エンタープライズ管理ガイド › PUPM の実装計画 › 実装時の考慮事項 › PUPM SDK › パスワード コンシューマ SDK アプリケーションがパスワードを取得する方法
パスワード コンシューマ SDK アプリケーションがパスワードを取得する方法
パスワード コンシューマ SDK を使用すると、特権アカウント パスワードを取得、チェックイン、およびチェックアウトするアプリケーションを作成できます。 パスワード コンシューマ SDK を使用するには、以下の手順に従う必要があります。
- アプリケーションが動作するエンドポイントに CA Access Control をインストールする
- アプリケーション用のパスワード コンシューマを CA Access Control エンタープライズ管理 に定義する
PUPM SDK には、次の 2 種類があります。
- Java PUPM SDK
- .NET PUPM SDK
パスワード コンシューマ SDK アプリケーションは、PUPM エージェントと通信します。PUMP エージェントは、メッセージ キューを使用して CA Access Control エンタープライズ管理 と通信します。 PUPM エージェントは、SSL 通信およびポート 7243 を使用してメッセージ キューと通信します。
以下のプロセスでは、パスワード コンシューマ SDK アプリケーションがパスワードを取得する方法を示します。
- アプリケーションは、PUPM エージェントにパスワード要求を送信します。
- PUPM エージェントは、パスワード要求を受信します。 CA Access Control は、アプリケーションを実行するユーザの ID を検証し、キャッシュを確認します。 以下のいずれかのイベントが発生します。
- パスワード要求がキャッシュされる場合、PUPM エージェントは特権アカウント パスワードをアプリケーションに送信します。 このステップで、プロセスが終了します。 CA Access Control エンタープライズ管理 では、パスワード要求の監査レコードは書き込まれません。
- パスワード要求がキャッシュされない場合、PUPM エージェントはパスワード要求およびアプリケーションの実行ユーザ名を CA Access Control エンタープライズ管理 に送信します。
- CA Access Control エンタープライズ管理 は要求を受信し、アプリケーションに特権アカウント パスワードの取得権限を与えるパスワード コンシューマが存在することを確認します。
パスワード コンシューマは、アプリケーションのパス、アプリケーションが要求できる特権アカウント、アプリケーションを実行できるユーザ、およびアプリケーションを実行できるホストを指定します。
- 以下のいずれかのイベントが発生します。
- アプリケーションにパスワード取得権限が付与されている場合、CA Access Control エンタープライズ管理 は PUPM エージェントに特権アカウント パスワードを送信します。
- アプリケーションにパスワード取得権限が付与されていない場合、CA Access Control エンタープライズ管理 は PUPM エージェントにエラー メッセージを送信します。
どちらの場合も、CA Access Control エンタープライズ管理 はイベントに関する監査レコードを書き込みます。
- PUPM エージェントは、特権アカウント パスワードまたはエラー メッセージをアプリケーションに送信します。
アプリケーションが初めて特権アカウント パスワードを取得した場合、PUPM エージェントはパスワードをキャッシュします。
注: 特権アカウント パスワードが変更された場合、CA Access Control エンタープライズ管理 はパスワード変更イベントをエンドポイントにブロードキャストします。 エンドポイントがブロードキャスト メッセージを受信すると、PUPM エージェントは特権アカウント パスワードをキャッシュから削除します。