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新しいバックグラウンド サーバとしてのスタンバイ サーバの昇格

バックグラウンド サーバを停止する前に、(アップグレードした)スタンバイ サーバを新しいバックグラウンド サーバとして昇格させます。 サポート オートメーション が CA SDM でインストールされている場合、バックグラウンド サーバのシャットダウンをアクティブな サポート オートメーション ユーザに通知します。

次の手順に従ってください:

  1. バックグラウンド サーバ上で以下のコマンドを実行して、サポート オートメーション を使用しているすべてのアクティブなユーザに作業を保存するよう通知します。
    sa_server_notifier [-h] | [-q seconds] | [-c]
    
    -h

    ヘルプ ページを表示します。

    -q seconds

    このオプションは、ローカル サーバ(バックグラウンド)に指定された時間間隔内に休止するよう通知します。 この間隔は、サーバがオフラインになるまでの秒数です。 このオプションは、スタンバイ サーバまたはアプリケーション サーバには使用できません。

    -c

    このオプションは、以前に送信された休止リクエストをキャンセルします。

    サポート オートメーション を使用しているすべてのアクティブなユーザにポップアップ メッセージが表示されます。 このメッセージは、ユーザにサーバのシャットダウンと、シャットダウンまでに残された時間について通知します。 ユーザは自分の作業を保存し、そのスケジュールされた時間内にログアウトする必要があります。

  2. 新しいバックグラウンド サーバとして昇格させるスタンバイ サーバ上で、以下のコマンドを実行します。
    pdm_server_control –b
    
    -b

    ローカルのスタンバイ サーバにバックグラウンド サーバになるよう通知します。 スタンバイ サーバがすでに実行されている必要があります。 このサーバが実行されていない場合は起動されますが、フェールオーバは実行されません。フェールオーバを開始するには、コマンドを再度実行します。

    バックグラウンド サーバは自動的にシャットダウンし、スタンバイ サーバが新しいバックグラウンド サーバとして昇格されます。 この変更は、エンド ユーザ セッションには影響を与えません。 進行中の更新(存在する場合)は保存され、新しいバックグラウンド サーバがオンラインになるまで遅延されます。