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Microsoft SCVMM を使用するために必要な設定の適用

CA Server Automation はオプションで、Hyper-V のプロビジョニングのために Microsoft System Center Virtual Machine Manager (SCVMM)と統合できます。 Hyper-V のモニタリングと管理に SCVMM は必要ありません。 SCVMM の代わりに、VM プロビジョニング用のローカル テンプレート(Hyper-V Server にバインド)を使用することもできます。

オプションの SCVMM 統合を使用するときは、以下の前提条件を確認し、必要な設定を適用します。

Microsoft SCVMM を使用するために必要な設定を適用する方法

  1. SCVMM サーバ、VM プロビジョニング用の Hyper-V ターゲット ホストの全候補、および Hyper-V PMM を実行している CA Server Automation マネージャが、同じ Active Directory ドメインのメンバであることを確認します。
  2. CA Server Automation と SCVMM で、VM プロビジョニング用の Hyper-V ターゲット ホストが設定されていることを確認します。 CA Server Automation は SCVMM のディスカバリを行いません。
  3. SCVMM で Windows Remote Management (WinRM)が設定されていることを確認します。
  4. WinRM を設定するには、SCVMM サーバのコマンド ラインで以下のコマンドを実行します。
    winrm quickconfig
    
  5. SCVMM サーバでの WinRM の基本設定に加えて、暗号化されない HTTP を許可するか、HTTPS を有効にします。

    暗号化されない HTTP トラフィックを許可するには、以下のコマンドを実行します。

    winrm set winrm/config/service @{AllowUnencrypted="true"}
    

    HTTPS を有効にするには、SCVMM サーバ用の SSL 証明書を取得、インストールして、以下のコマンドを実行します。

    winrm quickconfig -transport:https
    

SCVMM サーバ上でリモート シェル用の割り当て管理のパラメータ設定が不適切であると、環境内での SCVMM サーバの予想使用率によっては、VM プロビジョニングに失敗する可能性があります。 関係のあるパラメータは以下のとおりです。

MaxShellsPerUser

ユーザ当たりのシェルの最大数を指定します。

デフォルト: 5

MaxConcurrentUsers

シェルを開くことができる同時ユーザの最大数を指定します。

デフォルト: 5

一度に複数のプロビジョニング ジョブを見込んでいる場合、SCVMM サーバ上のパラメータ設定は以下のように増やすことができます。

winrm set winrm/config/winrs @{MaxShellsPerUser="数値"}
winrm set winrm/config/winrs @{MaxConcurrentUsers="数値"}

winrm set winrm/config/winrs @{MaxShellsPerUser="30"}
winrm set winrm/config/winrs @{MaxConcurrentUsers="10"}

Microsoft が提供している「Quota Management for Remote Shells」(英語)の記事も参照してください。