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IBM AIX コンピュータの論理パーティションの追加

プロビジョニング ウィザードを使用して、IBM AIX システム上の論理パーティションを管理できます。

IBM AIX コンピュータの論理パーティションを追加する方法

  1. [リソース]をクリックします。
  2. [エクスプローラ]ペインで[IBM PowerVM サーバ]を右クリックし、[プロビジョニング]-[LPAR のプロビジョニング]を選択します。

    プロビジョニング ウィザードが開き、[パーティションとメモリ]ページが表示されます。

  3. HMC/IVM サーバおよび管理対象ステム名を選択します。 パーティション名を指定し、HMC サーバを使用する場合はプロファイル名を指定します。 パーティション用の最小メモリ、希望メモリ、最大メモリを指定します。 [次へ]をクリックします。

    [プロセッサ]ページが表示されます。

  4. プロセッサ ユニットの一部または専用のプロセッサ、および最小、希望、最大のプロセッサ ユニットを割り当てるかどうかを指定します。 共有モードおよび仮想プロセッサの場合は、高度な設定を使用できます。 [次へ]をクリックします。

    [I/O コンポーネント]ページが表示されます。

  5. パーティションに関連付ける I/O デバイスを選択し、[次へ]をクリックします。

    注: 各 I/O デバイスについて、その I/O デバイスが論理パーティションをアクティブにするために必要であるか、オプションであるかを指定できます。 I/O デバイスが必要である場合は、I/O デバイスが利用不可であるか、別の論理パーティションに使用されていると、パーティションをアクティブにすることができません。 I/O デバイスがオプションであり、パーティションがアクティブになったときに希望の I/O デバイスが利用可能な場合は、管理対象システムが I/O デバイスをパーティションに割り当てます。 オプションの I/O デバイスが利用可能でない場合は、管理対象システムが I/O デバイスをスキップします。

    [I/O プール]ページが表示されます。

  6. (オプション)新しい I/O プールを作成するには、[I/O プール]テーブルで[+](追加)をクリックし、数値を入力して、[保存]をクリックします。

    注: パーティションに I/O デバイスを追加すると、I/O デバイスは I/O プールに属します。 このパーティションをアクティブにすると、管理対象システムは、パーティションに対して定義された I/O プールを自動的に論理パーティションに追加します。

  7. [次へ]をクリックします。

    HMC サーバが選択された場合、[仮想シリアル]ページが表示されます。

    IVM サーバが選択された場合、[仮想イーサネット]ページが表示されます。 手順 10 に進みます。

  8. (オプション)パーティション用の最大仮想アダプタを指定します。 新しい仮想シリアル アダプタを作成するには、[+](追加)をクリックし、アダプタ ID、リモート パーティション、およびリモート スロット番号を指定します。 仮想アダプタが割り当てられており、パーティション プロファイルに必要な仮想アダプタを実行するために十分なメモリが管理対象システムにあることを要求して、そうでない場合は、論理パーティションがアクティブにならないようにすることができます。
  9. [次へ]をクリックします。

    [仮想イーサネット]ページが表示されます。

  10. パーティション用の最大仮想アダプタを指定します。 (オプション)新しい仮想イーサネット アダプタを追加するには、[+](追加)をクリックし、アダプタ ID、仮想 LAN ID、アクセスする外部ネットワーク、トランク優先度、IEEE 802.1 Q 互換性、追加の仮想 LAN ID、およびイーサネット アダプタの必要性を選択します。
  11. [次へ]をクリックします。

    [仮想ディスク]ページが表示されます。

  12. パーティション用の仮想 SCSI デバイスまたは物理ファイバ チャネル ポートを指定します。 (オプション)新しい仮想 SCSI アダプタを追加するには、[仮想 SCSI アダプタ]テーブル上の[+](追加)をクリックします。

    アダプタ ID を選択し、SCSI アダプタが必要かどうかを指定して、[SCSI デバイス]テーブルでデバイス名を選択します。 希望デバイスが[SCSI デバイス]リストにある場合は、[OK]をクリックし、[仮想 SCSI]パネルで[次へ]をクリックして、最後の手順までスキップします。 新しい SCSI バッキング デバイスを追加するには、[SCSI デバイス]テーブル上の[+](新規バッキング デバイス)をクリックします。

    : 選択されたデバイスにスロット番号がある場合、それは仮想 I/O サーバ パーティションに定義された仮想 SCSI サーバ アダプタのスロット番号です。 選択されたデバイスにスロット番号がない場合は、仮想 SCSI サーバ アダプタにまだ関連付けられていません。 パーティションを作成するジョブが発生した場合、仮想 SCSI サーバ アダプタが作成され、デバイスに割り当てられます。

    注: NPIV をサポートする物理ファイバ チャネル ポートを選択すると、パーティションに対して仮想ファイバ チャネル サーバ アダプタと仮想ファイバ チャネル クライアント アダプタが作成されます。

  13. [次へ]をクリックします。

    新しいバッキング デバイスを追加する場合のみ、ストレージのプロビジョニング ウィザードが表示されます。 新しいバッキング デバイスを追加しない場合は、手順 21 に移ります。

  14. プロビジョニング メソッドを選択します。 ストレージ プロビジョニングの詳細については、「管理ガイド」の「NetApp のストレージ プロビジョニング マネージャ」参照してください。
  15. [HMC サーバ]-[管理対象システム]を選択します。
  16. [仮想 I/O サーバ]を選択します。 新しい仮想 I/O サーバを追加するには、[新規]をクリックして仮想 I/O サーバを作成します。 仮想 I/O サーバのパーティション名、ユーザ名、およびパスワードを選択し、[保存]をクリックして、仮想 I/O サーバを検証し、かつ設定を追加します。
  17. NetApp Data Fabric Manager、希望するストレージ サービス、およびその他の詳細オプションを選択します。
  18. [終了]をクリックして、要求を確認します。

    NetApp iSCSI ストレージが仮想 I/O サーバにアタッチされ、新しくプロビジョニングされたストレージが選択されます。

    [新しい SCSI アダプタ]ダイアログ ボックスが表示されます。

  19. このデバイスまたは別のデバイスを選択し、[OK]をクリックします。
  20. [次へ]をクリックします。

    [NIM]ページが表示されます。 [オペレーティング システムの展開]を切り替えることによって、NIM を使用して AIX をプロビジョニングするかどうかを選択できます。

  21. 必要なビルド マシン、システム属性、Software Delivery 情報、およびテンプレートを指定して、[次へ]をクリックします。
  22. [サマリ]ページを確認し、[コンピュータの追加]をクリックします。

    論理パーティションが作成され、NIM プロビジョニングが開始します。

    物理ファイバ チャネル ポートが選択されており、NIM が有効な場合は、パーティションに割り当てられた WWPN がダイアログ ボックスに表示されます。 WWPN 用のストレージ LUN のゾーン設定や作成には、追加設定が必要です。 NIM プロビジョニングを続行またはキャンセルするオプションがあります。 追加設定が完了した後に続行を選択することができます。 また、設定が完了した後で別の NIM プロビジョニング操作をキャンセルおよび実行することを選択できます。

IBM AIX イメージを使った MKSYSB のプロビジョニング

IBM NIM MKSYSB ユーティリティを使用すると、オペレーティング システムと追加ソフトウェアの両方を含む IBM AIX イメージを 1 回の操作でプロビジョニングできます。 MKSYSB を使ったプロビジョニングを実行するには、MKSYSB イメージおよび NIM リソースを事前に用意する必要があります。

IBM NIM 環境を MKSYSB リソースを使用して設定するときは、IBM AIX イメージをプロビジョニングするために CA Server Automation ユーザ インターフェースを使用します。

次の手順に従ってください:

注: CA Server Automation ユーザ インターフェースに管理者としてログインしていることを確認します。

  1. [リソース]をクリックし、[エクスプローラ]ペインを開きます。
  2. IBM PowerVM リソースを右クリックし、[プロビジョニング]-[NIM のプロビジョニング]を選択します。

    [NIM で AIX をプロビジョニング] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. 以下のフィールドを指定します。
    NIM マスタ

    NIM 環境を設定するコンピュータを指定します。 環境内に配置できるアクティブな NIM マスタ サーバは 1 つのみです。

    マシン リソース名

    NIM のインストールおよび更新操作のターゲット コンピュータを指定します。

  4. [インストール タイプ]ドロップダウンで、[mksysb]を選択します。
  5. [リソース タイプ]ドロップダウンで、[リソース グループ]を選択します。
  6. MKSYSB リソース グループを選択します。
  7. [システム属性]ペインで、ホスト NIM システムにログインするために管理者の認証情報を提供します。

    注: 管理者のユーザ ID とパスワードは、IBM AIX イメージング設定時に install_path/imaging/etc/ca_post_install.sh スクリプトで指定したものと一致する必要があります。

  8. [コンピュータの追加]をクリックします。

新規 IBM AIX システム イメージが作成され、使用する準備ができています。 MKSYSB リソース グループをすでに利用可能にしておくことで、プロビジョニングで複数ステップのビルド プロセスを実施する必要はなくなりました。