新しい TIM をインストールすると、デフォルトのタイム ゾーンはアメリカ/ニューヨークになります。 既存の TIM をアップグレードする場合は、設定されているタイム ゾーンは変更されません。 TIM コレクション サービスを実行するコレクタは GMT (グリニッジ標準時)を使用して TIM と通信を行うことに注意してください。 このため、TIM のタイム ゾーン設定が影響するのは、TIM ログ ファイルのタイム スタンプのみです。 Enterprise Manager のログ ファイルは、その Enterprise Manager のタイム ゾーンになります。
CEM コンソールから TIM を最初に有効にするときは、MOM コンピュータが TIM コンピュータと時刻同期を行い(TIM コンピュータのタイム ゾーンには影響しません)、TIM コンピュータの時刻を MOM コンピュータの時刻に一致させます。 その後の TIM コンピュータへの時刻同期は、TIM コレクション サービスを実行するコレクタのホスト コンピュータから開始されます。
TIM コレクション サービスを実行するコレクタのホスト コンピュータは、コレクタの開始時および定期的に 15 分間隔で(コレクタ コンピュータの時刻)、有効なすべての TIM と時刻同期を行います。
CA APM で最も重要な時刻設定は、Enterprise Manager をホストするコンピュータのクロックか、またはクラスタ環境の場合は MOM です。 すべての(コレクタ、)エージェント、および TIM はこの時刻に同期されることになります。 CEM コンソールから TIM を最初に有効にする際、Enterprise Manager MOM コンピュータは TIM コンピュータと時刻同期を行います。 さらに、Enterprise Manager (TIM コレクション サービスを実行)をホストするコンピュータは、Enterprise Manager の起動時か、定期的に 15 分間隔で、有効なすべての TIM コンピュータの時刻を自身の時刻と同期させます。
CA APM では、クラスタ内のすべてのホストが 3 秒以内に互いに同期する必要があります。 仮想マシンの展開でこれを行うには、時間同期プロトコルを使用する必要があります。これは、クロック ドリフトが発生し CPU 使用状況が高くなると最終的にはクロック ドリフトがさらに速くなるためです。 詳細については、以下の VMWare の情報を参照してください。