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上限ありおよび上限なしLPAR

共有プロセッサを使用する論理パーティションには、上限ありまたは上限なしの共有モードがあります。

上限のある論理パーティションは、割り当てられたプロセッサ ユニットを超えるプロセッサ能力を使用できない論理パーティションです。 上限のあるパーティションには最大容量が割り当てられていて、容量が超過しないように、また物理システム全体の動作に影響を与えないようになっています。

上限のない論理パーティションは、割り当てられた処理能力より多くのプロセッサ能力を使用できる論理パーティションです。 制限要因は、論理パーティションに割り当てられた仮想プロセッサの数、または共有プロセッサ プールの最大プロセッサ ユニット数です。 上限のないパーティションでは(より多くのリソースを使用する可能性がある)最低リソース レベルが保証され、パーティションの最低サービス レベルが作成されます。

上限のない複数の LPAR に同時にプロセッサ容量を追加する必要がある場合、サーバは上限のないすべての LPAR に未使用の処理能力を割り当てることができます。 すべての LPAR の上限なしの重みにより、割り当てプロセスが決定されます。 デフォルトの上限なしの重みの値は、128 から 255(最大)です。 上限なしの重みを 0 に設定した場合、未使用容量は論理パーティションに割り当てられません。