BusinessObjects Enterprise XI または XI Release 2 から BusinessObjects Enterprise XI 3.1 SP3 へのアップグレード › UNIX での複合アップグレードの実行

UNIX での複合アップグレードの実行

BusinessObjects Enterprise XI 3.1 インストール プログラムで単純な展開が検出されない場合、または XI 3.1 を複数のサーバにインストールする場合は、複合アップグレードを実行する必要があります。 複合アップグレードでは、新しい BusinessObjects Enterprise XI 3.1 展開をインストールし、既存の BusinessObjects Enterprise XI 展開から BusinessObjects Enterprise XI 3.1 展開に内容とシステム データをコピーします。

BusinessObjects Enterprise XI 3.1 は、既存の XI または XI Release 2 システムと同じコンピュータに、または別のコンピュータにインストールできます。

複合アップグレードを実行する場合は、BusinessObjects Enterprise XI 3.1 のインストールを完了してから以下の手順を手動で実行する必要があります。

1. CCM またはインポート ウィザードを使って、既存の BusinessObjects Enterprise XI または XI Release 2 Business Intelligence の内容を BusinessObjects Enterprise XI 3.1 展開にインポートします。

   注： CCM から内容をインポートするように選択する場合は、BusinessObjects Enterprise XI 3.1 Input / Output File Repository Server のリポジトリを既存の場所に再度指定するか、既存のリポジトリの内容を BusinessObjects Enterprise XI 3.1 のリポジトリにコピーします。

2. BusinessObjects Enterprise XI 3.1 サーバを再設定して CMS に追加します。
3. 検索インデックス プログラムを追加します。
4. 既存の BusinessObjects Enterprise 展開から BusinessObjects Enterprise XI 3.1 展開にコピーしたすべてのイベントを更新します。
5. BusinessObjects Enterprise XI 3.1 監査データベースを設定します。

アップグレード プロセスでは、サーバとサーバ クラスタの設定が新しい展開にコピーされません。 既存の展開が複数のサーバやクラスタ間で分散しており、BusinessObjects Enterprise XI 3.1 の展開にもまったく同じ環境を複製したい場合は、CMS を使ってサーバとクラスタを手動で追加する必要があります。 詳細については、「BusinessObjects Enterprise 管理者ガイド」のサーバの管理と設定に関する章を参照してください。

BusinessObjects Enterprise XI 3.1 システムは、既存の BusinessObjects Enterprise XI または XI Release 2 システムと同じコンピュータ上に展開されているかどうかに関係なく、同時に動作できます。 準備ができていれば、BusinessObjects Enterprise XI または XI Release 2 システムをアンインストールできます。

サイドバイサイド展開

サイドバイサイド インストールを実行する場合は、すでにある BusinessObjects Enterprise のバージョンが原因で BusinessObjects Enterprise XI 3.1 のインストールがクラッシュしないように以下を実行します。

• BusinessObjects Enterprise XI 3.1 のインストールで、CMS クラスタに一意の名前を指定する。
• BusinessObjects Enterprise XI 3.1 のインストールで、一意のポート番号を指定する。