SystemEDGE は、後で取得できるように、時間の経過と共に整数ベースの各種 MIB オブジェクト(カウンタ、ゲージなど)の値を追跡して、それらの値を格納します。 この機能は、一般に履歴サンプリングと呼ばれており、ネットワーク全体の管理ステーションのポーリング量を削減します。 エージェントは 2 つの SNMP MIB テーブルを介してこの機能を提供します。
履歴制御テーブル
クラス: empireHistoryCtrlEntry
インスタンス: 特定の履歴制御テーブル エントリの empireHistoryCtrlDescr 属性値
履歴テーブル
クラス: empireHistoryEntry
インスタンス: 特定の履歴テーブル エントリの empireHistorySampleIndex 属性値
履歴制御テーブルには、サンプリングの対象であり、履歴テーブルに保存されるデータを表すパラメータが用意されています。 制御テーブルの各行は、テーブルのパラメータ(列オブジェクト)に値を割り当てることにより、特定のデータ収集関数を定義します。 履歴テーブル内の 1 つ以上の行(格納されたサンプル)が、その 1 つの制御行と関連付けられます。
制御テーブルの各行には、一意のインデックス値(empireHistoryCtrlIndex)が割り当てられます。 各行にサンプリング対象のオブジェクト インスタンスを指定することにより、サンプリングの頻度(30 秒の倍数単位)や保持するサンプルの数(バケット)など、データ収集関数が定義されます。 データ収集関数(制御テーブルの行)ごとに、履歴テーブルの行セットが関連付けられます。 履歴テーブルの各行(別名: バケット)には、1 回のサンプリング間隔で収集された、特定の MIB オブジェクトの値が保持されます。
サンプリング間隔が発生するたびに、エージェントによって履歴テーブルに行が追加され、このデータ収集関数に関連付けられている行セットと同じ empireHistoryIndex 値が挿入されます。 この新規行は履歴制御テーブルの 1 行に対応し、empireHistorySampleIndex 値は、直前のサンプルの SampleIndex 値よりも 1 つ大きくなります。
これらのテーブルの属性、およびその属性を履歴の収集で使用する方法の詳細については、「履歴の収集」の章を参照してください。
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