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ログ モニタ テーブルのフラグ

ログ モニタ テーブルの logMonitorFlags 列は、対応するログ モニタ テーブル行に追加の動作を指定できる、32 ビット符号なし整数です。 デフォルトでは、ログ モニタ テーブル行は以下を実行します。

• 自分を再初期化しようとする
• SNMP トラップを送信する
• 一致したものを共通ログ ファイルにログ記録する
• アクションを呼び出す（アクションが設定されている場合）

これらのデフォルトを変更するように、さまざまなフラグ ビットを指定できます。 SystemEDGE エージェントは、16 進（基数 16）法で表記されたすべてのフラグを解釈します。

ログ モニタ テーブルのフラグ（logMonitorFlags）を以下に示します。

フラグ値は 3 つのフィールドから構成されます。

• フィールド 1 には、Systems Management Empire MIB のモニタ テーブル用に定義された共通のテーブル フラグが含まれます。 この部分はフラグの低位 8 ビットです。
• フィールド 2 には、各モニタ テーブル用に個別に定義された、テーブル固有のフラグが含まれます。 このフィールドは、共通テーブル フラグの次の低位 12 ビットを定義します。

  ログ モニタ テーブル用に 12 ビットがどのように定義されるかの詳細については、「ログ モニタ テーブル」の図を参照してください。

• フィールド 3 には、テーブル固有のフラグで使用する整数値用の予約済み高位 12 ビットが含まれます。 このフィールドにはログ モニタ テーブルに固有のフラグが含まれます。

以下のセクションでは、各フラグ ビットを定義します。 OR 論理演算によってフラグの値を組み合わせることができます。

以下のリストではログ モニタ テーブルのフラグについて説明します。

0x00000001

このエントリに対して、アクションが実行されないようにします。

0x00000002

このエントリに対して、SNMP トラップが送信されないようにします。

0x00000004

このエントリの再初期化を無効にします。 デフォルトでは、モニタ対象のログ ファイルが常に利用不可能な場合、エージェントは定期的にこのテーブル エントリを再初期化しようとします。

0x00000008

sysedge.log ファイル内で、このエントリに対し、トラップのログが記録されないようにします。 このビットを設定しても、トラップの送信には影響しません。 イベントが頻繁に発生する場合、または特定のエントリをエージェントのハートビートとして使用している場合は、イベントのログ記録を無効にすると有用です。

0x00000010

エージェントがログ ファイル モニタリングを再初期化することを試みて失敗するたびに、このエントリの継続的な logMonEntryNotReady トラップを送信します。

エージェントのデフォルトの動作では、モニタ対象のログ ファイルが存在しなくなったとき、またはそのログ ファイルへのアクセス時にエラーが発生したときに、単一の logMonEntryNotReady トラップが送信されます。

エージェントは、定期的にエントリを再初期化しようとします。 この機能を有効にすると、エージェントは、再初期化が失敗するたびに、logMonEntryNotReady トラップを送信します。

0x00000020

アクション スクリプトまたはプログラムへのデフォルト引数の受け渡しを無効にします。 SystemEDGE は、通常、トラップ タイプ、説明フィールドなどを示すデフォルト アクション パラメータを渡します。 アクション パラメータの詳細については、「ログ モニタ テーブルのアクション パラメータ」を参照してください。

0x00000040

このエントリに対して notReady トラップが送信されないようにします。notReady トラップのログは記録されず、notReady トラップに対してアクションも実行されません。

0x00000100

正規表現の評価に NOT 論理演算子を適用します。 このフラグを有効にすると、一致した正規表現は false と評価され、結果として、トラップは送信されず、アクションも実行されません。 正規表現に一致しないすべてのエントリは true と評価され、結果としてトラップが送信され、指定された任意のアクションが実行されます。

0x00000200

ログ ファイルのサイズを追跡しますが、ファイル全体の解析は行いません。 このフラグは、セルフ モニタリングと共に使用することにより、ログ ファイルの存在およびファイル サイズを追跡するのに役立ちます。

0xXXX00400

X 件の一致が発生するまで、モニタがイベントをトリガしないことを指定します。 この値はスキャン単位で計算されます。 このフラグを設定すると、一致の件数が 0x###00000 に格納された X の値を超えるまで、トラップ、イベント ログ記録、およびアクションが抑制されます。値を超えると、単一のイベントがトリガされます。 このフラグは、イベントが頻繁に発生する場合に、トラップ トラフィックを最小化するのに役立ちます。

0x00000800

特定のログ ファイルの代わりにディレクトリをモニタするように指定します。

0x00001000

ディレクトリを再帰的にモニタします。

0x00002000

ディレクトリ モニタリング中にシンボリック リンクをたどらないように指定します。 このフラグは、必ず 0x00000800 フラグ（ディレクトリ モニタリングのみ）と共に使用してください。

0x00004000

logMonitorLogFileSize 変数を、バイト単位ではなく、キロバイト単位でレポートします。

0x###00000

この X の値は 0x00000400 と共に使用され、イベントをトリガする前に必要なイベントの数を指定します。

以下の図は、ログ モニタ テーブルに固有のフラグ ビットを示します。