dpmlpar image コマンドは、HMC/IVM とターゲット IBM AIX LPAR 管理対象システムを使用して IBM AIX LPAR を作成します。 (オプション)LPAR を作成した後で IBM AIX オペレーティング システムを展開できます。
このコマンドの形式は、以下のとおりです。
dpmlpar image [-sc sc_url] -hmc name -managed_system managedsystemname -partition_name partitionname -profile_name lparprofile (HMC のみ) [-profile_name lparname] (IVM のみ)
-min_mem size -desired_mem size -max_mem size
-proc_mode {shared|dedicated}
-min_proc_units units
-desired_proc_units units
-max_proc_units units
-min_procs number -desired_procs number -max_procs number
-max_virtual_slots number
-share_mode {capped|uncapped}
[-uncap_weight weight]
[-io_slot DRC index,{true|false}]
[-lpar_io_pool_id id {,id, …}]
[-virtual_serial_adapter slot_num, remote_lpar_name, remote_slot_num, is_required] [-virtual_scsi_client_adapter slot_num, remote_lpar_name, remote_slot_num, is_required] | [-virtual_scsi_server_client_adapter virtual_io_server_name, backing_device_name, client_slot_num, is_required] [-virtual_eth_adapter slot_num, is_IEEE, port_vlan_id, (additional_vlan_id, additional_vlan_id, …), trunk_priority, is_required] [-virtual_fc_server_client_adapter virtual_io_server_name, physical_fc_port_name, client_slot_num, is_required [virtual_io_server_name,physical_fc_port_name,client_slot_num,is_required;...]]
[-pre] [-post] [-ws_user username] [-ws_password password]
[-encrypted_password {no|yes}]
[-prompt <no|yes>]
[-ws_remote_user username] [-ws_remote_password password]
[-create_logical_volume <false|true>]
[-logical_volume_size <value>]
[-volume_group_names <value>]
[-logical_volume_name <value>]
[-use_logical_volume_name_as_prefix {no|yes}]
[-default_vio_server_name vioserver]
[-itcm_server itcmservername]
[-locale iso639value]
NIM MKSYSB ユーティリティを使用して AIX をイメージングするためのパラメータ
[-install_type {rte|mksysb}]
-mksysb mksysb_resource
-lpp lpp_resource
-bosinst_data bos_install_data_resource
-image_data image_data_resource
リソース グループを使用して AIX をプロビジョニングするためのパラメータ
-provision_aix true
-type res_group
-res_group_name resourcegroupname
-machine_res_name machineresourcename
-target_username targetusername
[-target_password targetpassword]
[-auth_file authorizationfilename]
[-auth_comp componentID]
-nim_master_host_name nimmasterhostname
[-scalability_server servername]
[-deploy_template templatename]
-auto_deploy {yes|no}
[-wait [timeout]]
個別リソースを使用して AIX をプロビジョニングするためのパラメータ
-provision_aix true
-type individual_res
-machine_res_name machineresourcename
-lpp lppresource
-spot spotresource
-bosinst_data bosdata
-resolv_conf resolveconf
-fb_script fbscript
-post_inst_scripts script1,script2,script3
-target_username targetusername
[-target_password targetpassword]
[-auth_file authorizationfilename]
[-auth_comp componentID]
-nim_master_host_name nimmasterhostname
[-scalability_server servername]
[-deploy_template templatename]
-auto_deploy {yes|no}
[-wait [timeout]]
(オプション)サービス コントローラ ホスト用の URL を定義します。
例: https://hostname:port/...
サービス コントローラがインストールされている完全修飾ホスト名を定義します。
例: localhost.ca.com
サービス コントローラ ホスト用のリスニング ポートを定義します。
例: 80
論理パーティションが存在する管理対象システムを制御する ハードウェア管理コンソール(HMC)または Integrated Virtualization Manager (IVM)を指定します。
論理パーティションが存在する管理対象システムを指定します。 管理対象システムは、HMC/IVM 上に存在する必要があります。
作成する論理パーティションの名前を指定します。
論理パーティションをアクティブ化するときに使用するパーティション プロファイルを指定します。 HMC には必須です。 IVM については任意で、指定した場合には、その名前がパーティション名と一致する必要があります。
パーティションの最小メモリ容量を定義します。
パーティションの推奨メモリ容量を定義します。
パーティションの最大メモリ容量を定義します。
パーティションのプロセッサ モードのタイプを指定します。 オプションは、以下のとおりです。
他のパーティションとプロセッサ リソースを共有します。
専用のプロセッサ リソースがパーティションにあることを指定します。
このパーティションの最小プロセッサ ユニット数を定義します。
値の範囲: .01 ずつインクリメント
注: このオプションは共有プロセッサでのみ使用できます。
このパーティションに割り当てられているプロセッサ ユニット数を定義します。
値の範囲: .01 ずつインクリメント
注: このオプションは共有プロセッサでのみ使用できます。
このパーティションの最大プロセッサ ユニット数を定義します。
値の範囲: .01 ずつインクリメント
注: このオプションは共有プロセッサでのみ使用できます。
このパーティションの最小仮想プロセッサ数を定義します。
注: このオプションは共有プロセッサでのみ使用できます。
このパーティションに割り当てられている仮想プロセッサ数を定義します。
注: このオプションは共有プロセッサでのみ使用できます。
このパーティションの最大仮想プロセッサ数を定義します。
注: このオプションは共有プロセッサでのみ使用できます。
管理対象システムで、別のパーティションにコミットしていない、共有プロセッサ プールのアイドル プロセッサ ユニットを論理パーティションで使用できるようにするかどうかを指定します。
注: このオプションは共有プロセッサでのみ使用できます。
オプションは、以下のとおりです。
パーティションにコミットされているプロセッサ ユニットのみを使用できます。
利用可能な場合は共有プロセッサ プールのアイドル プロセッサ ユニットをパーティションで使用できます。
(オプション)共有モードとして uncapped を選択した場合に、処理優先度の加重平均を定義します。
値の範囲: 0 ~ 255
このパーティションの最大仮想アダプタ数を定義します。
デフォルト: 2
値の範囲: 2 ~ 65,536
(オプション)物理コンポーネントの I/O スロットを指定します。 異なる I/O デバイスにこの値を複数回指定できます。
スロットの動的再構成コネクタ(DRC)インデックスを指定します。
I/O スロットに DRC インデックスが必須であることを指定します。
I/O スロットに DRC インデックスは必須でないことを指定します。
(オプション)HMC のアクティブな介入なしで、指定された論理パーティション グループが引き継いで使用できる I/O アダプタ グループを定義します。 パーティション グループは、I/O プール ID をカンマで区切って指定します。
(オプション)この論理パーティションの仮想シリアル アダプタを定義します。 変数 is_required は、true または false に設定します。 サポートされているのはクライアント シリアル アダプタのみですが、複数回指定できます。
デフォルト: スロット 1 と 2 で作成された 2 つのサーバ シリアル アダプタ
注: IVM 上で LPAR を作成する場合にはサポートされていません。
(オプション)この論理パーティションの仮想イーサネット アダプタを定義します。複数回指定できます。 オプションの値は vlan_id と trunk_priority です。 変数 is_IEEE と is_required は、true または false に設定します。 追加の vlan_id は、カンマ区切りかっこで囲む必要があります。
注: IVM 上で LPAR を作成するとき、slot_num は 4 以上である必要があります。
例: 4,false,1,,,true
(オプション)仮想ファイバ チャネル(FC)クライアント アダプタ(VIO サーバ上の FC サーバ アダプタ)を定義し、物理 FC ポートへ FC サーバ アダプタを関連付けます。 -provision_aix オプションが true に設定されている場合、このオプションは無効です。 このパラメータは複数回指定できます。 変数 is_required は、true または false に設定します。
(オプション)この論理パーティションの仮想クライアント SCSI アダプタを定義します。複数回指定できます。 変数 is_required は、true または false に設定します。
(オプション)仮想 SCSI サーバ デバイスと仮想 SCSI クライアント デバイスを定義します。この定義は、サーバ デバイス作成後に自動的にリンクされ、サーバ スロット番号が特定されます。 このパラメータは複数回指定できます。 変数 is_required は、true または false に設定します。
例: CUST-VIOSERVER,hdisk5,3,true
注: dpmlpar image コマンドを使用して論理ボリュームを作成し、-create_logical_volume オプションを「yes」に設定した場合、-virtual_scsi_server_client_adapter オプションは不要で省略されます。
(オプション)操作を実行する前にイベントを生成するかどうかを指定します。
(オプション)操作を実行した後でイベントを生成するかどうかを指定します。
(オプション)Web サービスのセキュリティ チェックで使用する認証情報を指定します。 認証情報が含まれていない場合、入力が求められます。 caaipsecurity を使用して独自のセッションをセット アップすることにより、認証情報のプロンプトを回避します。
(オプション)デフォルトの英語出力より優先させるロケールを、IS0 639_3166 の組み合わせ(たとえばフランス語の場合は fr_FR)で指定します。コマンド プロンプトのロケールを使用する場合は「native」を指定します。
(オプション)ユーザ パスワードが暗号化されているかどうかを指定します。
デフォルト: 「いいえ」
(オプション) Web サービスのユーザ ID とパスワードの入力を要求するかどうかを指定します。
デフォルト: Yes
(オプション) CA Server Automation リモート ユーザ名を指定します。
(オプション) CA Server Automation リモート パスワードを指定します。
(オプション)デフォルトの英語出力より優先させるロケールを、IS0 639_3166 の組み合わせ(たとえばフランス語の場合は fr_FR)で指定します。コマンド プロンプトのロケールを使用する場合は「native」を指定します。
(オプション)論理ボリュームを作成するかどうかを指定します。
デフォルト: no
注: dpmlpar image コマンドを使用して論理ボリュームを作成し、-create_logical_volume オプションを「yes」に設定した場合、-virtual_scsi_server_client_adapter オプションは不要で省略されます。
(オプション)論理ボリュームのサイズを MB で定義します。
(オプション)論理ボリューム グループ名をカンマ区切りのリストで指定します。
(オプション)論理ボリュームの名前を定義します。
(オプション)プレフィックスとして論理ボリューム名を使用するかどうかを指定します。
デフォルト: no
(オプション)論理ボリュームの作成に使用する VIO サーバを指定します。
(オプション) CA ITCM サーバの名前を指定します。
NIM mksysb によるイメージングに使用するパラメータ
(オプション)NIM のインストール タイプ。 許可される値は rte または mksysb です。 -install_type を指定しない場合は、rte がデフォルトです。
mksysb リソース。 -install_type が mksysb である場合にのみ有効です。
イメージング要求に使用するライセンス プログラム製品ファイルを指定します。 -install_type が mksysb である場合はオプションです。 -install_type が rte である場合は必須です。
ベース オペレーティング システム(BOS)のインストール プログラムに関する情報を含むファイルを指定します。 -install_type が mksysb である場合はオプションです。 -install_type が rte である場合は必須です。
(オプション)ルート ボリューム上に物理ディスク、ボリューム グループ、論理ボリューム、ファイル システム、およびページング領域を設定する方法が記述されたイメージ データ リソース ファイルを指定します。
プロビジョニングに使用するパラメータ
(オプション)暗号化されたパスワードの取得に使用する認証ファイルの名前をフル パスで指定します。 このファイルには、dpmutil 認証情報設定コマンドを使用して生成した CA Server Automation 管理者の認証情報が含まれます。 このオプションを指定しないと、デフォルトの認証ファイルが使用されます。
(オプション)グループ ホストとユーザに対して使用できるコンポーネント ID を指定します。
CA Server Automation エージェントを自動的に展開するかどうかを指定します。 オプションは、以下のとおりです。
CA Server Automation エージェントを自動的に展開します。
CA Server Automation エージェントが自動的に展開されないようにします。
デフォルト: no
ベース オペレーティング システム(BOS)のインストール プログラムに関する情報を含むファイルを指定します。 -install_type が mksysb である場合はオプションです。 -install_type が rte である場合は必須です。
(オプション)CA Server Automation で作成された汎用テンプレートの名前を指定します。
注: VMware vCenter で作成および管理されているテンプレートと、このテンプレートを混同しないでください。
(オプション)BOS のインストール プロセスが完了した後、NIM クライアントが初めて起動するときにデバイスの設定に使用するファイルの名前を定義します。
イメージング要求に使用するライセンス プログラム製品ファイルを指定します。 -install_type が mksysb である場合はオプションです。 -install_type が rte である場合は必須です。
マシン リソースの名前を定義します。 この名前は NIM マスタで事前定義されている必要があります。
イメージ展開を実行する NIM マスタ ホスト名を定義します。
(オプション)インストール後に実行するスクリプトをカンマ区切りのリストで指定します。
パーティションを作成した後、NIM を使用してイメージを作成するかどうかを指定します。
作成したパーティションのイメージに NIM を使用します。 true に設定すると、NIM リソース グループまたは NIM の個別リソース パラメータが使用されます。 詳しくは、「dpmnim image コマンド - リソース グループを使用した IBM AIX イメージの展開」、「dpmnim image コマンド - 個別リソースを使用した IBM AIX イメージの展開」を参照してください。 ジョブ ID は、NIM プロビジョニングが開始されると返されます。
作成したパーティションのイメージに NIM を使用しません。 ジョブ ID は返されません。
リソース グループの名前を定義します。
(オプション)有効な /etc/resolv.conf エントリが含まれているファイルを定義します。このエントリで、ローカル リゾルバ ルーチンのドメイン名プロトコル ネーム サーバ情報を定義します。
(オプション)ソフトウェア配信用の CA ITCM スケーラビリティ サーバを指定します。
イメージング要求に使用する共有製品オブジェクト ツリーを定義します。
(オプション)イメージを展開するターゲット ホスト サーバにエージェントを展開するパスワードを定義します。 パスワードを指定しない場合は、認証ファイルから取得されます。
注: 認証ファイルの設定には dpmutil CLI を使用します。
イメージを展開するターゲット ホスト サーバにエージェントを展開するユーザ名を定義します。
イメージング操作タイプ リソース グループと個別リソースのどちらを使用するかを指定します。
イメージングでリソース グループを使用するように指定します。
イメージングで個別リソースを使用するように指定します。
(オプション)ジョブ ステータスを表示し、操作が完了、失敗、またはタイムアウト(timeout の値を指定している場合)するまで待機するかどうかを指定します。 このオプションを指定しない場合、CLI は完了を待たずに戻ります。 応答がない場合、オプションの timeout の値(分)がタイムアウトするまでの時間となります。 timeout の値を指定せずに wait オプションを入力すると、CLI は caimgconf.cfg ファイルのデフォルト待機時間の 120 分を使用します。 任意の正の整数のほかに、timeout には以下の値も使用できます。
タイムアウト値はありません。
完了するまで待機します。
例: IBM AIX 論理パーティションを作成する
この例では、論理パーティションを作成しますが、プロビジョニングは行いません。
dpmlpar image -hmc ivm01 -managed_system testMS -partition_name lpartest01 -profile_name lpartest01 -max_virtual_slots 10 -min_mem 128 -desired_mem 256 -max_mem 2048 -min_procs 1 -desired_procs 2 -max_procs 5 -proc_mode shared -share_mode uncapped -uncap_weight 123 -min_proc_units .5 -max_proc_units 3.25 -desired_proc_units 1.75 -virtual_serial_adapter 2,serial_partition,1,true -virtual_scsi_client_adapter 3,scsi_partition,7,true -virtual_eth_adapter 4,true,1,(22,35,54),,true -io_slot 21020003,false
例: IBM AIX 論理パーティションを作成し、個別リソースを使用してイメージングする
この例では、論理パーティションを作成し、個別リソースを使用してプロビジョニングを行います。
dpmlpar image -hmc hmc01 -managed_system testMS -partition_name IRTEST -profile_name Default -max_virtual_slots 10 -min_mem 128 -desired_mem 256 -max_mem 2048 -min_procs 1 -desired_procs 1 -max_procs 1 -proc_mode dedicated -virtual_serial_adapter 2,SerialPartition,1,true -virtual_scsi_client_adapter 3,SCSIPartition,7,true -virtual_eth_adapter 4,true,1,(22,35,54),0,true -io_slot 21020003,false -provision_aix true -type individual_res -lpp 530lpp_res -spot 530spot_res -bosinst_data 530_bid_ow -resolv_conf master_net_conf -post_inst_scripts piScript -machine_res_name MachineName -nim_master_host_name machine.mydomain.com -auto_deploy no -target_username root -target_password password
例: IBM AIX 論理パーティションを作成し、リソース グループを使用してイメージングする
この例では、論理パーティションを作成し、リソース グループを使用してプロビジョニングを行います。
dpmlpar image -hmc hmc02 -managed_system testMS -partition_name RGTEST -profile_name Default -max_virtual_slots 10 -min_mem 128 -desired_mem 256 -max_mem 2048 -min_procs 1 -desired_procs 2 -max_procs 5 -proc_mode dedicated -virtual_serial_adapter 2,SerialPartition,1,true -virtual_scsi_client_adapter 3,SCSIPartition,7,true -virtual_eth_adapter 4,true,1,(22,35,54),,true -io_slot 21020003,false -provision_aix true -type res_group -res_group_name Res_grp -machine_res_name Machine -nim_master_host_name machine.mydomain.com -auto_deploy no -target_username root -target_password password
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