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CA Business Intelligence(CABI)をインストールする方法

CA Business Intelligence(CABI)は、さまざまな CA 製品において情報を提示して経営的意思決定をサポートするために使用されるレポート/分析ソフトウェアのセットです。 CA 製品は、CABI を使用することで、効果的な企業 IT 管理を行うために必要な情報をさまざまなレポート オプションを通して統合し、分析し、提示します。

CABI は、SAP BusinessObjects Enterprise XI (BOXI)をスタンドアロン コンポーネントとしてインストールします。 インストールは独立して動作しており、このため、他の CA 製品は Business Intelligence サービスを共有することができます。 CABI のインストールは、全般的な CA 製品のインストール プロセスの一部として個別に実行します。 CABI をシステムにインストールした後に CABI と Spectrum Report Manager の間の統合をアクティブすることができます。 詳細については、「Business Objects の統合」を参照してください。

重要: CABI のインストール中は、システムのアンチウイルス ソフトウェアを無効にすることをお勧めします。

CABI 3.2、CABI 3.2 + FP32、CABI 3.2 SP4 を使用している場合は、まず CABI 3.2 SP5 R2 パッケージを使用して CABI 3.3 にアップグレードします。 アップグレード パスは以下のとおりです。

  1. CABI 3.2/CABI 3.2+FP32/CABI 3.2 SP4 から CABI 3.3 - CABI 3.2 SP5 R2 パッケージを使用。 手順については、CABI 3.2 SP5 R2 パッケージの「リリース ノート」を参照してください。
  2. CABI 3.3 SP1 - CABI 3.3 SP1 パッケージを使用。 手順については、CABI 3.3 SP1 パッケージの「リリース ノート」を参照してください。

以下の図に、CABI のインストール プロセスを示します。

この図では、CABI を Windows にインストールするためのプロセスを示します

以下のタスクを実行して、CA Business Intelligence (CABI)をインストールします。

  1. 前提条件およびインストール考慮事項の確認
  2. cabiinstall.exe ファイルの実行
  3. CABI をインストールするためにサーバ情報を指定
    1. サーバ コンポーネントの構成の指定
    2. SQLAnywhere データベース サーバの設定
    3. Web アプリケーション サーバの選択および Tomcat の設定
  4. CABI のインストール
  5. CABI インストールの検証

重要: BOXI ソフトウェアのアンインストールは、CA サポート から推奨されている場合を除き、実行しないでください。 BOXI または OneClick をアンインストールすると、Spectrum Report Manager がアンインストールされ、レポートもすべて削除されます。

詳細については、「CA Business Intelligence 実装ガイド」および「CA Spectrum インストール ガイド」を参照してください。

前提条件およびインストール考慮事項の確認

CABI をインストールする前に、以下の前提条件およびインストール考慮事項を確認します。

  1. 展開の一部であるすべてのコンピュータ間のネットワーク接続を確認します。
  2. LDAP に CABI を統合した場合は、CABI 3.3 インストーラの cabi_default_groups.xml ファイルを更新した後で、次の情報が使用可能であることを確認します。
    <?xml version="1.0"?>
    
    <biconfig version="1.0">
    
    </biconfig>
    

    詳細については、「LDAP ユーザによってスケジュールされたレポートが動作しない」を参照してください。

  3. 固有のデータベース サーバを使用している場合:
  4. サポートされている BOXI バージョンに必要なサービス パック、ホットフィックス バンドル、重大な更新、および Software Release Notes (SRN)の最新バージョンをインストールしていることを確認します。 これらのコンポーネントは、CA サポート Web サイト上で取得できます。

Unix の場合

Windows の場合

注: CABI のインストールには約 1 時間かかります。 Windows へのインストールは、Linux/Solaris へのインストールよりも時間を要します。 Linux または Solaris では、sudo を使用して CABI を呼び出さないでください。 root ユーザ アカウントが必要です。 詳細については、「CA Business Intelligence 実装ガイド」を参照してください。

サポートされているオペレーティング システム

Windows の場合:

デスクトップ

注: SAP BusinessObjects Enterprise ソフトウェアの 32 ビット コンパイル済みバイナリは、Windows オペレーティング システムの 32 ビットおよび 64 ビットのバージョン(AMD および Intel によって製造された x86 または x64 CPU のいずれかで動作)でサポートされています。

Linux の場合:

注: Red Hat Enterprise Linux 6 は、Service Pack 5 における新しいプラットフォーム サポート追加分であり、SAP Business Objects Enterprise の SP5 フル リリース インストールでのサポートにのみ対応します。 SAP Business Objects Enterprise の SP5 パッチ限定リリースは、この新しいプラットフォームに対応していません。

Solaris の場合:

最小ハードウェア要件

Windows の場合:

Linux の場合:

Red Hat の最小のパッチ レベル

指定された最低限のパッチ要件の範囲を超えて新しいパッチを使用することはできますが、そのようなパッチは SAP BusinessObjects 製品に対して公式なテストが行われていない可能性があります。

Solaris の場合:

Solaris 9 の最小パッチ レベル

Solaris 9 を以下のパッケージと一緒にインストールします。

注: 指定された最低限のパッチ要件の範囲を超えて新しいパッチを使用することはできますが、そのようなパッチは SAP BusinessObjects 製品に対して公式なテストが行われていない可能性があります。 詳細については、「CA Business Intelligence 実装ガイド」を参照してください。

Solaris 10 の最小パッチ レベル

Solaris 10 を以下のパッケージと一緒にインストールします。

注: 指定された最低限のパッチ要件の範囲を超えて新しいパッチを使用することはできますが、そのようなパッチは SAP BusinessObjects 製品に対して公式なテストが行われていない可能性があります。

cabiinstall.exe ファイルの実行

Windows 上の BOXI インストールを設定する初期手順として、CABI DVD のルート ディレクトリから cabiinstall.exe ファイルを実行できます。

CABI インストーラを実行した後に、インストール設定、言語パック、インストール タイプ、およびインストール ディレクトリの言語を選択します。

次の手順に従ってください:

  1. DVD からインストールする場合に Windows Autoplay 設定が有効であると、インストーラが自動的に開始します。 Autoplay が有効でない場合、またはハード ドライブからインストールする場合は、CABI DVD のルート ディレクトリから cabiinstall.exe ファイルを実行します。

    [Please Choose Setup Language]ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. 言語として英語を選択して、[OK]をクリックします。

    [はじめに]ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [次へ]をクリックします。

    CA Technologies の[使用許諾契約]ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. CA Technologies の使用許諾契約に同意し、[次へ]をクリックします。
  5. CA Technologies レポート テンプレートをインストールするために[はい]をクリックし、[次へ]をクリックします。
  6. CABI 応答ファイルを保存する場合は、[はい]をクリックします。
  7. 応答ファイルを作成するために応答ファイル名およびディレクトリを入力し、[次へ]をクリックします。

    以下のデフォルトの場所が利用可能です。

    [設定の確認]ダイアログ ボックスが表示されます。

  8. [インストール]をクリックします。

    CABI のインストール ウィザードが表示されます。

  9. [次へ]をクリックします。

    BusinessObjects Enterprise の[使用許諾契約]ダイアログ ボックスが表示されます。

  10. BusinessObjects Enterprise の使用許諾契約に同意し、[OK]をクリックします。

    [Choose Language Packs]ダイアログ ボックスが表示されます。

  11. インストールする言語パックを選択します。
  12. [次へ]をクリックします。

    [インストールの種類]ウィンドウが表示されます。 詳細については、「CA Business Intelligence 実装ガイド」を参照してください。

  13. [新規]を選択します。
  14. 以下のいずれかのオプションを選択します。
  15. インストール処理が完了したときに BusinessObjects Enterprise を起動する場合は、[インストール時にサーバを有効にする]チェック ボックスを選択します。 このオプションを選択しない場合は、インストール後に手動で、BusinessObjects Enterprise アプリケーション サーバを有効にして CMS から実行します。
  16. BusinessObjects Enterprise コンポーネントのインストール先を指定します(十分なディスク空き領域があることを確認します)。

    以下のデフォルトの場所が利用可能です。

  17. [次へ]をクリックします。

    [Server Components Configuration]ウィンドウが表示されます。

CABI をインストールするためにサーバ情報を指定

CABI をインストールする場合にサーバ情報(CMS に関する情報、Server Intelligence Agent 情報など)を指定できます。 新しいインストールを実行すると、必須コンポーネントとオプション コンポーネントのすべてがコンピュータに展開されます。 以下のタスクを実行して、CABI をインストールできます。

  1. サーバ コンポーネントの構成の指定
  2. SQLAnywhere データベース サーバの設定
  3. Web アプリケーション サーバの選択および Tomcat の設定
サーバ コンポーネントの構成の指定

[Server Components Configuration]画面を使用して、新しい Central Management System (CMS)に対してポート番号と管理者パスワードを入力します。 CMS は CMS システム データベースにアクセスするただ一つのサーバです。 CMS システム データベースには、設定、認証、ユーザ、監査、およびその他の BOXI 関連の情報が格納されています。 CMS システム データベースにより、CMS は、セキュリティを維持し、オブジェクトを管理し、サーバを管理することができます。 CMS は、システム情報を格納するためにデータベースを使用します。 詳細については、「CA Business Intelligence 実装ガイド」を参照してください。

次の手順に従ってください:

  1. [サーバ コンポーネントの設定]画面の[CMS ポート]フィールドでポート番号を指定します。

    デフォルト CMS ポート番号は 6400 です。

    CMS は指定されたポートを介して他の BOXI サーバと通信します。

  2. [パスワード]および[パスワードの確認]のフィールドに CMS 管理者アカウントのパスワードを指定します。

    注: インストールの完了後に、管理者パスワードを設定する場合は[BOXI 管理者パスワードを後で設定する]チェックボックスをオンにします。 このオプションを選択する場合は、管理者パスワードを変更できるように、最初は空のパスワードで CMC にログインします。

  3. [次へ]をクリックします。

    Server Intelligence Agent 画面が表示されます。

    注: Server Intelligence Agent (SIA)ノードは、BOXI のインストール中に自動的に作成されます。 詳細については、「CA Business Intelligence 実装ガイド」を参照してください。

  4. [Server Intelligence Agent]画面で、SIA ノードを識別する一意の名前を[ノード名]フィールドに指定します。

    注: SIA のノード名に、スペースまたは英数字以外の文字を使用しないでください。 デフォルトでは、ノード名はシステム ホスト名と同じです。

  5. [ポート]フィールドに SIA のポート番号(デフォルトは 6410)を指定します。 SIA はこのポートを使用して CMS と通信します。
  6. [次へ]をクリックします。

    SIA の情報を入力したら、ポート番号を有効にすることで、インストールに CMS データベースを設定する手順に進むことができます。 指定したポート(6410)が使用できない場合は、警告が表示されます。 続行するには、未使用で有効なポート番号を指定します。

SQLAnywhere データベース サーバの設定

BOXI では、検索および情報取得の迅速化のために情報を構造体(テーブル)に整理するデータ リポジトリとして、データベースを定義することができます。

CMS は、システム情報を格納するためにデータベースを使用します。 BOXI インストールの一環として SQL Anywhere をインストールすると、SQL Anywhere CMS データベースが作成されます。

BOXI インストールの一環として SQL Anywhere をインストールするオプションを選択した場合は、[SQL Anywhere Database Server の設定]画面が表示されます。 詳細については、「CA Business Intelligence 実装ガイド」を参照してください。 データベース システムの準備ができていない場合、BOXI インストーラはインストール プロセスの一環として SQL Anywhere データベース システムを作成および設定することができます。 SQL Anywhere データベース サーバでは、テーブルを分類して、論理上関連するテーブル(テーブルスペース)のコレクションにまとめることができます。 ファイルがファイル システム内でディレクトリにまとめられるのと同じように、テーブルはデータベース システム内でテーブルスペースにまとめられます。

次の手順に従ってください:

  1. [CMS システム データベース設定]画面で、SQL Anywhere データベース サーバの[データ ソース名]を指定します。

    デフォルト名は BOE120 です。

  2. [SQL Anywhere ポート番号]フィールドで SQL Anywhere データベース サーバのポート番号を指定します。

    デフォルトのポート番号は 2638 です。

  3. [SQL Anywhere DBA ユーザ アカウント]領域で SQL Anywhere DBA ユーザ アカウントのパスワードを指定し確認します。
  4. [SQL Anywhere BusinessObjects ユーザ アカウント]領域で SQL Anywhere BusinessObjects データベース ユーザ アカウントのユーザ名を確認しパスワードを指定します。

    注: ユーザ名はネットワークで一意である必要があります。

  5. [次へ]をクリックします。

    [Web アプリケーション サーバの選択]画面が表示されます。

    SQL Anywhere Database Server が設定されます。

注: BOXI を実装する CA Technologies 製品がデータベース システムをサポートする限り、BOXI でデータベース システムを使用できます。 固有のデータベース システムを使用する場合は、まずシステムを設定し、システムが操作可能であることを確認します。 詳細については、「CA Business Intelligence 実装ガイド」を参照してください。

Web アプリケーション サーバの選択および Tomcat の設定

Web アプリケーション サーバは、InfoView、CMC、およびカスタム Web アプリケーションなどの BOXI Web アプリケーションを実行します。 [Web アプリケーション サーバの選択]画面を使用して、Web アプリケーションを選択します。

BOXI の Java Web アプリケーション サーバを設定するには、Web アプリケーション サーバの管理者アカウント名、パスワード、およびリスナ ポート番号が必要です。

次の手順に従ってください:

  1. [Web アプリケーション サーバの選択]画面から、[Java Web Web アプリケーション サーバ]を選択します。
  2. 以下のいずれかのオプションを選択します。
  3. 設定および認証の情報を指定します。
  4. [次へ]をクリックします。

    [Tomcat の設定]画面が表示されます。

  5. 接続ポート、シャットダウン ポート、およびリダイレクト ポートについて、デフォルト値を使用するか、新しいポート番号を指定します。
  6. [次へ]をクリックします。

    注: 指定したポート番号が使用中である場合は、警告メッセージが表示されます。 続行するには、未使用で有効なポート番号を指定します。

    [インストールの開始]画面が表示されます。

    Web アプリケーション サーバが選択され、Tomcat が設定されます。

注: [Web アプリケーション サーバの選択]画面で既存のサーバを選択した場合は、既存の Web アプリケーション サーバに関する特定の設定情報を指定します。 詳細については、「CA Business Intelligence 実装ガイド」を参照してください。

CABI のインストール

Web アプリケーション サーバを選択し、Tomcat を設定した後に、インストール プロセスを開始します。

次の手順に従ってください:

  1. [Tomcat の設定]画面で、[次へ]をクリックしてインストール処理を開始します。

    インストールが完了すると、[インストール完了]画面が表示されます。

  2. [完了]ボタンをクリックして BOXI インストールを終了します。

    CA Business Intelligence の完了画面が開きインストールのサマリが表示されます。

  3. インストールが完了すると、デフォルトではマシンを再起動するオプションが選択されます。 システムをすぐに再起動したくなければ、後で再起動するオプションを選択し、[完了]をクリックします。

    CABI のインストールが完了します。

注: GUI ベースの CABI インストールは、UNIX ではサポートされていません。 CABI のコンソール ベースのサイレント インストールは UNIX でサポートされています。 詳細については、「CA Business Intelligence 実装ガイド」を参照してください。

CABI インストールの検証

CABI をインストールした後、インストールのステータスを確認できます。 CABI インストールの検証内容は、インストール プロセスで選択した展開のタイプとコンポーネントに左右されます。 以下の方法を使用して、CABI インストールを確認することもできます。

次の手順に従ってください:

  1. Windows で、[スタート]-[すべてのプログラム]-[BusinessObjects XI]-[BusinessObjects Enterprise]-[セントラル設定マネージャ]を選択します。

    [セントラル設定マネージャ]ウィンドウが表示されます。

  2. Tomcat および Server Intelligence Agent (SIA)のステータスを確認します。
  3. [サーバの管理]アイコンをクリックします。

    [ログオン]ウィンドウが表示されます。

  4. システムの名前を入力し、認証情報を指定し、[接続]をクリックします。

    CABI に関連するサーバのリストが表示されます。

  5. CABI に関連するすべてのサーバが実行されており、有効であることを確認します。

    CABI インストールが確認されます。

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