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CA Business Intelligence インストールのための Solaris/Linux の準備

CA Business Intelligence を Solaris または Linux にインストールするには、コンピュータを事前に準備しておく必要があります。 コンピュータを準備する際は、CA Business Intelligence インストール用に root 以外のユーザを作成し、Oracle RDBMS が CA Business Intelligence のインストールで認識されることを確認し、環境変数を設定します。

以下の手順に従います。

  1. root ユーザとしてログインします。
  2. root 以外のユーザを作成します。 CA Business Intelligence インストールでは root 以外のユーザが必要になります。

    たとえば、以下のコマンドを入力し、グループ「other」に属する bouser という名前のユーザを作成します。

    groupadd other
    useradd -d /home/bouser -g other -m -s /bin/bash -c bouser bouser
    passwd bouser
    

    プロンプトが表示されたら、定義済みのユーザのパスワードを入力して確認します。

  3. (Linux) LANG 環境変数が以下のように設定されていることを確認します。
    LANG=en US.utf8
    
  4. 作成した root 以外のユーザとしてログインします。
  5. 以下のコマンドを入力して、ORACLE_HOME および TNS_ADMIN 環境変数が正しく設定されていることを確認します。
    echo $ORACLE_HOME
    echo $TNS_ADMIN
    

    出力が空でなければ、これらの環境変数が有効であることがわかります。 例:

    /opt/oracle/app/oracle/product/10.2.0/client_1
    /opt/oracle/app/oracle/product/10.2.0/client_1/admin/network
    

    コマンドで空の出力を受信した場合は、root でないユーザとして作成したユーザ用に変数が設定されていることを確認します。 たとえば、/home/bouser/.profile を次のように編集します。

    ORACLE_HOME=/opt/oracle/app/oracle/product/10.2.0/client_1
    export ORACLE_HOME
    TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin
    export TNS_ADMIN
    
  6. root でないユーザに対する LD_LIBRARY_PATH に以下のパスが含まれていることを確認します。
    $ORACLE_HOME/lib:$ORACLE_HOME/lib32
    

    たとえば、次のコマンドを入力し、出力を検索してこれらのパスを探します。

    echo $LD_LIBRARY_PATH
    

    これらのパスが見つからない場合は、LD_LIBRARY_PATH に追加します。 たとえば、/home/bouser/.profile を次のように編集します。

    LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$ORACLE_HOME/lib:$ORACLE_HOME/lib32
    export LD_LIBRARY_PATH
    
  7. LD_LIBRARY_PATH および TNS_ADMIN 内のフォルダがアクセス可能であることを次のように確認します。
    ls -l $ORACLE_HOME
    ls -l $TNS_ADMIN/tnsnames.ora
    

    これらのコマンドから「アクセス許可が拒否されました」というエラーが返されなければ問題ありません。 もし返された場合は、適切なアクセス許可を付与する必要があります。 たとえば、root/oracle ユーザは、次のコマンドを実行する必要があります。

    chmod -R +xr $ORACLE_HOME
    
  8. TNS Ping ユーティリティを以下のように使用して、Oracle 接続が有効であることを確認します。
    $ORACLE_HOME/bin/tnsping service_name
    

    TNS Ping からの出力は、以下の例のようになります。

    TNS Ping Utility for Solaris: Version 10.2.0.1.0 - Production on 07-MAY-2008 09:17:02
    Copyright(c)1997, 2005, Oracle.  All rights reserved.
    使用されるパラメータ ファイル
    /opt/oracle/app/oracle/oracle/product/10.2.0/client_1/network/admin/sqlnet.ora
    別名を解決するために使用される TNSNAMES アダプタ
    問合わせ中(DESCRIPTION = (ADDRESS_LIST = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = 172.16.234.75)(PORT = 1521))) (CONNECT_DATA = (SERVICE_NAME = service_name)))
    OK(30 msec)
    

    CA Business Intelligence を Solaris または Linux にインストールできるようになりました。