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SLA - アプリケーション コントローラ - パフォーマンスとリソースのメトリックに基づいてアプライアンスを停止および開始します。

最新バージョン:

SLA: コントローラ

早見表

カタログ

動的

カテゴリ

アプリケーション コントローラ

ユーザ ボリューム

あり

最小 メモリ

224 MB

OS

Linux

制約

なし

質問/コメント

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機能の概要

SLA は、ユーザ定義ポリシーに従って、アプリケーション内の他のアプライアンスを開始および停止することによってアプリケーションを動的にスケーリングするアプリケーション コントローラです。 ポリシーの実施は、mtr 端子を介してアクセスされたカウンタ値の定期的な評価に依存します。 通常、mtr 端子は MON アプライアンスの aux 端子に接続されます。 SLA は、アプライアンスのグループ上で単一のカウンタの値を追跡します。

ポリシーは、SLA によって表示されるシンプルな Web インターフェース(GUI)を介して設定できます。 GUI には、アプリケーション IP および設定された SLA ポートを使用してアクセスします。 ポリシーには以下の要素があります。

SLA は、経過平均期間に渡ってアプライアンス グループ内で実行されるアプライアンスのカウンタ値を平均化して、カウンタの経過平均を定期的に計算します。 経過平均が開始値を超える、SLA はアプライアンス グループ内のアプライアンスを開始します。 経過平均が停止値を超えると、SLA はアプライアンス グループ内のアプライアンスを停止します。

一般に、SLA は、HTTP リクエストの負荷に応じて拡張できる Web サーバ アプライアンス WEBx4/WEBx8 内の個別の Web サーバを開始および停止するために使用されます。

重要

SLA アプライアンスは、PS8 ポート スイッチのインスタンスおよび SLACTL アプライアンスのインスタンスで構成されたアセンブリです。 SLACTL アプライアンスは、基礎となる SLA アセンブリから独立して使用するように設計されていません。 直接 SLACTL アプライアンスを使用しないでアプリケーションを設計するとき SLA アプライアンスを使用します。

境界

リソース

リソース

最小

最大

デフォルト

CPU

0.1

0.1

0.1

メモリ

224 MB

224 MB

224 MB

帯域幅

1 Mbps

1 Mbps

1 Mbps

端子

名前

方向

プロトコル

説明

in

in

任意

ポリシーを設定するための Web インターフェース(GUI)を表示します。 GUI に方向付けられていない他のすべてのネットワーク トラフィックは、変更せずに aux を通じて渡されます。

net

out

任意

グリッドにアクセスして、アプライアンスの起動および停止を促進するための出力。

mtr

out

任意

MON データ収集インターフェースを使用してパフォーマンスとリソース データにアクセスするための出力。

log

out

CIFS

操作ログを格納するためのネットワーク ファイル システムへの出力。 この端子が接続されていない場合、ログは config ボリュームに格納されます。

aux

out

任意

補助出力。 GUI に方向付けられていない受信トラフィックは、変更せずにこの端子を通じて送信されます。 この端子は未接続のままにできます。

mon

out

CCE

パフォーマンスとリソースの使用状況統計に使用されます。 この端子は未接続のままにできます。

ユーザ ボリューム

ボリューム

説明

config

設定データ用の読み取り/書き込みボリューム。

このボリュームは以下の格納に使用されます。

このボリュームは 10MB のサイズにする必要があります。 config ボリューム上の秘密鍵をセットアップする詳細については、「使用準備」を参照してください。

プロパティ

name

type

説明

appliance_group

文字列

SLA が動的に開始および停止するアプライアンスのグループ。 これは末尾の番号を除いたアプライアンス名です。 たとえば、main.srv.srv の値は、その名前が main.srv.srv で始まるアプライアンス(つまり、main.srv.srv1、main.srv.srv2 など)を SLA が開始または停止することを示します。
このプロパティは必須です。

grid_ctl_ip

IP

アプリケーションが作動しているグリッド コントローラの IP アドレス。
このプロパティは必須です。

port_no

整数

Web インターフェースにアクセスするためのポート。 GUI はアプリケーション IP およびこのポートによってアクセスされます。 デフォルト: 8080。

username

文字列

Web ベース認証用のユーザ名。 空の場合、認証は実行されません。 デフォルト: 空

パスワード

文字列

Web ベース認証用のパスワード。 ユーザ名が空の場合、このプロパティは使用されません。 デフォルト: 空

logs_base_dir

文字列

ログが格納されるディレクトリ。 このプロパティは、log 端子が接続されていないと、効果が得られません。 デフォルト: /

パフォーマンス

追加のリソースはパフォーマンスに影響しません。

エラー メッセージ

アプライアンスが起動に失敗すると、以下のメッセージが、アプライアンス ログ ファイルまたはグリッド コントローラのシステム ログに表示される場合があります。

内側

以下の図に示すように、SLA アプライアンスは、PS8 ポート スイッチ ps のインスタンスおよび SLACTL アプライアンス ctl のインスタンスで構成されるアセンブリです。

重要: SLACTL アプライアンスは含まれる SLA アセンブリから独立した使用用途に向けては設計されていません。 SLA アプライアンスは、アプリケーションを設計する場合に SLACTL アプライアンスを直接使用する変わりに使用します。

操作上の制約および動作
Web インターフェース(GUI)

SLA は、ポリシーの定義に使用する Web インターフェースを表示します。 この GUI には、設定されたポート port_no 上のアプリケーション IP を使用してアクセスします。

コミット ボタンは、GUI で定義されたポリシーを実施のためコミットします。

ポリシーが実施されている場合の SLA GUI

上記の例はポリシーを実施するときの GUI を示しています。 グラフは、ポリシー実施の最後の 24 時間を表示します。以下のデータが含まれます。

GUI の一番上のボタンは次の操作に使用します。

アプリケーションでの SLA の使用準備

SLA を使用して、アプリケーション内のアプライアンスを動的に開始および停止するには、以下の手順を実行する必要があります。SLA は通常のユーザとしてグリッド コントローラ上で認証できる必要があります。

アプリケーションで SLA を使用できるようにするには

  1. パスフレーズのない openssh 形式で公開/秘密鍵ペアを作成します。
  2. その公開鍵が生成された公開鍵に相当するグリッド上でユーザを作成します。

生成された秘密鍵ファイル(grid.private.key という名前)を、アプライアンスの設定ボリュームのルート上に配置します。

典型的な使用状況

LampX4

以下の図は、SLA をどのように LampX4 リファレンス アプリケーションに組み込めるかを示しています。 INSSLR ゲートウェイ プロパティは、aux 端子へポート 8080 上の tcp トラフィックを転送するように設定されています。 LampX4 アプリケーション IP または解決可能なドメイン名のポート 8080 にブラウザをポイントすると、SLA の Web インターフェースが起動されます。

注:

SLA アプライアンス

メモ

appliance_group プロパティはアプリケーション内の 2 つ以上のアプライアンスに解決されません。

アプライアンス内で使用されるオープン ソース/サードパーティ ソフトウェア

SLA は、PS8 および SLACTL で構成された複合アプライアンスです。 SLACTL のベース クラスは WEB5 です。 SLACTL では、そのベース クラスの WEB5 に含まれるものに加えて、オープン ソースのサードパーティ ソフトウェア パッケージはインストールされません。