sysedge.cf ファイルには、SystemEDGE エージェントに SNMPv1 トラップ メッセージの送信先を指示する SNMPv1 トラップ デスティネーションの定義が含まれています。 任意の数の管理システムにトラップを送信するようにエージェントを設定できます。 SNMPv1 トラップ デスティネーションは、インストール時に、または sysedge.cf ファイルで定義できます。
SNMPv1 トラップ デスティネーションを設定するには、SNMPv1 トラップの送信先となるシステムごとに sysedge.cf ファイルに以下の行を追加します。
trap_community <name> <address> [<port> [<encoding> [<source>]]]
トラップで送信されるコミュニティ名を指定します。
トラップの送信先となる IPv4 または IPv6 アドレスを指定します。
(オプション)トラップの送信先となる UDP ポートを指定します。
デフォルト: 162
(オプション)trap_source パラメータで定義したソース アドレスをトラップに含める方法を指定します。 このパラメータは、trap_source が IPv6 アドレスに変換される場合に重要です。 3 桁の XYZ の形式(先頭の未使用桁をゼロで埋める)でエンコーディング パラメータを入力します。
デフォルト: 000
4 バイトの IPv4 ソース アドレス フィールドを拡張するかどうかを制御します(SNMPv1 トラップのみ)。 0 を入力すると、16 バイトの IPv6 アドレスを含めるためにソース アドレス フィールドが拡張されません。1 を入力すると、ソース アドレス フィールドが拡張されます。
トラップの varbind (Y)または UDP パケット(Z、SNMPv1 トラップのみ)にソース情報を含めるかどうかを制御します。 これらの桁には、以下のいずれかを入力します。
0: トラップの varbind または外部 UDP パケットを変更しません。
1: trap_source パラメータ(IPv4/IPv6 アドレスまたはホスト名)をそのまま varbind またはパケットに含めます。
2: trap_source パラメータを可能であれば IPv4 アドレス(次に IPv6 アドレス、次にホスト名)として含めます。
3: trap_source パラメータを可能であれば IPv6 アドレス(次に IPv4 アドレス、次にホスト名)として含めます。
4: trap_source パラメータを可能であればホスト名(次に IPv4、次に IPv6)として含めます。
5: 2 の優先順序に従い、ホスト名を含めます。
6: 3 の優先順序に従い、ホスト名を含めます。
7: 1 の優先順序に従い、ホスト名を含めます(trap_source が IPv6 アドレスの場合)。
トラップ ソースとして使用する IPv4 アドレス、IPv6 アドレス、またはホスト名を指定します。
デフォルト: trap_source パラメータの値
たとえば、trap_source パラメータとホスト名を UDP パケットに付加した mycommunity というコミュニティ名のトラップを IP アドレス 10.16.5.26 のポート 1692 に送信するには、以下の行を追加します。
trap_community mycommunity 10.16.5.26 1692 7
注: sysedge.cf ファイルは SNMPv1 トラップ デスティネーションのみを定義します。 SNMPv2c および SNMPv3 トラップを設定する方法の詳細については、「SNMPv3 の設定」を参照してください。
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