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アップグレードの完了

アップグレードが終わったら、9.x Enterprise Manager を起動する前に、以下のタスクを実行します。 これらのタスクによってアップグレードが完了します。

以下の手順に従います。

  1. Enterprise Manager または WebView のクラスパスにあるカスタム .JAR ファイルを転送します。

    以前の Introscope インストールで、Enterprise Manager または WebView のクラスパス(Enterprise Manager または WebView の .LAX.CONF ファイル内)にカスタム .JAR ファイルがある場合は、この段階でこれらをリストアします。 古い .LAX または .CONF ファイルのコピーは、<EM_Home>/backup/<iscXx> にあります。この <iscXx> は、古いインストールのリリース番号を表しています(たとえば、isc71P8)。

    : アップグレード中に、さまざまなプロパティ ファイルが <EM_Home>/backup/<iscXx> にバックアップされます。これらは、アップグレード後のタスクで役立ちます。 これらのファイルにより、以前の設定を簡単に確認することができます。アップグレード開始前に完全バックアップしたファイルを検索したり参照したりする必要はありません。
    backup/<iscXx> フォルダは、Introscope ルート ディレクトリとして編成されます。 たとえば、.conf ファイルおよび .sh ファイルは backup/<iscXx>; に、プロパティ ファイルは backup/<iscXx>/config; に、システム ProbeBuilder ディレクティブは backup/<iscXx>/config/systempbd; などにあります。

重要: これらのファイルを使用して、アップグレードをロールバックすることはできません。 また、ファイルはアップグレード前の Enterprise Manager の完全バックアップの作成には代用できません。

  1. プロパティ ファイルのコメントを書き写します。

    古いインストール プロパティ ファイルに保持したいコメントが含まれている場合は、この時点でリストアします。 そのコメントを新しいインストールのプロパティ ファイルに追加します。

  2. 管理モジュールのカスタマイズをリストアします。

    以前のインストールの examples/SampleManagementModule.jar ファイルにビジネス ロジックを追加してあった場合は、アップグレード プログラムにより、新しい examples/SampleManagementModule.jar ファイルで置き換えられています。 backup/iscXx/examples に保存されているバックアップ ファイルからカスタム情報を手動でリストアします。

  3. Introscope または CA APM のローカライズ バージョンにアップグレードした場合は、以下の場所にあるローカライズ版のダッシュボード(.JAR)をコピーするようにしてください。
    <EM_Home>¥config¥modules-upgrade<バージョン>
    

    上記の場所から以下の場所へコピー

    <EM_Home>¥config¥modules
    
  4. カスタマイズされているシステム .PBD ファイルを転送します。

    Enterprise Manager と ProbeBuilder をインストールし、システム .PBD ファイルをカスタマイズした場合、カスタマイズしたファイルを新しい hotdeploy ディレクトリに配置します。 Agent.profile を更新する必要はありません。 詳細については、「CA APM Java エージェント実装ガイド」または「CA APM .NET エージェント実装ガイド」を参照してください。

  5. 8.0 からアップグレードする場合のみ: 以下のディレクトリのファイル対して行ったカスタマイズをやり直します。

    インストーラは、すべての <EM_Home>/product/*/plugins/ ディレクトリ内の .JAR ファイルを置き換えます。 また、このディレクトリとそのすべてのコンテンツも置き換えます。

    <EM_Home>/product/enterprisemanager/plugins/com.wily.introscope.workstation.webstart_9.0.n
    

    この 9.0.n は、アップグレード元のバージョンです。 アップデート元バージョンのインストール時に、Web Start Workstation JVM のバージョン要件をカスタマイズする目的でこのファイルを編集している場合は、アップグレード後にカスタマイズを手動でやり直す必要があります。 参考までに、インストーラは /backup/iscXx のバックアップ ディレクトリにオリジナルのカスタマイズを保存します。

  6. アプリケーション問題切り分けマップ アラートを再作成します
  7. エージェントからコレクタへの直接接続を IntroscopeAgent.profile ファイルで設定している場合は、loadbalancing.xml でエージェントのコレクタ接続を設定します

    現在は MOM によって、直接接続されたエージェントを過負荷のコレクタからほかのコレクタにリダイレクトできるようになりました。

  8. Workstation を Enterprise Manager ディレクトリに配置する場合は、ここで再インストールします。

    : Workstation は、インストール ディレクトリ内の Enterprise Manager と同じリリース番号である必要があります。

  9. アップグレードされた Enterprise Manager を再起動します。

注: PBD、EPAgent スクリプト、または JavaScript 計算機のカスタマイズに関するサポートについては、CA Technologies プロフェッショナル サービスにお問い合わせください。