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非特権ユーザ アカウントを使用した UNIX/Linux へのリモート展開

非特権ユーザ アカウントを使用する場合は、sudo 設定に関する以下の要件を考慮してください。

• sudo では、実行されたプログラムに有効な疑似端末が接続されていることを強制できません。 このような検証を特定のユーザ（グローバルに有効である場合）に対して無効にするには、/etc/sudoers ファイルに「Defaults: $username !requiretty」という行を追加します。 $username は、リモート展開に使用する実際のユーザ名に置換します。

  ファイルを編集する標準的な方法は、visudo コマンドの使用です。 visudo コマンドは $EDITOR を起動します。 編集が完了すると、ファイルの構文が確認されます。 結果が有効でない場合、visudo はファイルの保存をブロックします。

• sudo では、上位のプログラムを実行する前にユーザにパスワードを要求できません。 この動作を実行するには、ユーザに権限を与える行に NOPASSWD: キーワードが存在することが必要です。
• sudo では、必要なコマンドまたはすべての実行が可能である必要があります。 上記の要件を満たす設定エントリ（/etc/sudoers 内の行）の例は、次のとおりです。

  $username ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL
  

  または

  $username ALL = NOPASSWD: /usr/bin/id,/bin/sh /tmp/idprimer/PifInst *
  

  注： $username は、リモート展開に使用する実際のユーザ名に置換します。 「id」および「sh」のパスが /usr/bin/id または /bin/sh とは異なる場合は、設定エントリのパスを適切に調整してください。

Solaris では、pfexec の以下の要件を考慮してください。

• すべてのローカル ユーザには、以下のコマンドで「プライマリ管理者」プロファイルを付与できます。

  usermod -P “Primary Administrator” {user}
  

• /etc/user_attr ファイル内のエントリを手動で追加することで、すべての非ローカル ユーザに「プライマリ管理者」プロファイルを付与できます。

  user::::type=normal;profiles=Primary Administrator