実装方針
CA Service Desk の実装方針を計画する際、ネットワークの可用性、使用可能な帯域幅、および応答性に加え、以下の情報を考慮してください。
- 一元化 - すべての製品コンポーネントを 1 つのプライマリ サーバ上にインストールおよび設定します。 これはデフォルトのインストールです。 負荷分散とフェールオーバのために複数のオブジェクト マネージャおよび Web エンジンを実装できますが、ビジネスがこの実装を超えて成長する可能性があります。
- 分散化 - サービスを受信するクライアントに近いサーバ上に製品コンポーネントをインストールおよび設定します。 たとえば、多数のサブネットがある企業の支社には、Web クライアントを使用する多くのアナリストが存在する場合があります。 セカンダリ サーバをこの支社に配置すると、ネットワーク トラフィックおよび応答時間が削減されます。 セカンダリ サーバではキャッシングが実行されるため、支社とプライマリ サーバ間のネットワーク トラフィックも削減されます。 このタイプの実装でも、負荷分散とフェールオーバのために複数のオブジェクト マネージャおよび Web エンジンを実装できます。
- グローバル - リージョンと呼ばれる 2 つ以上の一元化された実装または分散化された実装で構成されます。 リージョンのプライマリ サーバでは、マスタ リージョン間との最小限の情報が複製されます。 これによって、単一のリージョンに、ほかのすべてのリージョンに関する必要な情報があることになります。 アナリストは、これを利用してすべてのリージョンからのチケットを認識して、必要がある場合にのみリージョンに接続できます。 分散化実装を採用するにはネットワーク帯域幅の制限が大きい場合に、このタイプの実装が有用です。 たとえば、支社が複数の国にあり、速度の遅いリンクで相互接続している場合が考えられます。
注: 詳細については、「高可用性のための CA Service Desk アーキテクチャ」を参照してください。
|
Copyright © 2013 CA.
All rights reserved.
|
|