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Enterprise Manager のパフォーマンス問題の推奨事項
以下の推奨事項により、Enterprise Manager のいくつかのパフォーマンス問題が解決されます。
- v8.x については、jre 1.5 を使用する必要があります。 Enterprise Manager はテストされており、アップデート 15 で公式にサポートされています。 http://java.sun.com/products/archive/ からコピーをダウンロードできます。 v9.x 以降では、1.6 がサポートされています。
- UNIX 上で Enterprise Manager が実行されている場合は、nohup モードが正しく設定されていることを確認します。
Enterprise Manager.lax ファイルのプロパティ「lax.stdin.redirect」は <blank> にする必要があります。
- SmartStor データベースが専用ハード ディスクまたはディスク コントローラを指していていることを確認します。
- 同じサーバ上で複数のコレクタを実行していますか?
- 大量のファイル キャッシュを活かすため、64 ビット モードで OS を実行する。
スプールや再時間区分のような SmartStor の保守処理を行う場合、コレクタではファイル キャッシュが重要になります。 ファイル キャッシュは物理 RAM 内に常駐し、利用可能な物理 RAM に基づいて実行時に OS によって動的に調整されます。 CA Technologies は、コレクタごとに 3 ~ 4 GB の RAM を持つことを推奨しています。
- SmartStor を要求してディスクが競合しないようにしてください。つまり、SmartStor インスタンスごとに独立した物理ディスクを使用してください。
SmartStor の書き込み動作で競合がある場合、システム全体に遅延が生じ始め、タイム スライスの結合やエージェント接続のドロップなど、パフォーマンス低下の原因になる可能性があります。
- 最大 4 つのコレクタの baselines.db ファイルおよび traces.db ファイルを、独立した単一のディスクに配置できます。 つまり、最大 4 つのコレクタが同じ物理ディスクを共有して、その baseline.db ファイルおよび traces.db ファイルをすべて保存できます。
- コレクタと MOM は同じサブネット上にありますか?
可能であれば、MOM とそのコレクタは同じデータ センター(できれば同じサブネット内)に置くことをお勧めします。 ファイアウォールを経由している場合や、何らかの種類のルータを通過している場合でも、最適な応答時間を維持するのは困難です。 MOM とコレクタがルータを経由している場合、または、さらに悪いことに、そのルータがパケット スニッフィング対応のファイアウォール保護ルータの場合、応答時間は著しく低下します。
- SAN の設定が含まれていますか?
SmartStor ストレージに SAN を使用する場合、論理ユニット番号(LUN)はそれぞれ専用の物理ディスクを必要とします。 同じ物理ディスクのパーティションまたはサブセットにあたる LUN を 2 つ以上設定すると、SmartStor の専用ディスクに必要な要件が満たされなくなります。
- Enterprise Manager が仮想マシン上にある場合は、仮想マシンのゲストが CPU、メモリ、ストレージなどのリソースを予約したことを確認します。 Enterprise Manager がデプロイするゲスト オペレーティング システムのイメージで十分な物理リソースがない場合、または過負荷の仮想ホスト上で実行されている場合は、Enterprise Manager のパフォーマンスは不十分になります。
CA サポート にお問い合わせになる前のデータ収集
前回の提案内容をご確認いただいた後も問題が解決されない場合は、CA サポート にお問い合わせになる前に、以下のデータを収集してください。 この情報は、CA サポート にとって、お客様を効率的かつ効果的に支援するのに役立ちます。
- <EM_Home>/logs (zip ファイル形式)
- <EM_Home>/config/Introscope Enterprise Manager.properties
- <EM_Home>/EMService.conf
- ハードウェア規格、および実装の一般的な概要(MOM とコレクタが示す場所など)
- 以下のサポータビリティ メトリックのスクリーンショットをとります。
- EM | Smartstor | Metadata | Metrics with Data
- EM | Internal | Number of Connection Tickets
- EM | Internal | Number of Virtual Metrics
- EM | Tasks | Harvest Duration
- EM | Tasks | Smartstor Duration
- EM | GC Heap | Bytes in Use
- EM | GC Heap | GC Duration
テストを開始する前に、既存のすべての Introscope ログ ファイルを別の場所へ移動し、最新のテストの内容が明白にわかるようにしてください。
注: Enterprise Manager のトラブルシューティング情報の詳細については、「CA APM サイジングおよびパフォーマンス ガイド」を参照してください。
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