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MON: アプリケーション モニタリング アプライアンス

最新バージョン: 3.0.3-1

MON: アプリケーション モニタリング アプライアンス

早見表

カタログ

システム

カテゴリ

モニタ

ユーザ ボリューム

あり

最小 メモリ

288 MB

OS

Linux

制約

なし

機能の概要

MON は、アプリケーション内の他のアプライアンスからパフォーマンスおよびリソースの使用状況統計(つまりカウンタ)を収集するアプリケーション モニタリング アプライアンスです。 アプライアンスは、mon 端子を通じて MON にそのカウンタをレポートします。

MON は、アプライアンス カウンタにアクセスして表示できるように、Web ブラウザを使用して、視覚的なインターフェースを提供します。 視覚的なインターフェースを介して、ユーザは、1 つ以上のグラフが含まれているビューを作成します。 それぞれのグラフに、1 つ以上のアプライアンス カウンタが表示されます。 視覚的なインターフェースには、以下の方法でアクセスできます。

視覚的なインターフェースのアクセスおよび使用の詳細については、「ユーザ インターフェース リファレンス ガイド」を参照してください。

MON は、アプライアンス カウンタのバックグラウンド モニタリングもサポートします。 単一のビュー内のカウンタはすべて、alarm_view プロパティによって指定されているとおりに、MON によってバックグラウンドでモニタされます。 これらのいずれかのカウンタが指定されたしきい値を下回るか超えると、MON は、CA 3Tera AppLogic グリッド コントローラにアラームを生成します。ダッシュボードにメッセージがポストされます。 アプライアンス カウンタをバックグラウンドでモニタする場合は、MON の視覚的なインターフェースに使用するブラウザを開く必要はありません。

境界

リソース

リソース

最小

最大

デフォルト

CPU

0.05

4

0.10

メモリ

288 MB

2 GB

288 MB

帯域幅

1 Mbps

500 Mbps

100 Mbps

端子

名前

方向

プロトコル

説明

mon

in

CCE

パフォーマンスとリソースの使用状況統計を受信する端子。

web

in

HTTP

アプライアンス カウンタにアクセスして表示するための端子。

aux

in

任意

プログラムによるカウンタの収集に使用される入力。

デフォルト インターフェースは有効です。 デフォルト インターフェースは、正常に起動したことを CA 3Tera AppLogic にレポートするためにアプライアンスによって使用されます。 また、主に診断およびトラブルシューティングの目的で、CA 3Tera AppLogic コントローラから、安全なシェルを通じてアプライアンスにログインするときに使用することもできます。 デフォルト インターフェースは、MON アプライアンスの視覚的なインターフェースにアクセスするために、CA 3Tera AppLogic GUI によって使用されます。

ユーザ ボリューム

ボリューム

説明

data

読み取り/書き込みボリューム。MON の永続的な状態用のストレージを提供します(たとえば、ビューやグラフ)。

プロパティ

プロパティ名

タイプ

説明

title

文字列

MON の視覚的なインターフェースのブラウザ ウィンドウに表示するタイトル。 空の場合は、アプリケーション名が使用されます。 デフォルトは空です。

user

文字列

Web ベース認証用のユーザ名。 Web 端子を介して MON にアクセスする場合のみ(つまり、ゲートウェイを介して)、認証が使用されます。 CA 3Tera AppLogic GUI を介して MON の視覚的インターフェースにアクセスするときは、認証は行われません。 空の場合、認証はありません。 デフォルトは空です。

password

文字列

Web ベース認証用のパスワード。 user が空の場合、このプロパティは使用されません。 デフォルトは空です。

alarm_view

文字列

バックグラウンドでモニタするアプライアンス カウンタが含まれるビューの名前。 1 つのビュー名のみを指定できます。 空の場合、バックグラウンド モニタリングは無効になります。 デフォルトは空です。

エラー メッセージ

アプライアンスが起動に失敗すると、以下のメッセージが、アプライアンス ログ ファイルまたはグリッド コントローラのシステム ログに表示される場合があります。

httpd は開始されませんでした

カウンタ グループおよびカウンタ

以下のカウンタ グループがすべてのアプライアンス用に定義されます。

アプライアンスでカスタム カウンタを作成してモニタする方法については、「カスタム カウンタの作成」を参照してください。

典型的な使用状況

CA 3Tera AppLogic GUI によるアプリケーションのモニタリング

以下の図は、シンプルなアプリケーション用の MON の典型的な使用状況を示しています。 このアプリケーションでは、モニタは CA 3Tera AppLogic GUI のみによってアクセスできます。

シンプルなアプリケーション用の MON の典型的な使用状況

使用中のアプライアンス:

すべてのアプライアンスの mon 端子は、mon の mon 端子に接続されます。

ポート 80 上の CA 3Tera AppLogic GUI および IP アドレスの両方によるアプリケーションのモニタリング

以下の図は、CA 3Tera AppLogic GUI または IP アドレスによってアプリケーション モニタにアクセスするためにどのように MON を使用できるかを示しています。

例: AppLogic GUI または IP アドレスによってアプリケーション モニタにアクセスするために、どのように MON を使用できるか

使用中のアプライアンス:

すべてのアプライアンスの mon 端子は、mon の mon 端子に接続されます。

admin の out 端子は、mon の web 端子に接続して、ユーザが、admin 上の ip_addr プロパティによって指定された IP アドレスを使用して、モニタにアクセスできるようにします。

ポート 8080 上の CA 3Tera AppLogic GUI およびアプリケーション IP アドレスの両方によるアプリケーションのモニタリング

以下の図は、ポート 8080 上の CA 3Tera AppLogic GUI またはアプリケーション IP アドレスによってアプリケーション モニタにアクセスするためにどのように MON を使用できるかを示しています。

例: AppLogic GUI またはポート 8080 上のアプリケーション IP アドレスによってアプリケーション モニタにアクセスするために、どのように MON を使用できるか

使用中のアプライアンス:

すべてのアプライアンスの mon 端子は、mon の mon 端子に接続されます。

INSSLR は、WEBx8 に https トラフィックを転送し、aux 端子に他のすべての TCP トラフィックを転送するように設定されます。 PS8 は、ポート 8080 上のすべてのトラフィックを、out8 を通じて mon の web 端子に転送するように設定されます。 これにより、ユーザは、ポート 8080 上の INSSLR にある ip_addr プロパティによって指定されたアプリケーション IP アドレスを使用して、アプリケーションをモニタできます。

注: MAIL アプライアンスは、CA 3Tera AppLogic では配布されていません。

バックグラウンド モニタリング

このユーザ ケースでは、MON を使用して、アプライアンス カウンタをバックグラウンドでモニタし、アプライアンス カウンタが範囲外になったときにアラートを生成する方法について説明します。

  1. MON 上の alarm_view プロパティを、モニタするカウンタが含まれているビューの名前に設定します。
  2. アプリケーションを再起動します。
  3. アプリケーション モニタにログインします。
  4. [新規]ボタンをクリックして新しいビューを作成し、そのビューに alarm_view プロパティと同じ名前を付けます。
  5. [グラフの追加]ボタンをクリックして新しいグラフを作成し、ビューに追加します。
  6. モニタするカウンタを選択して、グラフに追加します。
  7. [アラーム]の隣の 2 つのボックスに入力して、アラームしきい値を設定します。
    最小しきい値を設定するには、左のテキスト ボックス内に値を入力します。 このテキスト ボックスを空のままにした場合、最小しきい値は設定されません。
    最大しきい値を設定するには、右のテキスト ボックス内に値を入力します。 このテキスト ボックスを空のままにした場合、最大しきい値は設定されません。
  8. 追加のアプライアンス カウンタをモニタするには、手順 5~7 を繰り返します。

アプライアンス カウンタが、指定されたしきい値を下回るか超えると、MON は、CA 3Tera AppLogic コントローラにアラートを生成します。 メッセージは、ダッシュボードにログ記録されて、どのアプライアンスのどのカウンタが範囲外かを示します。 アプライアンスごとに、CA 3Tera AppLogic コントローラは、最後のアラートのみをダッシュボードにログ記録しますが、複数のアラートがアプライアンスに対して受信されているかどうかをダッシュボード メッセージで指定します。 アラートはすべて、CA 3Tera AppLogic コントローラ上の /var/log/messages にログ記録されます。

注: アプリケーション モニタのブラウザは、MON がアプライアンス カウンタをバックグラウンドでモニタするときは開く必要はありません。

特定のアプライアンス カウンタのモニタリングを停止する方法

バックグラウンド モニタリングを無効にするには、以下のいずれかを実行します。

MON 上の alarm_view プロパティをクリアし、MON インスタンス(またはアプリケーション)を再起動します。

データ収集インターフェース

バージョン 1.1.3 以降、MON アプライアンスは REST サービスのようなデータ収集 API を提供しています。XML、JSON および UDL 形式でカウンタ設定および値をエクスポートします。 API の詳細については、「Mon データ収集インターフェース」を参照してください。

既知の制限

CA 3Tera AppLogic GUI を使用してアプリケーションをモニタするには、アプリケーション内の MON アプライアンスの名前を mon にする必要があります。

アプライアンス内で使用されるオープン ソース/サードパーティ ソフトウェア

ソフトウェア

バージョン

変更

ライセンス

CGI.pm

3.05 のインストール

なし

フリー

CPAN 上のホーム ページ

perl-CGI-Session

4.03

あり

Perl (Artistic および GPLv2)

CPAN 上のホーム ページ

perl-Carp-Assert

0.18

あり

Perl (Artistic および GPLv2)

該当なし

perl-Data-Dumper

2.121 のインストール

あり

Perl (Artistic および GPLv2)

該当なし

perl-Error

0.15

あり

Perl (Artistic および GPLv2)

該当なし

Perl-IPC-Run

0.80

なし

Perl (Artistic および GPLv2)

該当なし

cups-libs

1.1.22-0.rc1.8.9

なし

例外付き LGPL。 ソースで LICENSE.txt ファイルをお読みください。

該当なし

file

4.10-2

なし

BSD-like

該当なし

freetype

2.1.9-8

なし

FreeType License および GPLv2

該当なし

httpd

2.0.63

なし

Apache license

該当なし

perl-Error

0.15-1

あり

Perl (Artistic および GPLv2)

CPAN 上のホーム ページ

samba

3.0.10-1.fc3

なし

GPLv3

該当なし

mod_perl

2.0.2-6.3

なし

GPLv2

該当なし

アプライアンス カウンタ

標準アプライアンス カウンタのリスト

概要

このドキュメントでは、CCA によってエクスポートされたすべての標準カウンタのリストを定義します。 CCA は、すべての CA 3Tera AppLogic アプライアンスで実行されるカウンタ コレクション エージェントです。 CCA は MON アプライアンスによって表示されたモニタリング GUI にカウンタをレポートするために使用されます。 これらのカウンタの可用性は、サポートされたアプライアンス プラットフォームによっては制限される場合があります(以下のカウンタ テーブルで説明)。 アプライアンス OS が特定のカウンタをサポートする場合、アプライアンスの mon 出力端子が MON アプライアンスに接続されるときに MON GUI で表示できるようにする必要があります。

CPU サマリ

カウンタ

Linux

Solaris

Windows

CPU I/O 待機

あり

あり

なし

CPU アイドル

あり

あり

あり

CPU Irq

あり

なし

あり

CPU Nice

あり

なし

なし

CPU Soft Irq

あり

なし

なし

CPU システム

あり

あり

あり

CPU 合計

あり

あり

あり

CPU ユーザ

あり

あり

あり

File System

カウンタ

Linux

Solaris

Windows

割り当てられたファイル ハンドル

あり

あり

なし

ブロック デバイス

あり

あり

なし

ブロック デバイス一意

あり

あり

なし

文字デバイス

あり

あり

なし

文字デバイス一意

あり

あり

なし

ディレクトリ

あり

あり

なし

ディレクトリ一意

あり

あり

なし

Fifos

あり

あり

なし

Fifos 一意

あり

あり

なし

空きファイル ハンドル

あり

あり

なし

通常ファイル

あり

あり

なし

通常ファイル一意

あり

あり

なし

ソケット

あり

あり

なし

ソケット一意

あり

あり

なし

使用されたファイル ハンドル

あり

あり

なし

メモリ統計

カウンタ

Linux

Solaris

Windows

アクティブ

あり

なし

なし

バッファ

あり

なし

なし

キャッシュ

あり

なし

あり

空きメモリ

あり

あり

あり

High Free

あり

なし

なし

High Total

あり

なし

なし

High Used

あり

なし

なし

非アクティブ

あり

なし

なし

Low Free

あり

なし

なし

Low Total

あり

なし

なし

Low Used

あり

なし

なし

キャッシュされたスワップ

あり

なし

なし

未使用スワップ

あり

あり

なし

スワップ ページ IN

あり

あり

なし

スワップ ページ OUT

あり

あり

なし

スワップ合計

あり

あり

なし

使用済みスワップ

あり

あり

なし

合計

あり

あり

なし

メモリ使用量

あり

あり

なし

スケジューラ

カウンタ

Linux

Solaris

Windows

コンテキスト スイッチ

あり

あり

あり

割り込み

あり

あり

あり

1 分のジョブ

あり

あり

なし

15 分のジョブ

あり

あり

なし

5 分のジョブ

あり

あり

なし

ページ IN

あり

あり

あり

ページ OUT

あり

あり

あり

プロセス スタートアップ

あり

あり

なし

ブロックされたプロセス

あり

なし

あり

実行中のプロセス

あり

なし

あり

CPU#X

カウンタ

Linux

Solaris

Windows

CPU I/O 待機

あり

あり

なし

CPU アイドル

あり

あり

あり

CPU Irq

あり

なし

あり

CPU Nice

あり

なし

なし

CPU Soft Irq

あり

なし

あり

CPU システム

あり

あり

あり

CPU 合計

あり

あり

あり

CPU ユーザ

あり

あり

なし

ボリューム X

カウンタ

Linux

Solaris

Windows

読み込みバイト数

あり

あり

あり

書き込みバイト数

あり

あり

あり

ディスク読み取り

あり

あり

あり

読み込みディスク セクタ

あり

あり

なし

書き込みディスク セクタ

あり

あり

なし

ディスク書き込み

あり

あり

あり

未使用ファイル

あり

あり

なし

空き領域

あり

あり

あり

読み込み時間

あり

なし

あり

書き込み時間

あり

なし

あり

ファイル合計

あり

あり

なし

容量合計

あり

あり

なし

使用済みファイル

あり

あり

なし

使用済み領域

あり

あり

なし

端子 X

カウンタ

Linux

Solaris

Windows

リサイクル バイト数

あり

あり

あり

リサイクル パケット数

あり

あり

あり

送信バイト数

あり

あり

あり

送信パケット数

あり

あり

あり

カスタム カウンタ

概要

ccad (カウンタ コレクション エージェント)デーモンを実行するそれぞれのアプライアンスでは、カスタム カウンタを定義して、サードパーティ ユーティリティによって収集できます。 この機能は拡張インターフェースと呼ばれ、標準の MON ユーザ インターフェースによってアプライアンスに固有のカウンタ データをモニタするオプションを、アプライアンス作成者に提供します。

カスタム カウンタの作成

カスタム カウンタをモニタするには、ccad 設定にカウンタ定義を追加して、ccad に実際のカウンタ値を適用する必要があります。

カウンタ定義の追加

オプションの /etc/ccad.conf 設定ファイルでカスタム カウンタを定義する必要があります(UDL 形式)。 設定に変更を加えた場合は、必ず ccad デーモンを再起動して変更を有効にする必要があります。

単純な設定例を以下に示します。

counters Apache
   {
   pace = 1000
   pipe = /tmp/cca
   counter Total_Accesses
      {
      name        = "Total hits"
      desc        = "Total number of hits"
      units       = "#"
      type        = "MAX"
      }
   counter Total_kBytes
      {
      name        = "Total bytes"
      desc        = "Total number of bytes"
      units       = "bytes"
      type        = "MAX"
      }
   counter BusyWorkers
      {
      name        = "Active requests"
      desc        = "Number of active requests"
      units       = "#"
      type        = "MAX"
      }
   counter IdleWorkers
      {
      name        = "Idle servers"
      desc        = "Number of idle servers"
      units       = "#"
      type        = "MAX"
      }
   }

この例では 4 つのカウンタを定義します。 それぞれのカウンタ エンティティは以下の属性をサポートします。

カウンタが後から MON に表示される場合は、エンティティ名にルートレベルのカウンタのエンティティ名が使用されます。 さらに、以下の属性がこのエンティティで有効になります。

上記のカウンタ定義メソッドに加えて、ccad.conf では、カウンタをグループ化できます。 これを行うには、以下の例のように、グループ エンティティ内に 1 レベル深くカウンタを配置します。

counters Plants
   {
   pace = 2000
   pipe = /my-pipe
   counter tree: desc = "Any tree" , units = "#"
   group Fruits
      {
      desc = "Delicious Fruits!!!"
      counter pears : desc = "Number of pears"   , units = "pears"
      counter apples: desc = "Number of apples"  , units = "apples"
      }
   group Vegetables
      {
      counter potato: desc = "Number of potatoes", units = "potatoes"
      counter tomato: desc = "Number of tomatoes", units = "tomatoes"
      }
   }

この設定は、MON GUI 内に 3 つのカスタム カウンタ エンティティとして、Plants、Delicious Fruits!!!、 、Vegetables が生成されて、5 つの定義済みカウンタが分散されます。 グループは、より制約されたグループ エンティティ名とは正反対の多様なグループ名を定義できる desc 属性(カウンタ エンティティに類似)をサポートします。 カウンタ名は、設定ファイル全体で一意にする必要があります。そうなっていないと重複カウンタ名の影響でカウンタ コレクションを行えなくなります。

カウンタ データの供給

適切なカウンタ定義で ccad を実行したら、実際のカウンタ値を入力する必要があります。 それを行うには、ccad によって作成された名前付きパイプ(/etc/ccad.conf で pipe 属性によって指定、デフォルトは /tmp/cca)にカウンタ値を書き込みます。
正しい形式は次のいずれかです。

counter = value (名前と値は = で区切ります)

counter : value (名前と値は : で区切ります)
カウンタ セットは、フラッシュ(MON に)する必要があります。その場合は、名前付きパイプ内の . またはフォーム フィード文字(¥f)をそれ自体の行に出力します。 カウンタ コレクション スクリプト(Bash 内)は、以下の手順を実行して ccad にカウンタを提供できます。

echo "Total_Accesses = 31" > /tmp/cca
echo "Total_kBytes = 22241" > /tmp/cca
echo "BusyWorkers = 6" > /tmp/cca
echo "IdleWorkers = 34" > /tmp/cca
echo "." > /tmp/cca

これは、/etc/ccad.conf で指定されているとおりに、ミリ秒単位のペースで行う必要があります。

必要なデータを収集して、ccad に提供する単純な bash ループの例を以下に示します。 収集されたすべてのデータを ccad に供給したほうが、ccad に供給する前に解析するよりも速いため、必要以上のデータを供給します(カウンタ値でない行は無視します)。

while true; do
   curl -s http://in/server-status?auto | sed "s/^Total¥ /Total_/g" > /tmp/cca # this parses the data so it matches out counter definitions
   sleep 1 || exit 4        
   echo "." > /tmp/cca

done

Windows の例

以下の Windows カスタム カウンタの例では Perl を使用しています。  管理対象 Windows アプライアンスに Perl Win32 パッケージが存在しない場合は、以下の手順でインストールします。

コード例を以下に示します。

#!/bin/perl
use Win32::Pipe;

my $defaultPace=1000;
my $defaultPipe="¥¥¥¥.¥¥pipe¥¥cca";
my $ccadConf="/etc/ccad.conf";

sub get_value_from_config
   {
   open(F, $ccadConf) || die "can't open $ccadConf: $!¥n";
   while(<F>)
      {
      #($name, $value) = split('=');
      my $row=$_;
      $row =~ m/^¥s*(¥w+)¥s*=¥s*(.*)¥s*$/;
      if ($_[0] eq $1)
         {
         close F;
         return $2;
         }
      }
   close F;
   return "";
   }

my $cfgPace = &get_value_from_config("pace");
my $cfgPipe = &get_value_from_config("pipe");
if ($cfgPace eq "") { $cfgPace = $defaultPace; }
if ($cfgPipe eq "") { $cfgPipe = $defaultPipe; }
else { $cfgPipe = "¥¥¥¥.¥¥pipe¥¥".$cfgPipe; }

my $pipe;
$pipe = new Win32::Pipe($cfgPipe) || die "can't connect to pipe¥n";
$pipe->ResizeBuffer(4096);

# this loop feeds a counter named Test with a value which increments on each iteration
my $val = 0;
while (1)
  {
   $val ++;
   my $str = "Test = $val¥n.";
   $pipe->Write( $str );
   sleep( $cfgPace / 1000 );
   }

Linux の例

Apache

注: サーバでは、「拡張ステータス」を有効にする必要があります。

#!/bin/bash

DEFAULT_PACE=1000
DEFAULT_PIPE=/tmp/cca
CCAD_CONF=/etc/ccad.conf
STATUS_URL='http://in/server-status?auto'
CURL=/usr/bin/curl
SED=/bin/sed
SLEEP=/bin/sleep
function get_value_from_config {
   CONF_VALUE=`grep -oE "$1[[:space:]]*=[[:space:]]*[^[:space:]]+" $CCAD_CONF |cut -d"=" -f 2|tr -d " "`
}
get_value_from_config "pace"
PACE=${CONF_VALUE:-$DEFAULT_PACE}
PACE=$(( $PACE / 1000 ))
get_value_from_config "pipe"
PIPE=${CONF_VALUE:-$DEFAULT_PIPE}
test -p $PIPE || exit 3
while true; do
   $CURL -s "$STATUS_URL" | $SED "s/^Total¥ /Total_/g" > $PIPE
   sleep $PACE || exit 4
   echo "." > $PIPE
done

Mysql

#!/bin/bash

DEFAULT_PACE=1000
DEFAULT_PIPE=/tmp/cca
CCAD_CONF=/etc/ccad.conf
MYSQL='/usr/bin/mysql'
TR=/usr/bin/tr
SLEEP=/bin/sleep
function get_value_from_config {
   CONF_VALUE=`grep -oE "$1[[:space:]]*=[[:space:]]*[^[:space:]]+" $CCAD_CONF |cut -d"=" -f 2|tr -d " "`
}
get_value_from_config "pace"
PACE=${CONF_VALUE:-$DEFAULT_PACE}
PACE=$(( $PACE / 1000 ))
get_value_from_config "pipe"
PIPE=${CONF_VALUE:-$DEFAULT_PIPE}
test -p $PIPE || exit 3
while true; do
   $MYSQL -e 'show status'|$TR '[[:blank:]]' '=' > $PIPE
   $SLEEP $PACE || exit 4
   echo "." > $PIPE
done

カウンタ収集 Web サービス API

モニタリング API 概要

MON アプライアンスは、その aux 出力端子上で接続されたアプライアンスから収集されたカウンタ データおよび設定をエクスポートします。 これは、カスタムの REST ベースのプロトコルを使用して、HTTP 上で実行されます。 このプロトコルは、以下の 3 つのタイプのリソースを定義します。

これらの各タイプは、それまでのスコープに組み込まれます。 つまり、エンティティはアプライアンスのスコープでのみ意味を持ち、カウンタは特定のエンティティのスコープでのみ意味を持ちます。 データ収集 API を使用すると、MON に認識されるすべてのカウンタの設定および値を取得することができます。

MON では、リクエストされたデータ設定および値を、以下のいずれかの構造化テキスト形式でエクスポートします。

JSON (JavaScript 対応のブラウザ クライアント用)

モニタリング API プロトコル

このプロトコルは、読み取り機能のみを提供するので、GET HTTP メソッドのみが使用されます。 したがって、サポートされているすべてのタイプのプロトコルで、リクエストはその URI および出力構造によって定義できます。 文字は URI では「特殊」と認識されるため、標準的な % エンコーディングを使用してエスケープする必要があります。 その出力は XML スキーマによって定義します(主な出力形式は XML です)。 他の出力形式(UDL、JSON)への変換は、それぞれの出力形式の表現構造の方法および属性を直接使用することによって行われます(例: UDL エンティティと XML エンティティ、UDL 属性 と XML 属性、JSON オブジェクトと XML エンティティ、JSON オブジェクト プロパティと XML 属性)。

すべての出力のルート ノードには、タイム スタンプ属性が含まれており、レスポンスが作成された時点のサーバの時間が提供されます。

以下で、サポートされるすべての URL (コール)について説明します。

カウンタ設定コール

/monapi/desc[?fmt=<format>] 

すべての利用可能なアプライアンスのリストを、指定された出力形式で返します(<format> は、xml など既知の出力形式の 1 つです)。

出力:

<response timestamp="1194967464">
   <appliance name="main.web" />
   <appliance name="main.in" />
</response>

/monapi/desc/<apps>[?fmt=<format>] 

リクエストされたアプライアンス(<apps>)に含まれる利用可能なすべてのエンティティのリストを返します。 <apps> には、単一のアプライアンス名、アプライアンス名のカンマ区切りリスト、または利用可能なすべてのアプライアンスを意味するワイルドカード文字(*)を指定できます。

出力:

<response timestamp="1194967464">
   <appliance name="main.web">
      <entity name="Terminal in" />
      <entity name="Terminal out" />
      <entity name="Volume data" />
      <entity name="CPU" />
      <entity name="Memory" />
      <entity name="Network" />
   </appliance>
</response>

/monapi/desc/<apps>/<ents>[?fmt=<format>] 

リクエストされたアプライアンス エンティティ(<ents>)に含まれる利用可能なすべてのカウンタのリストを返します。 <ents> には、単一のエンティティ名、エンティティ名のカンマ区切りリスト、または利用可能なすべてのエンティティを意味するワイルドカード文字(*)を指定できます。 <apps> と同じです。

出力:

<response timestamp="1194967464">
   <appliance name="main.web">
      <entity name="Terminal in">
         <counter name="Sent bytes" />
         <counter name="Received bytes" />
      </entity>
   </appliance>
</response>

/monapi/desc/<apps>/<ents>/<cnts>[?fmt=<format>] 

リクエストされたカウンタ(<cnts>)の説明を返します。 <ents>、<ents>、および <ents> には、単一のアプライアンス/エンティティ/カウンタ、それらのカンマ区切りリスト、またはワイルドカードを指定できます。

出力:

<response timestamp="1194967464">
   <appliance name="main.web">
      <entity name="Terminal in">
         <counter name="Sent bytes" description="" units="" alarm_below="" alarm_above="" range_lower="" range_upper="" pace="" />
         <counter name="Received bytes" description="" units="" alarm_below="" alarm_above="" range_lower="" range_upper="" pace="" />
      </entity>
   </appliance>
</response>

カウンタ値コール

/monapi/val/<apps>/<ents>/<cnts>[?fmt=<format>] 

指定されたカウンタの値を返します。 app、ent、または cnt パラメータのいずれかが省略された場合、ワイルドカード値と見なされます。 したがって、たとえば、/monapi/val/main.web は、「アプライアンス main.web のすべてのエンティティ内の全カウンタの値」を意味します。

出力:

<response timestamp="1194967464">
   <appliance name="main.web">
      <entity name="Terminal in">
         <counter name="Sent bytes" value="23234" />
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