dpmhv-createVM コマンドを使用すると、VM を作成できます。 このコマンドは、ネットワーク アダプタまたはハード ディスクなどのシステム コンポーネントを持たない VM を作成します。 VM を作成する際にそれぞれのコマンドを使用して、システム コンポーネントを作成できます。
このコマンドの形式は、以下のとおりです。
dpmhv-createVM
-host hostname
-name name
[-path pathname]
[-template templatename]
[-templateid vmguid]
[-mem mem]
[-cpus cpus]
[-cpuidlimit limit]
[-cpureserve reserve]
[-cpulimit limit]
[-cpuweight weight]
[-startAction {none|auto|always}]
[-startDelay delay]
[-stopAction {save,off,shutdown}]
[-recoveryAction {none,restart,revert}]
[-retval]
[-silent]
Hyper-V Server ホストの名前を指定します。
（オプション）VM の名前を指定します。
注： VM の名前は一意である必要があります。
（オプション）作成する VM のパスを指定します（テンプレートが格納されます）。 このオプションを指定しない場合、VM は Hyper-V Server のデフォルトの場所に作成されます。 作成されたテンプレートの名前は次の場所に保存されます： %ALLUSERSPROFILE%¥ca¥vpm¥Hyper-V_Templates。
注： Hyper-V のデフォルトの場所に VM を作成しないことをお勧めします。 テンプレートを使用して VM を作成すると、仮想ディスク イメージ ファイル名が競合します。
（オプション）既存の VM の名前を指定します。 このオプションは、新しい VM を作成する場合に既存の VM の設定をコピーするために使用されます。 既存の VM から VM を作成しないことをお勧めします。 2 つの VM で仮想ディスクなどのリソースが共有され、同時に稼働できなくなる可能性があります。
注： ローカルのテンプレート カタログ内ではテンプレート名が一意である必要があります。
（オプション）既存 VM の一意の ID （GUID）を指定します。 このオプションは、既存 VM の設定をコピーして新しい VM を作成するために使用します。 既存の VM から VM を作成しないことをお勧めします。 2 つの VM で仮想ディスクなどのリソースが共有され、同時に稼働できなくなる可能性があります。
デフォルト： -1
注： このオプションは VM カタログのテンプレート ID ではなく、Hyper-V 環境の既存 VM を表します。
（オプション）作成する VM の RAM メモリをメガバイト（MB）で指定します。
デフォルト： -1
（オプション） VM に割り当てる CPU コアの数を指定します。
（オプション） VM の CPU ID 機能の制限を指定します。 このオプションを指定すると、Windows NT のようなレガシー オペレーティング システムとの互換性が向上します。
デフォルト： -1
（オプション） VM 用に予約する CPU の割合を指定します。 このオプションを指定しない場合、Hyper-V Server は全体的なシステムの使用状況に基づいて CPU サイクルを割り当てます。
デフォルト： -1
（オプション） VM で使用する CPU リソース数の制限を指定します。 このオプションを指定すると、CPU 能力が異なる物理ホスト間で VM を移行できるだけでなく、互換性が向上します。
デフォルト： -1
（オプション）仮想マシンの相対的な加重を指定します。 複数の VM が稼働している場合、このオプションはリソースの割り当てを制御します。 有効なエントリ： 整数、1 ～ 10000。
デフォルト： -1
（オプション） Hyper-V を起動する際に VM で実行するアクションを指定します。 オプションは、以下のとおりです。
何も実行しません。
VM を自動的に起動します。
注： Hyper-V ホストのシャット ダウン前に VM が稼働中だった場合は、このオプションを使用します。
VM を常に起動します。
（オプション） Hyper-V ホストが起動し、稼働してから VM を起動するまでの遅延時間を秒数で指定します。
デフォルト： -1
（オプション）物理 Hyper-V をシャットダウンする際に VM で実行するアクションを指定します。 オプションは、以下のとおりです。
VM を中断します。
VM の電源をオフにします。
システムをシャットダウンします。
（オプション）予期しないシャットダウンから Hyper-V ホストを再起動した後、VM で実行するアクションを指定します。 オプションは、以下のとおりです。
何も実行しません。
VM を再起動します。
VM の最後のスナップショットを復元します。
後で処理できるように値を返します。
画面に出力しないように指定します。
このコマンドは、新しく作成された VM の一意の識別子（GUID）を持つ文字列を返します。
例： デフォルト設定を使用して VM を作成する
この例では、デフォルト設定を使用して VM「TestVM」を作成します。
dpmhv-createVM -host hvserver -name TestVM
例： ユーザ定義のディレクトリにデフォルト設定を使用して VM を作成する
この例では、ユーザ定義のディレクトリにデフォルト設定を使用して VM「TestVM」を作成します。
dpmhv-createVM -host hvserver -name TestVM -path c:¥VMs¥TestVM
例： メモリおよび CPU コアのカスタムの値を持つ VM を作成する
この例では、メモリおよび CPU コアのカスタムの値を持つ VM「TestVM」を作成します。
dpmhv-createVM -host hvserver -name TestVM -mem 1024 -cpus 2
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