve RHA によって保護された仮想マシン用にオーバラップすることはできません。ただし、Microsoft では、デフォルトですべての仮想マシンのスナップショットを同じフォルダに配置します。
以下の手順では、例として Windows ゲストを使用しますが、サポートされるすべての Hyper-V ゲスト オペレーティング システムで実行できます。
Hyper-V のハイ アベイラビリティを設定する方法
- Hyper-V マネージャ ウィザードを起動します。
- 仮想マシンの新規作成ウィザード ダイアログ ボックスから名前を入力し、[仮想マシンを別の場所に格納する]オプションを選択した後、その場所を指定します。 デフォルト パスを NAS または SAN のボリュームに変更することをお勧めします。 [次へ]をクリックします。
- [メモリの割り当て]ダイアログ ボックスから、ゲスト メモリを設定します。 通常、1 つのサービス ゲストに対して 512 MB 必要です。 [次へ]をクリックします。
- [ネットワークの構成]ダイアログ ボックスから、仮想ネットワーク アダプタを選択します。 物理ネットワーク アダプタにバインドされている仮想ネットワーク アダプタを選択したことを確認してください。 [次へ]をクリックします。
- 仮想ハード ディスクへの接続を設定するダイアログ ボックスから、[仮想ハード ディスクを作成する]オプションを選択します。 デフォルトでは、仮想ディスクは VM フォルダの下に作成されます。 また、既存のディスクを使用することもできます。 [次へ]をクリックします。
- [インストール オプション]ダイアログ ボックスから、[後でオペレーティング システムをインストールする]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [仮想マシンの新規作成ウィザードの完了]ウィザード ダイアログ ボックスから、作成後に仮想マシンを起動するオプションを選択した後、[完了]をクリックします。
- スナップショット フォルダは、自動的に仮想マシンのフォルダに設定されます。 [OK]をクリックします。
- オペレーティング システムが準備できたら、仮想マシンに接続します。 [アクション]メニューをクリックした後、[統合サービス セットアップ ディスクの挿入]を選択します。
- ゲスト OS に統合サービスをインストールします。
また、以下のように Hyper-V レプリカを設定する必要があります。
- マスタ サーバに 64 ビット版の Microsoft Windows Server 2008 をインストールし、Hyper-V のパッチ Windows6.0KB950050-x86.msu を適用します。マスタは、Hyper-V を実行できる CPU とマザーボードを備えている必要があります。 レプリカ サーバは Windows ベースのどのようなシステムでも実行できます。
- レプリカ上のネットワーク接続の数を、マスタ上に存在するのと同じ数に設定します。
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