BusinessObjects Enterprise サーバが Network Address Translation (NAT)を有効にしているファイアウォールを超えて通信する必要がある場合のみ、この手順が必要になります。 この手順により、クライアント コンピュータはルーティング可能な IP アドレスにサーバのホスト名をマップすることができます。
この手順は「ファイアウォールに対してシステムを設定する方法」で説明した手順に加えて必要です。
注: BusinessObjects Enterprise は、Domain Name System (DNS)を使用するコンピュータに展開できます。 この場合、サーバ コンピュータのホスト名は、各コンピュータの hosts ファイルにある IP アドレスではなく、DNS サーバ上のルーティング可能な外部の IP アドレスにマップできます。
ファイアウォールは不正なアクセスから内部ネットワークを保護するために設置されます。 NAT を使用するファイアウォールは、内部ネットワークの IP アドレスを、外部ネットワークで使われる別のアドレスにマップします。 このアドレス変換では、外部ネットワークから内部 IP アドレスを隠すことでセキュリティが高められます。
BusinessObjects Enterprise コンポーネント、たとえば、サーバ、リッチ クライアントおよび BusinessObjects Enterprise SDK をホストする Web アプリケーション サーバは、サーバ参照を使ってサーバに接続します。 サーバ参照には、サーバのコンピュータのホスト名が含まれています。 このホスト名は BusinessObjects Enterprise コンポーネントのコンピュータからルーティングできる必要があります。 これは、BusinessObjects Enterprise コンポーネントのコンピュータ上の hosts ファイルで、サーバ コンピュータのホスト名をサーバ コンピュータの外部 IP アドレスにマップする必要があることを意味します。
サーバ コンピュータの外部 IP アドレスは、ファイアウォールの外側からルーティングできますが、内部 IP アドレスはできません。 hosts ファイルを設定するための手順は Windows と UNIX で異なります。
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