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ファイアウォール ルールの指定

Business Objects コンポーネント間で必要なトラフィックを許可するように、ファイアウォールを設定する必要があります。 これらのルールを指定する方法の詳細については、ファイアウォールのマニュアルを参照してください。

ファイアウォールを超える通信パスごとに着信アクセス ルールを 1 つ指定します。 ファイアウォールの後ろにあるすべての Business Objects サーバにアクセス ルールを指定する必要は必ずしもありません。

サーバの[ポート]テキスト ボックスで指定するポート番号を使います。 コンピュータ上の各サーバは、それぞれ異なるポート番号を使用する必要があることを忘れないでください。 いくつかの Business Objects サーバは複数のポートを使用します。

: NAT を使用するファイアウォールを使って BusinessObjects Enterprise を展開する場合、すべてのコンピュータ上のすべての BusinessObjects Enterprise サーバはそれぞれ一意のリクエスト ポート番号を必要とします。 つまり、展開全体で同じリクエスト ポートを 2 台のサーバで共有することはできません。

:送信アクセス ルールを指定する必要はありません。 BusinessObjects Enterprise サーバは、Web アプリケーション サーバ、または任意のクライアント アプリケーションへの通信を開始しません。

例:

この例は、Web アプリケーション サーバと BusinessObjects Enterprise サーバ間のファイアウォールの着信アクセス ルールを示します。 この場合、CMS に 2 つ、Input File Repository Server (FRS)に 1 つ、Output FRS に 1 つのポートをそれぞれ開きます。 リクエスト ポート番号は、サーバの CMC 設定ページの[ポート]テキスト ボックスで指定するポート番号です。

ソース コンピュータ

ポート

送信先コンピュータ

ポート

アクション

Web アプリケーション サーバ

任意

CMS

6400

許可

Web アプリケーション サーバ

任意

CMS

<リクエスト ポート番号>

許可

Web アプリケーション サーバ

任意

Input FRS

<リクエスト ポート番号>

許可

Web アプリケーション サーバ

任意

Output FRS

<リクエスト ポート番号>

許可

任意

任意

CMS

任意

拒否

任意

任意

ほかの BusinessObjects Enterprise サーバ

任意

拒否