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他の承認プロセスとの比較

CA Service Catalog では、サービスまたはサービス オプションについてリクエストを承認、却下、実行するために使用する承認プロセスに対して以下のオプションが提供されています。 ユーザがリクエストをサブミットすると、承認者はリクエスト内の各サービスを承認または却下する必要があります。 管理者は、各サービスに対して[サービスの詳細]タブの以下のいずれかの承認プロセスを指定します。

承認なし

承認は必要ありません。 サービスを含むリクエストが送信されると、ステータスは[承認完了]に変更されます。

システム承認プロセス

承認者および承認レベルの数を決定するために以下の組み合わせを使用します。

サービスを含むリクエストが送信され、[リクエスト先]値がアカウントではなくユーザの場合、カタログ システムは以下を実行します。

  1. ユーザ プロファイル内のユーザの[リクエスト先]権限レベルを検索します。
  2. それをサービスの承認レベルと比較します。

ユーザの権限レベルがサービスによって指定された承認レベルと一致するか、承認レベルを超える場合、それ以上の承認は不要です。 リクエストは次のステータスに移行されます(通常は[フルフィルメント待ち]または[完了])。

それ以外の場合は、以下の方法で承認者が決定されます。

マネージャまたはその他の承認者がサービスを承認した後、システムでは同様のロジックを使用して別のレベルの承認が必要かどうかを判断します。 [はい]の場合、リクエストは、サービスに指定された承認レベルに一致するかそれを超える権限レベルを持つリクエスト マネージャに転送されます。

ワークフロー主導型の承認プロセス

CA Process Automation プロセスを使用して承認プロセスを決定します。

このプロセスには、承認者および承認レベルの数を決定するためのビジネス ロジックが含まれます。 CA Service Catalog では、サンプルのプロセスおよびプロセス定義が提供されています。これには、1 つのレベルのマネージャ承認によるデフォルト プロセスが含まれます。

任意のサービスに対して、CA Process Automation プロセスと共にこの承認プロセスを使用する場合、オプションでポリシーを使用することができます。 その場合、承認プロセスは以下の場合を除き、ポリシー主導型の承認プロセスと同様に続行されます。

指定するオプションに対してルールとアクションが有効であるかを確認します。

ポリシー主導型の承認

ポリシーを使用して、リクエスト用の承認プロセスを決定します。 サービス オプション、サービス、リクエストされたアイテム、ユーザなどの属性に基づいて、条件をポリシーに指定します。 ポリシーがアクティブで、送信済みのリクエストがポリシーの条件を満たす場合、ポリシーで指名されたユーザ(担当者)はアクション待ちリクエストを受信し、サービス オプション、サービス、またはリクエストの承認、却下、実行を行います。

ポリシー主導型承認とシステム承認では、いくつかの共通の用語が使用されます。 たとえば、両方の方法において、「承認レベル」は、承認者の権限を数値で表しており、値が大きいほど承認者の権限が高いことを示します。 しかし、ポリシー主導型の承認では、管理者が、各承認者および権限レベルに対して一意に割り当てており、システム承認との関係性はありません。

ポリシーがリクエストに適用されない場合、カタログ システムでは、ワークフロー主導型承認プロセスに定義された承認フローを使用します。 たとえば、事前定義済みワークフロー承認プロセスを使用しており、事前定義済みサンプル ポリシーがアクション待ちリクエストに適用されない、と仮定します。 その場合、カタログ システムは、[リクエスト先]ユーザのマネージャにアクション待ちリクエストを割り当てます。 ユーザにマネージャがいない場合は、カタログ設定で[リクエスト アクションのデフォルト ユーザ]に指定されたユーザにアクション待ちリクエストを割り当てます。