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サーバの準備

CA Server Automation ソフトウェアをホストするために選択するサーバは、「リリース ノート」に指定されているシステム要件を満たす必要があります。

CA Server Automation サーバ

ウィザードにより一元化されたインストールが提供され、コンポーネントは単一の Windows サーバにインストールされます。 サイトで必要な場合は、一部のコンポーネント(AIM や Autoshell など)を複数のサーバに分散してインストールできます。 ただし、CA Server Automation コンポーネント(コア)は分散できません

複数のサーバにコンポーネントを分散させる場合は、以下の条件を確認します。

以下の表を使用して、CA Server Automation をインストールするサーバを準備します。

サーバ

要件

CA Server Automation のインストールの場合

  • CA Server Automation をインストールするための有効なパスが特定されている。
  • Microsoft SQL Server がアクセス可能で設定済みである。
  • CA EEM サーバ(ローカルまたはリモート)およびユーザが特定されている。
  • Active Directory が設定済みである(該当する場合)。
  • 必要なネットワーク ポートが特定されていて、開いている。
  • 追加のランタイム ロケールが特定されている(該当する場合)。
  • コミュニティ文字列が定義されている。
  • DNS サーバが正常に動作している。
  • IP アドレスの割り当てに DHCP を使用している場合は、DNS サーバを動的に更新するように DHCP が設定されている。
  • Java Quick Test Pro (QTP)プラグインがインストールされていない。
  • アンチウイルス プログラムがインストール前に停止している。
  • システムおよびデータベースがすべてバックアップされている。

管理データベースの要件

以下の表を使用して、管理データベース サーバのインストール準備を行います。

サーバ

その他の要件

管理データベース サーバ

  • TCP/IP が有効である。
  • リモート接続が有効である。
  • 認証モードが有効である(混合モードまたは Windows モード)。
  • インスタンス用の TCP/IP ポートが静的である(動的はサポート対象外)。
  • AOM2 または DPM という名前の既存データベースがない。
  • ローカル データベースのサーバ名として使用されている IP アドレスがない。

クライアント

  • システム パスにクライアントのエントリがある(エントリがないと、CA Server Automation は SQL Server がインストールされていることを認識しません)。
  • システム パス エントリの 1 に OSQL.EXE と SQLCMD.EXE がある。

最高のパフォーマンスを得るためのデータベース サイズ

インストール中に、管理データベースの初期サイズを選択します。 適切な初期サイズを選択することで、データ フラグメンテーションやパフォーマンスの問題につながる増分によるサイズ変更を防ぐことができます。

以下の表を確認して、管理データベースに最適な初期サイズを選択します。

初期サイズ

システム数

空きディスク領域

1,000

1 GB - コア コンポーネント

500 MB - ログ ファイル

5,000

5 GB - コア コンポーネント

1 GB - ログ ファイル

10,000

10 GB - コア コンポーネント

5 GB - ログ ファイル

注: SQL Server データベースはデフォルトでは完全復旧モデルに設定されるため、トランザクション ログはバックアップされるまで増加します。 データベース バックアップは定期的にスケジュールしてください。

注: パフォーマンス データベースのデフォルト値は 500 MB で、必要に応じて自動的に増加します。