これらのコマンドは、ファイルまたはディレクトリを別の場所に移します。 移動元または移動先の場所のどちらかはローカル サーバ上に存在する必要があります。 2 つのリモート システム間での操作はサポートされていません。 リモート ホストを指定するには、パス名の前にホスト名とその後に 2 個のコロン(::)を指定します。 操作は SFTP によって実行されます。 したがって、リモート システムにクライアント AutoShell がインストールされている必要はありません。SFTP アクセスが可能な SSH サーバがあれば十分です。 set alternate コマンドを使用して、ファイルに出力を書き込むことができます。
移動と名称変更は、この場合同じです。
コマンドの構文は以下のとおりです。
{mv|ren} src trg [-silent] [-retval] [-R] [-user username] [-pass password] [-key key phrase] [-port portnumber]
移すディレクトリまたはファイルを指定する検索マスクを定義します。 Windows の区切り文字には、円記号(¥)またはスラッシュ(/)を使用できます。 UNIX 系のシステムでは、スラッシュを使用する必要があります。 プラットフォーム間のスクリプトの互換性のために、パスの指定にはスラッシュのみを使用してください。
検索マスクは、DOS のワイルドカード検索と互換性のある、簡略化された正規表現構文を使用します。
他の文字はすべて特殊文字ではありません。それぞれの文字に一致します。
移動先のパスを定義します。
(オプション)アクティブな出力ストリームへの出力を抑制します。
(オプション)戻り値を表す配列を作成します。 配列には新規ファイル名が格納されます。 要素はそれぞれ、1 つの宛先ファイルの完全修飾名を表す文字列から構成されます。
(オプション)ディレクトリを再帰的にコピーします。
(オプション)リモート ノードにログインするユーザ名を指定します。 ユーザ名はパスワードまたは公開鍵認証に必要です。 ユーザ名を指定しない場合、AutoShell へのログイン時に入力されたユーザ名が使用されます。 引用符で囲まれていない引数トークンは自動的に文字列に変換されます。 式のコードは丸かっこ内に配置して、式が自動的に引用符で囲まれないようにします。
デフォルト: $$User
(オプション)リモート ノードへのログインに使用するパスワードを指定します。 パスワードを指定しない場合、AutoShell へのログイン時に入力されたパスワードが使用されます。 このコマンドを発行した後に非表示でパスワードを入力するには、引数としてオプションのプロンプトと PW_GET() を指定します。 引用符で囲まれていない引数トークンは自動的に文字列に変換されます。 式のコードは丸かっこ内に配置して、式が自動的に引用符で囲まれないようにします。
デフォルト: $$Pass
(オプション)リモート ノードへのログインに使用する、RSA の秘密鍵が保存されているファイルへの絶対パスまたは相対パスを指定します。 秘密鍵とパスワードが指定された場合、AutoShell はまず公開鍵でログオンしようとします。公開鍵でのログオンに失敗した場合は、パスワードでログオンします。 引用符で囲まれていない引数トークンは自動的に文字列に変換されます。 式のコードは丸かっこ内に配置して、式が自動的に引用符で囲まれないようにします。 このパラメータは、公開鍵認証を使用して、オンザフライで SSH セッションを作成する場合にのみ必要です。
デフォルト: ""
秘密鍵のパスフレーズを指定します。 キーが暗号化されていない場合、パスフレーズは不要です。 このコマンドを発行した後に非表示でパスワードを入力するには、引数としてオプションのプロンプトと PW_GET() を指定します。 引用符で囲まれていない引数トークンは自動的に文字列に変換されます。 式のコードは丸かっこ内に配置して、式が自動的に引用符で囲まれないようにします。
デフォルト: ""
(オプション)ターゲット システムに接続するポートです。
デフォルト: SSH の標準ポート 22。
例
ファイル c:/test/test1.log をディレクトリ c:/test1 に移します。
mv c:/test/test1.log c:/test1
ディレクトリ c:/test 全体をディレクトリ c:/test1 に移します。
mv c:/test c:/test1 -R
ディレクトリ c:/test 全体をリモート ホスト remotesys のディレクトリ c:/test1 に移します。
mv c:/test1/ remotesys::c:/test1/ -R
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