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ルールとアクション

ルールとアクションを設定するには、まずルールとアクションについて理解し、それらが相互にまたは他のコンポーネントと対話する方法について理解する必要があります。 これらのインタラクションを理解することによって、ルールとアクションをセットアップしてデータ センターを効率的に管理する最適な方法を決定することができます。

CA Server Automationはメトリックを収集して分析し、リソースを分配する方法に関する分析に基づいて最適な決定を行います。 たとえば、CA Server Automation がサーバまたはサービスを高稼働率または低稼働率であると判断した場合は、新しいコンピュータをプロビジョニングできます。

使用状況はサーバ レベルおよびサービス レベルでモニタされます。 サーバ レベル モニタリングでは、特定のサーバの診断問題に関与するため、重要なパフォーマンス インジケータのみが使用されます。 サービス レベル モニタリングでは全体としてサービスに関する問題を診断し、全体の使用率がパフォーマンス インジケータとして使用されます。

ルールはサーバ レベルまたはサービス レベルで作成できます。 ルールを作成してパフォーマンス メトリックおよび生成されたイベントを評価します。 ルールは、個別の条件または条件の組み合わせで構成されます。アクションが実行されるようにするには、全体を true の状態に評価する必要があります。 ルールは独自のルールを作成するか、またはルール テンプレートのセットを選択し、自動化ポリシーを使用して生成することもできます。

: パフォーマンス メトリックおよび説明のリストについては、「リファレンス ガイド」を参照してください。

デフォルトでは、ルールはデータ センター レベルで収集設定に定義されている記録間隔(デフォルト = 300 秒)で評価されるか、モニタされたメトリック値が原因でイベントが発生した場合に評価されます。 データ センターとは異なる間隔を設定する場合は、特定のサーバを設定してデフォルトのデータ センターの記録間隔を上書きすることができます。 サーバ レベル ルールは設定されたサーバ レベルの記録間隔で評価されます。 サービス レベル ルールは、そのサービス内のすべてのサーバの中で最も短い記録間隔で評価されます。 記録間隔を変更する場合は、ポリシー マネージャ サービスを停止して再起動し、ルールを評価するために更新された間隔を取得して使用します。

メトリックは評価データのソースです。 メトリック ルールが true に評価すると、アクションはトリガされます。 ルールが true に評価するには遅延が超過している必要があります。 あるシナリオでは、ルールの一度だけの違反でアクションがトリガされるようにするために遅延を 1 に設定しますが、他のインスタンスでは、一度だけのイベントでのルールのトリガを望まない場合があります。

たとえば、CA Server Automation が、呼び出しを管理したり、問題の解決策を追跡したり、企業ナレッジを共有したり、IT 資産を管理するカスタマ サポート アプリケーションの CA SDM に統合されるとします。 アクションがトリガされた場合に自動的にチケットがオープンされるようにするには、アクションが CA SDM と対話するよう設定します。 これはサードパーティの承認が必要なアクションに役立ちます。 サードパーティが CA SDM でユーザのチケットを承認した後で、アクションは自動的に実行されます。

また、開始コンポーネントを使用して、指定された時刻にアクションが実行されるようにスケジュールすることもできます。 ジョブを作成するときに、アクションの最新のパラメータが保存されます。 ジョブがサブミットされた後でアクションの詳細を変更しても、すでに実行されるようにスケジュールされていたジョブには影響を及ぼしません。 すでにスケジュールされているジョブのアクションの詳細を変更する必要がある場合は、アクションを使用するジョブを開いて再度それを保存し、それを新しいアクションの詳細で更新します。

関連項目:

CA SDM の設定

CA SDM チケット ステータス設定の構成

ルールの設計

アクションとルールの作成

自動化ポリシーの作成