前のトピック: ユーザ固有のメトリック(MIB 拡張)をモニタする方法

次のトピック: SRM ポリシーを作成する方法


特定の Windows パフォーマンス レジストリのメトリックをモニタする方法

次の例では、ユーザ固有のメトリックをモニタする方法を、手順を追って説明します。 Windows パフォーマンス オブジェクトおよびカウンタで使用する名前は、perfmon.exe 内の名前と一致する必要があります。

ユーザ固有のメトリック(MIB 拡張)をモニタする方法

  1. Windows パフォーマンス レジストリのメトリック用に MIB 拡張を作成します。
    1. ユーザ インターフェースから[リソース]タブをクリックし、[設定]ペインを開き、[ポリシー]ツリーを展開して、適切なサブカテゴリをクリックします。

      [ポリシー詳細]が右ペインに表示されます。

    2. MIB 拡張]タブをクリックします。

      [MIB 拡張]ページが表示されます。

    3. Windows パフォーマンス]をクリックします。

      [Windows パフォーマンス定義済み拡張]ペインが表示されます。

    4. [追加]フィールドに以下のデータを追加します。
      例:

      インデックス: 1 (この拡張が 1 つ目である場合)。

      タイプ: integer

      オブジェクト: システム

      カウンタ: プロセス数(実行中のプロセスの合計を指定します)。

      システム メトリックには「インスタンス」がないため、このフィールドは空白のままになります。

      注: ポリシーを作成する際に、オブジェクトとカウンタのカスタム エントリを指定できます。 同じメトリックは、別のポリシーを作成する際に将来使用するために保存されます。

    5. 追加]をクリックします。

      MIB 拡張がポリシーに追加されます。

    6. ポリシーの保存]をクリックします。

      ポリシーが保存されます。

  2. 新しいモニタの値を確認するためのしきい値モニタを作成します。
    1. モニタ]をクリックし、[しきい値]をクリックします。

      [しきい値モニタの詳細: 編集]ペインが表示されます。

    2. [+](新規)をクリックして、モニタを作成します。

      [しきい値モニタの詳細: 新規]ペインが表示されます。

    3. 以下のしきい値設定を行います。
      インデックス

      使用するテーブル インデックスを定義します。

      プラットフォーム

      プラットフォームを指定します。

      説明

      オプションの説明を定義します。

      オブジェクト クラス

      モニタするオブジェクト クラスを指定します。 値は利用可能な MIB テーブルを参照します。

      オブジェクト クラス名

      オブジェクト状態モデルに使用するオブジェクト クラス名を定義します。 値は任意の文字列(たとえば FileSystems)です。

      オブジェクト属性

      モニタするオブジェクト属性を指定します。 値は、オブジェクト クラスとして選択されたテーブルの利用可能な属性を参照します。 属性(たとえば devCapacity = 1.3.6.1.4.1.546.1.1.1.7.1.14)は、このしきい値モニタでモニタする MIB オブジェクト(OID)の初期部分を指定します。

      オブジェクト属性名

      オブジェクト状態モデルに使用するオブジェクト属性名を任意の文字列で定義します(たとえば「PercentUsed」など)。

      オブジェクト インスタンス

      モニタするオブジェクト インスタンスを指定します。 この値、たとえば、デバイス テーブル(devTable)内の 3 番目の行をモニタするための .3 は、このしきい値モニタでモニタする MIB オブジェクト(OID)のインデックス部分を指定します。 いくつかのオブジェクト クラスについては、インスタンス自体の名前を指定できます(たとえば .3 の代わりに C:、または UNIX マシンで /var)。

      オブジェクト インスタンス名

      オブジェクト状態モデルに使用するオブジェクト インスタンス名を定義します。 値は任意の文字列(たとえば SysVol_C)です。

      間隔

      モニタの評価間隔を 30 秒の倍数で定義します。

      [しきい値設定]ページで、以下の設定を定義できます。

      重大度

      オブジェクト状態モデルで使用する重大度を指定します。

      演算子

      使用する演算子を指定します。

      使用する値を定義します。

      サンプル タイプ

      使用するサンプル タイプを指定します。

      [保守ウィンドウ]ページで、以下の設定を定義できます。

      状態

      モニタ保守エントリがアクティブであるか、非アクティブであるかを指定します。

      開始時刻

      モニタがオフになり、保守ウィンドウが開始する開始時刻を定義します。

      停止時刻

      モニタが再びオンになり、保守ウィンドウが終了する停止時刻を定義します。

      [オプション設定]サブタブで、さまざまなモニタ エントリまたは履歴制御エントリで使用可能な以下のフラグを定義できます。

    4. 保存]をクリックします。

      モニタがポリシーに追加されます。

  3. アクション]をクリックし、[適用]をクリックしてポリシーをコンピュータに適用します。

    [選択したマシン]ペインが表示されます。

    1. 選択したマシンが正しいことを確認して、[適用]をクリックします。

      MIB 拡張が追加されたポリシーが、選択したコンピュータに適用されます。

    2. ポリシーに戻る]をクリックします。

      [ポリシー詳細]ペインが表示されます。

エージェントが設定されたら、[エクスプローラ]-[サマリ]の下にある[リソース]タブでこのしきい値モニタの状態を表示できます。