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容量メトリック

共有プロセッサ プールでは、プロセッサ容量の制御が可能で、特定のパーティション セットを物理共有プロセッサ プールから消費できます。 プロセッサ プール内の各パーティションは、プロセッサの割り当てが保証されます。 上限のないパーティションは、追加の容量を予約プール容量から割り当てられる場合があります。 プロセッサ プールのパーティションでその割り当て容量を使用しないものがある場合は、未使用容量がその他のパーティションで使用されます。 同じプール内にある上限のないその他のパーティションは、上限なしの重みに基づいて追加の容量が割り当てられます。 以下のメトリックにより、共有プロセッサ プール内のプロセッサ容量の使用率が定義されます。

Entitled pool capacity

共有プロセッサ プール内のパーティションの割り当て容量と予約プール容量の合計を表します。

Available pool capacity

共有プールで利用可能な物理プロセッサ(app)(共有プールの未使用部分)を示します。

例: 利用可能な物理プロセッサと CPU 使用率の関係

「lparstat」コマンドを使用すると、共有プールで利用可能な物理プロセッサ(app)が表示されます。 lparstat コマンドは、共有プロセッサ プールの使用権限を有効にしたすべての論理パーティションから実行できます。 共有プールのサイズは 8 個の CPU (psize)です。 各サンプル間隔で利用可能なプロセッサは、[app]列に表示されます。 システム設定は次のとおりです: type=Shared、mode=Uncapped、smt=4、lcpu=4、mem=1024 MB、psize=8、ent=0.10。 利用可能なプロセッサ値 7.92 に対して、CPU 使用率が 1.0 パーセントの場合は、次のように計算されます: ((8.0 - 7.92)/8.0)。